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もはや「伝家の宝刀」抜けない首相は潔く身を引くべきだ 日本経済一歩先の真相
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/212573
2017年9月1日 日刊ゲンダイ
潔く身を引くべき(C)日刊ゲンダイ
永田町には「解散風」が吹き始めたようだが、その風が勢いを増す要因はいくつもある。
内閣改造後、初の大型地方選挙となった茨城県知事選は自公推薦候補が制した。「その余勢を駆って」というのが、まずひとつ目の理由だ。
また加計学園の問題では、文科省の審議会が愛媛・今治市での獣医学部新設の認可判断を保留。結論は10月末にずれ込んだ。野党は臨時国会で引き続き追及する構えで、10月22日実施の「トリプル補選」のうち愛媛3区は疑惑の舞台である今治市に隣接している。
どの補選も自民の「弔い選挙」で本来なら勝って当然だ。ひとつでも落とせば、安倍首相の求心力はさらなる低下が必至なのに、愛媛3区は加計疑惑が一大争点になるのは避けられない。「ならばいっそのこと」と先手を打って解散に踏み切りかねない。
1日、結果が出る民進党代表選は、2候補のうち前原誠司元外相は野党共闘に否定的で、枝野幸男前幹事長は共闘に前向きだ。どちらが勝っても足並みがそろわない野党の現状は、「今のうちに」と首相の背中を押しているようなものだ。
政府が天皇陛下の退位と改元期日について、当初検討していた9月の決定・公表を見送る方向で最終調整に入ったことも、早期解散戦略の一環ととらえられている。もっかの懸案から安倍政権が解放されれば、解散時期についてフリーハンドを得られるからだ。
北朝鮮が日本の上空を越えて弾道ミサイルをぶっ放したことさえ、安倍首相は「早期解散に追い風」と考えているかも知れない。首相が早期解散に踏み切るのは一向に構わないのだが、再びその座に戻れるとは、ゆめゆめ思ってはおるまい。
直近の世論調査でも内閣支持率の戻りは鈍い。原因は安倍首相個人の不人気ぶり。最新の日経調査では、来年9月の自民党総裁選で3選され、首相を続投することに、52%が「反対」と答えた。
こんな嫌われ者が「選挙の顔」なら、自民はどれだけ議席を激減させるか分かったものではない。悲願の改憲に向け、発議に必要な衆院勢力3分の2を失うのは間違いない。かといって来年12月には衆院議員の任期満了が控えている。解散のタイミングを探るのに、さぞかし首相は苦悶しているに違いない。
その悩みから解放される手段はひとつ。自ら身を引くことだ。解散権行使という「伝家の宝刀」をスパッと抜けるだけの政治力は失っている。総辞職後の新たな政治の動きは党に一任。新たな党総裁に総理の座を譲り、次なる首相が国民の信を得るため、解散に打って出るのが妥当な道である。
どう悪あがきしても、今の安倍首相にはこの選択肢しか残されていない。
高橋乗宣 エコノミスト
1940年広島生まれ。崇徳学園高から東京教育大(現・筑波大)に進学。1970年、同大大学院博士課程を修了。大学講師を経て、73年に三菱総合研究所に入社。主席研究員、参与、研究理事など景気予測チームの主査を長く務める。バブル崩壊後の長期デフレを的確に言い当てるなど、景気予測の実績は多数。三菱総研顧問となった2000年より明海大学大学院教授。01年から崇徳学園理事長。05年から10年まで相愛大学学長を務めた。
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― 孔亜鱚人(あなあきすと) (@cuihaobaiyuan) 2017年8月31日
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― AS (@ActSludge) 2017年8月31日
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