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2017-08-24 08:02
以前から書きたいと思っていた、安倍首相&超保守仲間たちのアブナイ教育の話を・・・。このままだと夏休みが終わってしまいそうなので、今回、アップしちゃおう!(**)
中学の歴史教科書で、15年の教科書検定で初めて合格したのが「学び舎」の教科書。これがわかりやすいと評判がよく、灘中、筑駒中などの超進学校(国立5校、私立30校以上)が次々と、16年から「学び舎」の歴史の教科書を採択したという。(・・)
しかし、この教科書は他社が一切言及していない慰安婦や河野談話を取り上げるなどしていたため、日本会議系などの超保守派やネトウヨなどからかなり批判があった様子。<安倍首相らは、河野談話を認めていない。>
そして、何と灘中に、自民党の議員による(政府からの?)問い合わせ圧力や、ネトウヨ拡散による(同じような文面の)抗議の葉書攻撃があったというのである。(゚Д゚)
* * * * *
機会があったら、ゆっくり書きたいのだが。mewは、このブログで10年以上にわたって、日本会議系など超保守勢力の教育のアブナさについて、色々と書き続けている。(**)
実際、安倍晋三氏&超保守仲間(日本会議系含む)は、20年以上前から、教育再生の名の下に、学校の愛国心教育の強化や歴史教育の見直し(彼らの歴史認識に合わせた教育内容)をすべく、つくる会の教科書出版をサポートしたり、各地で教育シンポジウムを開いたり・・・さらには、超保守派の議員、識者、支持者が文科省への働きかけを行なうなど、様々な活動を行なって来た。(~_~;)
その甲斐あってか、安倍首相らは、12年末から始まった第二次政権で、ついに学習要領や教科書検定の見直し(改悪)に成功。新しい歴史教科書は、政府の見解を取り入れないと検定不合格になるなど、教育への介入がすさまじくなっているのであるが・・・。
ところが(この安倍氏らの方針に敢えて反するかのように?)、16年の教科書改編の際に、灘中、麻布中、筑波大学附属駒場中学校、東京学芸大附属世田谷中学校、国際中等教育学校、東大付属中等教育学校、奈良教育大付属中など、少なくとも国立5校、私立30校以上が、超保守からサヨク教科書として批判を浴びている「学び舎」なる出版社の歴史の教科書が採択したというのである。(・o・)
この学び舎の教科書は、(mewはまだ読んでいないのだけど、見た人いわく)重要事項や事実と共に、ストーリーがわかりやすく記されていて、歴史の流れを把握しやすいとのこと。<ちなみに、このような中学は大学入試の基礎作りも考えて、教科書を選択するんだよね。(・・)>
ただ、同時に、この教科書は他社が一切採用しなかった慰安婦に言及して河野談話も取り上げるなどしていたため、大きな注目を浴びていた。<強制連行的な面を大きく取り上げたら、検定で不合格になったので、修正せざるを得なかったとか。^^;>
ただ、もともと超保守派は、(戦前のように)将来、日本を支配するエリート層にこそ愛国教育や修正された歴史教育を強化すべきだという考えを持っていることから、このような中学が自分たちの考えと異なる教科書を使っていることに、尚更に危機感や怒りを覚えたのかも知れない。(>_<)
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まずは、昨年3月の産経新聞の記事から。
『灘、筑駒、麻布など有名校がなぜ? 唯一慰安婦記述の中学歴史教科書「学び舎」、30校超で採択
4月から全国の中学校で使用される歴史教科書のうち唯一、慰安婦に関する記述を採用した「学び舎」(東京)の教科書が、筑波大付属駒場中や灘中など最難関校と呼ばれる学校を含め、少なくとも30以上の国立、私立中で採択されていたことが18日、分かった。国立と私立中では採択権が教育委員会ではなく学校長にあり、関係法令に基づき採択理由を公表する努力義務もあるが、取材した学校の大半が採択理由を非公表とした。
同社の歴史教科書は平成16年度検定以降、中学校教科書で各社が一切採用しなかった慰安婦に言及し河野談話も取り上げた。当初、申請した教科書では強制連行を強くにじませながら大きく取り上げたが、不合格とされた後、再申請の際に大幅に修正した
南京事件では中国人の証言を採用するなど手厚く記述する一方、北朝鮮による日本人拉致事件では各社が特集などで記述を盛り込む中、年表で「北朝鮮から拉致事件被害者の一部が帰国する」とだけ記述している。(下につづく)
文部科学省によると、同社の歴史教科書の採択数は全国で約5700冊(占有率0・5%)。業界では「参入組にとって障壁が特に高い教科書業界では異例の部数」(教科書関係者)と受け止められ、「執筆者らの人的ネットワークで採択が広がった」(業界関係者)との見方もある。
採択したのは少なくとも国立5校、私立30校以上。国立は筑波大付属駒場中のほか、東京学芸大付属世田谷中▽同国際中等教育学校▽東大付属中等教育学校▽奈良教育大付属中。私立では灘中、麻布中など。
採択理由について、奈良教育大付属中の担当者は、「物語風に書かれ、内容も詳しい。慰安婦の記述などで話題になったが、検定を通っており、許容される内容だと考える」としている。
一方、義務教育の教科書を配布するための教科書無償措置法では、採択理由を公表する努力義務が市町村教委や都道府県教委と同様に国立中や私立中の校長にもあるが、奈良教育大付属中以外は「取材を受けない」などと回答。私立では灘中が「検定を通っている教科書であり、理由を公表する必要はないと考えている」。麻布中は「回答を控える」とした上で「慰安婦の記述で選んだということは全くない」とした。
学び舎は産経新聞の取材に対し、「難関校を対象とした編集方針はまったくありません」とし、教科書の執筆者と採択校との関係についても「執筆者の個人情報に関することはお答えできません」と回答した。
執筆者の中には、安保法制の廃止を求める声明を出すなどしている「歴史教育者協議会」(東京)に所属する元教師らもいるとされる。
■学び舎 平成28年度から中学で使用される教科書「ともに学ぶ人間の歴史」の発行会社。26年度の中学校教科書検定から参入した。当初、申請した教科書がいったん不合格とされた後、大幅に修正して再申請し合格した。「つづきを読んでみたくなる」教科書を目指すとして、全国の現職や元職の教員約30人が執筆し、歴史研究者らの支援を受けている。中学では唯一、慰安婦の記述がある。(産経新聞16年3月19日)』
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ところが、今年8月4日の神戸新聞に、灘中に国会議員から問い合わせがあったという記事が。
灘中に「教科書なぜ採択」盛山衆院議員ら問い合わせ
私立灘中学校(神戸市東灘区)が採択した歴史教科書を巡り、自民党の盛山正仁衆院議員(63)=比例近畿=や和田有一朗・兵庫県議(52)=神戸市垂水区=が同校に「なぜ採択したのか」などと問い合わせていたことが3日、分かった。インターネット上でも「政治圧力ではないか」と問題視する声が上がっている。
同校が採択したのは、「学び舎(しゃ)」の歴史教科書「ともに学ぶ人間の歴史」。教科書は現役教員やOBらが執筆し、他社で記述がない慰安婦問題に言及。1993年に河野洋平官房長官(当時)が元慰安婦へのおわびと反省を表明した「河野談話」を載せ、併せて「軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示すような資料は発見されていない」と現在の政府見解も取り上げている。
県教育委員会などによると、同校は2016年度から同社の歴史教科書を使用。同教科書を使っているのは県内では同校だけという。同委員会義務教育課は「(教科書の使用は)適正に行われている」としている。
同校の和田孫博校長が昨年、同人誌に寄稿した「謂(いわ)れのない圧力の中で」と題した文章で「自民党の一県会議員から『なぜあの教科書を採用したのか』と詰問された」「本校出身の自民党衆議院議員から電話がかかり、『政府筋からの問い合わせなのだが』と断った上で同様の質問を投げかけてきた」と明かした。
また、採択を批判する「文面が全く同一」のはがきが200通以上届いたといい、和田校長は「はがきはすでにやんだが、圧力を感じた」と振り返る。現在も和田校長の文書がネット上で引用され、論争となっている。
盛山、和田両議員は神戸新聞社の取材に、批判のはがきとの関連を否定。その上で、盛山議員は「灘中の教科書について、OBとして周囲から疑問の声を聞いたので、校長に伝えただけだ」と強調。「『政府筋からの問い合わせ』と言った覚えは全くない」とする。
和田議員も会合で校長に採択理由を尋ねたことを認め、「私個人は学び舎の歴史教科書に疑問があり、さまざまな会合で口にしている」と主張。「私立学校の特色ある教育は理解しており、圧力などではない」と話している。(神戸新聞17年8月4日)』
さらに、10日には産経新聞に、葉書攻撃などの話まで出たのである。(~_~;)
『慰安婦記述「学び舎」教科書採択の灘中 「政治的圧力あった」校長のエッセー、ネットで波紋
中学歴史教科書で唯一、慰安婦の記述のある「学び舎」(東京)の教科書を採択した私立灘中学(神戸市)の和田孫博校長が昨秋、同人誌に寄せたエッセーが今年7月末からインターネットなどを通じて拡散され、波紋を広げている。エッセーは同社教科書を選んだ同校に政治的圧力があったと主張。一方、小学校道徳の教科書採択の時期を狙ってエッセーが拡散された可能性も指摘されており、和田校長は「とまどっている」と話した。
同じ文面200通以上
和田校長のエッセーは「謂れのない圧力の中で−ある教科書の選定について−」とのタイトル。学生時代の友人と手掛ける同人誌に寄せ、昨年9月9日付でインターネット上に公開した。
「学び舎」の教科書を採択した同校に対し、自民党の県議や衆院議員から問い合わせの電話があり、さらに組織的とみられる同じ文面の抗議はがきが200通以上届いたことを明かし、「政治的圧力だと感じざるを得ない」などと論じている。
今年7月31日未明に放送された毎日放送(大阪市)のドキュメンタリー番組で、匿名で紹介されたのがきっかけとなり、ネット上で拡散したとみられる。今月9日付の毎日新聞朝刊でも和田校長のエッセーが紹介され、灘中を含め「学び舎」の教科書を採択した全国の国立、私立中11校に抗議のはがきが大量に送られたことを報じた。
「静観してほしい」
「(エッセーは)昔からの友達に知ってもらいたかった。大きな話題になり、とまどっている。静観してほしい」。和田校長は今月8日、産経新聞の取材に、自らのエッセーが波紋を広げていることに困惑した様子で話した。
自民党衆院議員からの問い合わせの電話については、「当時は抗議のはがきなどと関連づけてしまった。政治的圧力だと感じたことは一切ない」としている。
産経新聞は昨年3月19日付で「学び舎」の教科書をめぐり「慰安婦記述30校超採択」「灘中など理由非公表」との見出しで、同年4月使用開始の「学び舎」の教科書が、灘中などの難関校を含め少なくとも全国30以上の国立、私立中で採択されたことを報じた。灘中は当時、採択理由について「検定を通っている教科書であり、理由を公表する必要はないと考えている」と回答している。(産経新聞17年8月10日)』
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『和田校長の文章は2016年9月、京大文学部の同級生を中心にしたグループの同人誌で「謂(いわ)れのない圧力の中で」と題してネット上に発表された。今年7月末、民放のドキュメンタリー番組で紹介されたことなどを機に、ツイッターなどで広がった。
和田校長は文章で「自民党の一県会議員から『なぜあの教科書を採用したのか』と詰問された」と記し、同中出身の自民党衆院議員から電話があり、「『政府筋からの問い合わせなのだが』と断った上で同様の質問を投げかけてきた」とも書いている。(朝日新聞17年8月18日)』
私が、安倍政権を早く打倒すべきだと訴えるのも、超保守派による国政を強く問題視する最も大きな要因の一つは、子供のうちから戦前志向の愛国教育を行ない、国民を洗脳して行こうとする彼らのアブナイ思想、魂胆は早く潰さなければならないと考えていることにある。(・・)
この件は、できればまた取上げたいと思うけど。どうか安倍政権&超保守派の教育のアブナさ(他の教育に介入するアブナさも含む)を、少しでも多くの国民に知って欲しいと願っているmewなのだった。(@@)
THANKS
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