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「自衛隊加憲論」は矛盾が未解決で無責任な提案である ここがおかしい 小林節が斬る!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/214307
2017年9月26日 日刊ゲンダイ 文字お越し
小林節・慶大名誉教授(C)
自民党は、総選挙の公約の中に、憲法9条はそのままにして「自衛隊」を憲法典の中に明記する提案も入れるとのことである。
しかし、それは、本質的な矛盾(つまり国の存続に関する危険)を未解決のままでの無責任なスローガンである。
確かに、多くの憲法学者と少数の頑固な護憲派は、今でも自衛隊は違憲だと主張し、それでいて、わが国の安全保障について責任ある代案を持ってはいない。それに対して、国民世論の過半数は理屈抜きで今の「紳士的な自衛隊」を受け入れているように見える。
だから自衛隊「加憲論」が出てきたのだが、それは、前提問題である9条1項、2項に起因するわが国の独立と平和に関する根本問題を回避した無責任で危険な提案である。
歴史的には敗戦国日本が米軍の管理下で制定した憲法9条は、1項で(侵略)戦争を放棄し、2項で軍隊と交戦権(つまり国際法上の戦争の道具と法的資格)を否定している。
しかし、冷戦期のソ連の存在と朝鮮戦争の勃発が、軍隊ではない第二警察(警察予備隊)としての自衛隊の創設を促した。それは、行政権のうちである以上は合憲であるが、当然、国内の管轄権のみで、「専守防衛」(海外派兵禁止)の存在である。
ところが、一昨年強引に制定された新安保法制では、要するに「わが国の安全保障に重大な影響がある」と政府が認定した場合には海外派兵ができることになっている。しかし、9条2項(交戦権の否定)がそのままなので、その新法の下でも自衛隊は他国の「軍隊」と同様な行動の自由は与えられておらず、実際には戦場で隊員は自由に武器も使用できず、かえって大きな危険に遭遇しかねない。
だから、誠実な自民党国防族議員は、9条2項の削除が先であろうと懸念している。
何が何でも「改憲」の実績を残すことだけが目的で、今の「戦争をしたことのない」自衛隊が国民の多数派に受け入れられているからといって、正確に問題を知る由もない大衆に向かって「あの自衛隊を憲法に書き込むだけだから」といった調子で改憲提案をすることは、政治家として不謹慎であろう。これは、実は、自衛官に対しても失礼である。
ここがおかしい 小林節が斬る!
― 桃丸 (@eos1v) 2017年9月26日
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#安保法制 を白紙に戻してから、あらためて考えた方がいいと思います。#ヤバすぎる緊急事態条項
― utubyou009@護国−憲法破壊反対 (@utubyou009) 2017年9月26日
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