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二大保守政党制に向かう政局を予言する共同通信の世論調査  天木直人
http://www.asyura2.com/17/senkyo231/msg/725.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 9 月 05 日 08:15:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

二大保守政党制に向かう政局を予言する共同通信の世論調査
http://kenpo9.com/archives/2289
2017-09-05 天木直人のブログ


 前原民進党が決まった後に、共同通信が真っ先に世論調査を行った。

 その共同の世論調査結果を見て私は直感的に思った。

 衆院解散・総選挙に向けた政局において、そしてその結果がどうであれ、その後の政局において、日本はいよいよ二大保守政党制に向かって政界大編成が進むに違いないと。

 共同通信の世論調査が教えてくれた一つは、前原民進党に期待する国民より、期待しない国民の方が多い事だ。

 これは、いくら前原代表が全力を振り絞っても、民進党のままでは政権を取れる野党第一党にはなれないということだ。

 実際のところ前原代表は、代表になる前から民進党にこだわらないということまで口にしていた。

 よくわかっていたのだ。

 その方向で動いて行くだろう。

 二つは、小池新党への期待の低さだ。

 小池新党が国政に参加することを望まない国民が、望む国民よりはるかに多い。

 この事は、小池都知事の最近の一連の言動が、小池百合子という政治家の本性を露呈したことと無縁ではない。

 もはや小池百合子への期待が急速に失速しつつあるということだ。

 三つ目は安倍政権の支持率が依然として不支持率より低いということだ。

 安倍首相という政治家に対する国民の反発は依然根強いのである。

 もし臨時国会冒頭から加計・森友疑惑追及が再開されれば安倍不支持率は再び大きくなるだろう。

 もはや安倍自民党では戦えないということだ。

 最後に私が注目したのは、共産党との連立政権を望まないという国民が過半数を占めていることだ。

 これは、野党共闘がいくら成功しても、選挙協力どまりであり、選挙協力どまりの共闘は、悪く言えば野合、よく言っても、既存の政党、政治家の選挙における票の奪い合いでしかないということだ。

 野党共闘などといのは、既存の野党、野党政治家にコミットした政治好きの限られた国民にとっては一大事であるかもしれないが、大多数の一般国民にとっては、国民を置き去りにした、つまらない政治ゲームなのである。

 この4つの世論から何が見えて来るのか。

 それは、ポスト安倍をめぐる分裂含みの自民党と、政界大政変を望む前原民進党と、期待が先行した後に失速しつつあるが、それでもなお国民の期待を維持している小池新党の、政権争奪の合従連衡が始まるという事である。

 保守でありながら、いかにリベラルを取り入れて国民の期待に応えるか、いわゆる保守のリベラル競争が始まるのだ。

 その一方で、共産党は選挙の時だけは選挙協力の一点で存在感を示す事は出来ても、選挙後の政治においては、政策形成のプロセスに入る事はない。

 これを要するに、これからの日本は、いわゆる保守二大政党による政権交代の時代に向けて動き出すということだ。

 そしてそれは、安倍政権のような改憲、極右ではなく、日米安保と憲法9条の矛盾を巧みに両立させ、常識的で現実的な政策を競い合う政治になる。

 まさしく安倍以前の自民党政治に戻るということだ。

 つまり政権交代というよりも派閥の権力争いによって、行き過ぎた政治が監視、抑制される政治になっていくのだ。

 岸田でも石破でも前原でも小泉でも小池でも、大した違いはないのである。

 55体制時代のような左翼大衆政党である社会党がなくなってしまうだけ、より保守的、現実的な時代になる。

 これが小選挙区制の選挙の行き着く先である。

 それは取りも直さず日米同盟最優先の政治が続くという事であり、官僚組織をうまく使う政治に戻るという事である。

 それが日本国民の選択なのだ。

 この私の予想を裏切って、まったくい新しい政治の動きが出て来ないと政治は面白くならない。

 若者の政治離れは変わらない(了)



内閣支持率横ばい、44.5% 共同通信世論調査
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS03H99_T00C17A9000000/
2017/9/3 22:37 日経新聞



 共同通信社が2、3両日に実施した全国電話世論調査によると、安倍内閣の支持率は44.5%で、内閣改造直後の前回8月調査から0.1ポイント増の横ばいだった。不支持率は2.9ポイント増の46.1%で、支持と不支持が7月以来、再び逆転した。民進党の前原誠司新代表には「期待しない」が51.2%で、「期待する」の40.3%を上回った。

 前原氏の前任の蓮舫氏に対しては、就任直後の昨年9月調査で56.9%が期待を示した。民進党が今後の国政選挙で、共産党などとの共闘関係を「続けた方がよい」は33.0%、「よいと思わない」は51.8%だった。

 小池百合子東京都知事の側近が年内結成を目指す国政新党に「期待する」は38.4%で、「期待しない」が51.0%となった。

 日本上空を通過する弾道ミサイルを発射した北朝鮮への対応について「圧力を強化する」が52.6%、「対話を重視する」が42.7%だった。

 望ましい衆院解散・総選挙の時期は「任期満了に近い来年秋から冬」が42.5%、「年内」15.4%、「来年春ごろ」12.9%、「来年早々」10.7%の順となった。

 安倍晋三首相が目指す憲法改正を巡り、自民党が来年1月からの通常国会に改憲原案を提出すべきだとの回答は46.8%。「提出の必要はない」の37.5%を上回った。

 政党支持率は自民党が前回比4.3ポイント減の34.7%、民進党は0.2ポイント増の7.5%。公明党4.0%、共産党3.0%、日本維新の会2.5%、自由党0.3%、社民党0.7%、日本のこころ0.1%、「支持する政党はない」とした無党派層は45.9%だった。〔共同〕


 


 

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コメント
 
1. 2017年9月05日 09:03:11 : 1xowL8UA62 : 3Nv3TtE4PIo[252]
>民進党が今後の国政選挙で、共産党などとの共闘関係を「続けた方がよい」は33.0%、「よいと思わない」は51.8%だった。

既存の支配勢力ならびに体制側を支持する方々は野党共闘は手ごわいので止めてほしいということなのだ。

うまみが無くなると困る。

相手が嫌がることをするのが一番効果的なんだね。


2. 2017年9月05日 09:31:13 : 34ezwitPAI : n8rObToHP9Y[81]
第二自民党と言われる野党が、自民党へ行かず、居残っていることが問題の根。

第二自民党の前原とその一派が、民進党にいることは、大きな違和感。

これで野党統一が、出来るわけがない。

中道小池新党「日本first」に、野党が統一するしかあるまい。

政権交代には、数と力が必要、加計に代表される税金泥棒の安倍政権、これを倒すことが、絶対目標。

何が大事か、全国民は肝に銘ぜよ。

選挙開票は、三日かけても衆目の前で、手作業とすること。


3. 2017年9月05日 09:33:02 : FDHXvifQCs : GFCtB6AJt5U[7]
 共同の世論調査は恣意的なんだよ。

 民進・前原に期待しないが「51・2%」と言ったところで、調査した人間全員を対象にした設問だから、自民の支持34・7%プラス公明の支持4・0%、維新の2・5%、日本の心の0・1%を足し算すれば、これだけで41・3%になる。これらの支持層はアンチ民進なのだから、前原なんかどうでもいいはずだ。
 さらに、おそらく無党派の45・9%の中には、期待なんかできない小池新党(?)に期待する、テレビ等に洗脳された者が10%くらいいるのだから(全調査対象の38・4%が小池新党に期待しているらしいから)、これらを合算すれば「51・2」%という数字は出てくる。

 逆に、前原に期待する者が「40・3%」もいるということは、民進支持7・5%、社民支持0・7%、自由支持0・3%、共産支持3・0%にプラスして、無党派層の45・9%のうちの七割近くが期待しているということになるのでは? 要するに、いまの安倍に不満を持つ層の大半は前原を歓迎していると読めなくもない。
 民進支持とした回答者にあらためて「前原に期待しますか」と質問し、期待しないが五割以上もいたら問題だが、質問者全員に聞いていて、「期待しないが50%以上」と解説する共同の世論調査はインチキだと言っていい。

 民進と共産の共闘を「よいと思わない」と答えたのが「51・8%」と言っても、上記の理由と同じで、「前原に期待しない」と回答した層にダブる。つまり、無党派層の多くは共闘を期待しているんじゃないか?

 安倍の支持率不支持率が逆転したとはいえ、いまだ44%超というのにも眉に唾を付けたくなる。

 どうした、共同!


4. あおしろとらの友[686] gqCCqIK1guuCxoLngsyXRg 2017年9月05日 09:49:41 : 1PWrUls55o : 2F@5eC3WqGg[2]
共産党などとの共闘関係を、「よいと思わない」は51.8%だった。

思ってるだけなんでしょう? なんとなく。


5. 新共産主義クラブ[4510] kFaLpI5ZjuWLYINOg4mDdQ 2017年9月05日 10:08:29 : MBRMoOKj32 : wH@@MxV3ZPA[2]
>民進党が今後の国政選挙で、共産党などとの共闘関係を「続けた方がよい」は33.0%、「よいと思わない」は51.8%だった。
 
 
 選挙戦術的な質問は、支持層別に調査しないと、あまり意味がない。

 今回の調査では、
 
「政党支持率は自民党が前回比4.3ポイント減の34.7%、民進党は0.2ポイント増の7.5%。公明党4.0%、共産党3.0%、日本維新の会2.5%、自由党0.3%、社民党0.7%、日本のこころ0.1%、「支持する政党はない」とした無党派層は45.9%だった。」
だったので、
 
母集団の与党支持者の割合が、野党支持者の割合よりも高く、与党支持者が、民進党の共産党などとの共闘を脅威とみなしていると推測できる。
 
 今回の調査の結果からは、野党共闘は、野党にとって戦術的に有効だと推論するのが概ね妥当だろう。
 
 今回の世論調査は、調査の設計者の技量が未熟だったようだ。
 
 他社の世論調査では、この種の質問については、支持層別に調査することが多い。
 


7. 佐助[4747] jbKPlQ 2017年9月05日 12:39:23 : FzZWrKYiSU : _me5YTx1i94[140]

戯言にスギナイ
二大保守政党制になることはない,しかも2030年までは,近代二大政党制は機能しません。

社会主義が確かに2025年までに自壊します,それは一党独裁支配制にしたからです。二大保守政党制になる前兆ではない。平和的革新的が生まれるための単なるシナリオ。

一党独裁下の国家・企業・個人が、利己的に防衛思考し行動する法則の作用から逃れることはできない。資本主義国家でも、官僚支配するビジネスに参加するにはコネと賄賂が絶対必要である。社会主義政治体制は官僚支配なので、どんな開放政策にも認可権がつきまとう。そのため、自由経済システムそのものも腐敗堕落が避けられない。

2030年まで保保二大政党制や保革二大政党制にはならない,米国の大統領選で何も感じませんでしたか?二大保守政党制は,保守独裁政権の願望にスギナイ。

しかも日本の保守(自民党・民進党・公明党)は,一党独裁支配の社会主義がまもなく自壊すると革新・改革を止めてしまう。


8. 2017年9月05日 12:42:53 : vUHs6wJPas : vgKiEYFG6Yg[1]
Jアラート騒ぎも失策だったよな。

9. 2017年9月05日 18:04:35 : ZyGhaf3hMk : a88skuChnyU[154]
海外じゃ左右どちらとも愛国心があるのは当たり前だから、そんな前提で保守かどうかは判別しない。

ところが日本では、靖国参拝、従軍慰安婦とマスコミが作り上げた虚像の外交問題に
拘泥していた政党が自民と争っていたからね。(社会党>社民党>民主党)
朝日新聞が白旗あげたら、阿修羅の従軍慰安婦賛成派も、市民団体、人権団体も
唾吐いてそしらぬふり。後に残ったのは未だに朝日新聞が火付け役の人造政治問題を
さも自分たちは最初から騒いでた風を装う世界最凶の反日モンスターKoreanが残っただけ。


ネットが無かった団塊世代は、こうした大手マスコミの国際関係すら歪めてしまう
影響力になすすべなくブレインウオッシュされて白痴のように信じるしか出来なかった。
若い世代がネットというツールをもって既存マスコミの洗脳装置を破壊したことは
団塊世代にとっては、動物が火を見るかのように恐ろしい出来事だったのではないだろうか。


10. 茨城市民[8] iO@P6Y5zlq8 2017年9月05日 21:44:57 : TKJKeahKkI : y8K@SRsQn8U[18]
>4. あおしろとらの友
 共産党などとの共闘関係を、「よいと思わない」は51.8%だった。
 思ってるだけなんでしょう? なんとなく。

〇同感
 質問の仕方で内容は変わる
 選挙だけの共闘、とにかく安倍は辞めさせるという意味での共闘は、今までの選挙結果で証明すみだ。


11. あおしろとらの友[690] gqCCqIK1guuCxoLngsyXRg 2017年9月05日 22:10:43 : lLUpIw365g : 2ZUNuAQj6ns[2]
>>10
でしょう?  その内、コアな共産党絶対反対者はかなり少ないんじゃないですかね。

12. 2017年9月06日 08:06:04 : 3E5d2h6VWQ : eHnFFADRH3Q[20]
>分裂含みの自民党と、政界大政変を望む前原民進党と、期待が先行した後に失速しつつあるが、それでもなお国民の期待を維持している小池新党の、政権争奪の合従連衡が始まるという事である。

アマキにしては珍しくまともな分析をしている。
上の3者はリベラルでも何でもないのだが、右翼自民と左傾する民進の狭間で取り残されているのが中道リベラルで、これを自民が取り込めば大政翼賛会的大勢力となるし、コイケ・マエハラが取れば2大政党制に近づく。
本来、民主党はそういう狙いだったハズだが、排除の論理以来左傾し過ぎた。都議選でも共産と共闘などと更に左巻きになったのが敗北の主因だったと思う。
ここは嘘でもよいから「中道リベラル」を看板にして自民に対抗することだ。
でなければ、自民が「うちにもリベラル派が居ますよ」と言い出しかねない。


13. 2017年9月06日 09:56:05 : UlnFDiGIO2 : f3V1QDPeNfc[1]
アメリカがずっとそうしてきたように、パペットマペットの「うしくん政党」と「かえるくん政党」で格差社会をめざすということですか?国民が参加していいのは選挙の時のお祭り騒ぎだけだもんね。


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