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2017/08/21 21:59
今日は、民進の代表選挙の告示日で、前原氏、枝野氏が代表に向けての所信と記者会見を持った。
今回の最大の注目点は、野党共闘の考えであると思う。NHKニュースでも、どこが最も注目される点かと問われて、政治担当記者も「野党共闘」と述べた。このことからも、今後の自公政治の趨勢に関わることだとわかる。このブログでも、毎回しつこく書いている。
今日の記者会見でも、野党共闘について2度も聞かれていた。これに対して、両氏は以下のように答えた。
前原氏:衆議院選挙は、参議院選挙とは違う。4党合意はされているが、政権選択の選挙だから、理念の違う政党とは組めない。4党合意は見直す。敢えて、先方の党が候補者を応援するというのなら受ける。しかし、民進から協力する気はない。理念に賛同いただけた党なら協力を行う。
枝野氏:主体性を持ちながら出来る範囲で協力はやる。地域事情があるので、ひとつづつ具体的に何が可能かを見極め、個別に考える。参議院選挙のときは、立憲は守るという一致点で協力した。自党の候補者を一人でも増やしたいので、そのためにも妥協点を見つけ最大限の努力をする。
両者の話を聞いて、前原氏の硬直した考えに失望する。前原氏はうぬぼれ過ぎである。理念を金科玉条としている。まるで、以前の共産のようだ。
前原氏が代表なら、こんな考えでは今よりもっと数を減らすだろう。政権交代の選挙だから、理念の違うものとは、頑なに組まないと言う。その結果、共謀罪、秘密法、安保法、アベノミクスの失敗、森、加計問題の出鱈目政治になった責任をまるで感じていない。どんなに崇高な理念を持っていても、その理念にこだわるあまり、悪政を許しては、政治ではない。その点、枝野氏の方が、余程大人で、本当の政治家と思う。考えがフレキシブルである。民進の党員、サポーターの人は、是非枝野氏に投票してほしいものだ。
共産の志位委員長は以下のようにツイートしている。前原氏が代表になれば、自公の高笑いが聞こえてくる。
志位和夫認証済みアカウント @shiikazuo
民進党代表選。お二人の主張、選挙の行方を、強い関心をもって見守っていきたい、と思います。
小池新党との連携についての質問に対して両氏は以下のように答えた。
枝野氏:小池氏は自民時代、秘密保護法、安保法、共謀罪、アベノミクスに賛成してきた人で、自民の補完勢力とみなされる、連携はあり得ない。
前原氏:小池氏の豊洲の処理を評価している。ただ、若狭氏らの新党の理念がわからないので何とも言えない。
前原氏は、小池氏との連携は、先の話では連携すると述べていたが、それ以上踏み込まなかった。枝野氏のような明確な考えを述べなかった。前原氏が代表になったら、十分連携の可能性はある。枝野氏の主張の方が正論である。
憲法改正については、前原氏は、自衛隊の憲法へ加憲は、安倍氏より自分の方が先に述べた。また、安倍政権下で憲法議論をしないというのはおかしいので、しっかり議論すると述べた。
枝野氏は、総理の解散権については、世界の憲法から言ってもおかしいので、変えていきたい。しかし、9条に関してはやる必要を感じないと明言した。
原発については、枝野氏は政権がとれるなら、2030年代にこだわらないで、出来るなら前倒ししたい。前原氏は、2030年代に廃止すると述べた。
消費税については、前原氏は、税と社会保障の取り組みの中で、増税はやらざるを得ない。枝野氏は、企業の法人税の減税を行いながら、消費税はあり得ないと述べた。
以上を見ると、やはり前原氏の考えは、かなり部分、自民の考えに近い。当然、他野党との協力の許容度は小さくなる。自公の絶対多数を少しでも減らし、自公が思うようなことをさせないためには、ここは枝野氏に期待するしかない。それが自公にとって最も脅威となると思われる。
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