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日本を米軍の支配から解放できるのは新党憲法9条しかない
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2017-08-14 天木直人のブログ
著者の矢部宏治氏から「知ってはいけない隠された日本支配の構造」(講談社現代新書)が送られて来た。
8月6日のブログで私はその本の前宣伝のために矢部氏と対談し、その動画をユーチューブなどで公開したが、その本がいよいよ発売されたのだ。
実は8月6日の対談の時点では本は私の手元になく、私はそれを読まないまま対談した。
読まなくてもそこに書かれている事はわかっていたからだ。
しかし、いま改めて送られて来た本を読んで、私はつくづく思った。
これこそが国民必読の本だと。
まさしく日本国民が知ると革命が起きるほどの、米国とそれに従属する日本政府にとって「知られてはならない日米関係の闇」を白日の下にさらした本だ。
しかし、いくらこれまでの本をわかりやすくまとめて新書にしても、いくら漫画を入れてわかりやすくしても、爆発的に売れる事はないだろう。
そこに書かれていることの深刻さを、誰かが正しく解説して見せなければその本の凄さがわからないからだ。
そしてたとえ私がそれをやっても米国は日本政府に圧力をかけてその本が売れないように手を回すに違いない。
それほど日米関係は絶望的なのだ。
それを読むと、憲法9条を改憲して日本を取り戻すと叫ぶ安倍首相が馬鹿に見える。
しかし、それを読むと、安倍首相に憲法9条を改憲させないと叫ぶ野党はもっと馬鹿に見える。
安保法反対、共謀罪反対、辺野古移設反対、などと叫んで国会を取り巻くことが無意味に見える。
安倍首相が倒れても、憲法9条改憲がなされても、なされなくても、そして政権交代が起きても、起きなくても、いくらデモを繰り返しても、いくら訴訟を起こしても、何も変わらないことがわかる。
そうなのだ。
すべての元凶は日米密約によってきめられている「米軍の日本支配」の現実なのだ。
米軍をこの国から追い出すしかないのだ。
それが出来るのは、憲法9条をすべてに優先する政党をこの国の政治の中につくり、国民を覚醒させ、国民の怒りを直接に米軍にぶつけるしかないのだ。
それは、既存の政党、政治家では、出来ない。
憲法9条をこの国の国是とする、すなわち憲法9条を日米安保や象徴天皇の上に置く事を公約に掲げる新党憲法9条しかない。
この本はまさしく新党憲法9条の宣伝本である。
私は近くもう一度矢部氏と対談し、どうしたらこの本に書かれていることを実現できるかについて論じるつもりだ。
もちろん私の結論は「いまこそ新党憲法9条」である。
矢部宏治氏もようやくその事に気づいたようである(了)
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