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2017年08月17日 「ジャーナリスト同盟」通信
<二匹目のドジョウに一目散>
米時間8月16日にトランプ大統領は、自身のツイッターで「北朝鮮は非常に賢い決断をした」と表明、平壌の大変身を評価した。米朝対話の進展を裏付けたものだ。急きょ、日米の2+2も開かれる。「溺れる者藁をもつかむ」という日本の国家主義首相も、二匹目のドジョウに一目散の様子を見てとれる。拉致被害者を連れ帰る作戦で、消えた再選戦略を浮上させようというのだ。NHKの8月17日午前7時のトップニュースは、北朝鮮のミサイル技術がウクライナから流出したものだとする米研究者の発表である。これは、事情通にとって常識的な見方となっていたのだが。人間・自然・国家・半島も変わる、常に変化するものだ。中国古来の易経が、数千年前に指摘していることだ。
<トランプも前向き>
いまの米国大統領は、米国民だけでなく、世界から嫌われている。内政での人気浮揚策はない。外交で得点を稼ぐ必要に迫られている。例によって「戦争か平和か」の場面である。不動産屋は、後者を選んだ。これも賢い選択である。
体制の維持・存続が平壌の目的である。そのための核実験・ミサイル発射実験だった。外国を侵略する意図もない。わかりきっている。
拉致被害者を日本に帰すことによる日朝国交正常化実現も、そうであるが、これを拒んできたのは、日本の極右政権だった。北脅威論で、日本人の民族主義化・改憲狙いにあった。
これに読売と産経を世論操作に狂奔させてきたのだが、国民は9条解体に反対である。反対に、官邸を犯罪の巣にした安倍内閣の退陣を求めている。誰が見ても、もはや安倍の野たれ死にしか道は無くなってしまった。「女にだらしない心臓」に日本の女性がNOを叫んでいる。文字通りの死に体政権である。
心臓にとっての藁は、平壌に救いを求めるしか無くなってしまった。ワシントンも東京も、北朝鮮の主に手を差し伸べるほか、生き延びる手段はない。そうして安倍は、北朝鮮との関係正常へと一大転換しようというのである。
<核の凍結と不拡散・体制容認・日米韓と不可侵条約締結>
米中国交正常化にしても、ワシントンの右翼政権・ニクソンの決断だった。キッシンジャーの電撃北京訪問で実現した。そのキッシンジャーは、今も共和党の重鎮としてトランプ外交に影響を与えている。
ワシントンにとって、北の脅威などないに決まっている。一部右翼メディアがわめいているだけだ。
「これ以上の核実験をさせない。凍結させることで、ワシントンはOKだ。核・ミサイル技術の拡散を禁じる。見返りに金体制を容認、そのための日米韓との不可侵条約締結で、半島問題は決着する」
<一変するか東アジア>
「日本は、拉致問題に決着をつけることが出来れば、関係正常化の道を突き進む。数兆円の戦争賠償で、日本の財界も潤うことになる。安倍のバラまき外交からすれば安いものだ」
従来のワシントン外交は、北朝鮮と日韓を対決させることで、高価な武器弾薬の売却益を手にしてきた。東アジアの緊張政策は、ひとえに米産軍複合体の利益のためだった。これに挑戦した米大統領のジミー・カーターは、再選に失敗した。
米軍拡を推進する中での米外交の大転換を、トランプは決断して、政権の安定を図ろうとする。他方、安倍晋三も、改憲のための再選戦略を、性懲りもなく組み立てようというのだ。日本会議の野望は消えない。
横田めぐみさんが戻って来るのか、それとも?
中国・ロシアはどう出てくるか。北朝鮮が西側の一員になるのかどうか?東アジアは大きく変動するかもしれない。
2017年8月17日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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