http://www.asyura2.com/17/senkyo230/msg/421.html
Tweet |
http://okitahidehito.blog.fc2.com/blog-entry-6312.html
2017/08/08 04:42
<若狭氏は小池氏側近で、今回の動きも小池氏の意向を踏まえたものとみられる。小池氏は7日、都内で記者団に「国政は若狭氏に任せている」と明言。若狭氏について「改革の志を共有しており、国政で大いに活躍することを願っている」と期待感を示した。
よりどころはなお高い小池氏への人気だ。7月21〜23日の日本経済新聞社の世論調査では都民フの国政進出を「期待する」は41%と「期待しない」の48%を下回った。しかし今月3〜4日の世論調査で、次の政権の首相にふさわしい人物として小池氏は9%と「ポスト安倍」の有力候補である自民党の岸田文雄政調会長と並び4位につけた。
若狭氏は設立した政治団体で政治塾「輝照塾」を主宰。全国から書類審査や面接での選考を経て数百人規模の塾生を集める計画だ。小池氏は都議選の前に政治塾「希望の塾」を主宰して都議選の候補を発掘した実績があり、「輝照塾」も次期衆院選に向けた人材確保を目的とする。
日本ファーストが年内の新党結成を急ぐなら野党再編につながる可能性も指摘される。国政新党の立ち上げには、長島昭久元防衛副大臣ら複数の国会議員が関心を示す。若狭氏自身も「接触している人は5人以上いる」と明らかにしている。民進党を離れて、新党を結成する意向を表明した細野豪志前代表代行も、小池氏との連携に関し「いろんな可能性を探る」と前向きだ。
9月の民進党代表選への出馬を7日に表明した前原誠司元外相は小池氏と同じ日本新党出身で、小池氏との連携に前向きといわれる。前原氏は同日の記者会見で、小池氏側との連携に関し「政策や理念も聞かないまま協力できるかどうかは全くわからない」としつつ「理念政策に共鳴していただける党であれば、あらゆる党と協力していく」と述べた。
この時期に政治団体や政治塾を立ち上げる理由については、関係者が「いつ衆院解散があってもいいように準備する狙いがある」と解説する。実際、与党内には小池氏の国政新党の準備が整う前に、衆院解散・総選挙に踏み切るべきだとの声もある。10月に予定する衆院青森4区と愛媛3区の補欠選挙に合わせた衆院解散も取り沙汰される>(以上「日経新聞」より引用)
政界渡り鳥と揶揄されてきた小池百合子氏が都知事選に快勝して「都民ファーストの会」なるものを立ち上げた。小池氏の後援会を束ねて次期都知事選に備える、というのなら解るが、小池氏は「都民ファ」を使って都議選に候補者を各選挙区に立てて大勝した。
その勢いをかって国政選挙に打って出る、という話なのだろうが無理がある。「都民ファ」はあくまでも東京都での話だ。小池氏以前の都知事は「自民」が擁立した知事で、いずれも「カネ」絡みで辞任している。それに抗して小池氏が「自民」党籍のまま都知事選に立候補して「自民」を敵役に仕立てて選挙を戦って快勝しただけの話だ。何も東京から新しい政治の流れが起きたわけではない。ただ風が吹いただけだ。
日本はマスメディア支配の国になっている。風を吹かせたのは指摘するまでもなく、マスメディアだ。マスメディアが面白がって劇仕立ての選挙報道を行い、軽佻浮薄の有権者がドッと投票しただけの話だ。
だから小池氏が都知事になって、この一年間に何をしたのか。オリンピックの卓袱台返しをしたものの、大山鳴動鼠一匹にもなっていない。同様に豊洲移転を延期したものの、これも結果は延期しただけに終わる雲行きだ。
つまり小池氏は衆目を集めるのに長けているが、残念ながら彼女に政治理念がないため、風頼りのその日暮らしだ。だから小池氏が絶え間なくパフォーマンスを演じてマスメディアが取り上げるという「風」を吹かす団扇を止めるわけにはいかない。
しかし小池氏に老練な芸人のように演目が無数にあるわけではない。一発芸人に近い小池氏のパフォーマンスがネタ切れになれば風はバッタリと止まり、五月の吹き流しのように落ちるだけだ。
しかし安倍自公政権の報道機関のマスメディアはそれが狙いだ。小沢一郎氏を軸とする「野党連合」が結成されれば確固たる「受け皿」となるため、かつて民主党を瓦解させるために「維新の党」を第三極と持ち上げて風を吹かせた時と同じ手法を用いている。
柳の下の二匹目の泥鰌をマスメディアは狙って「小沢潰」をやろうとしているのだろう。奇しくも若狭氏は東京特捜部の検事として国家権力とマスメディアを使って「政治とカネ」プロパガンダを繰り広げて小沢氏を民主党の代表から引き摺り下ろした張本人だ。彼らが何を企んでいるか明白だ。
マスメディアが第三極と囃し立てた維新の会は自民党の補完政党に過ぎなかったが、小池新党も所詮は自民党延命のための陽動作戦の捨て駒に過ぎない。維新の会の風雲児は今もテレビ番組を持ってマスメディアの寵児として好き放題をやっているが、当の「大阪維新の会」は大阪都構想という古証文を引っ張り出して政界にしがみついている。
さて「都民ファ」は知事が実質的な党代表という地方自治を破壊する二権力構造状態にある。選挙を政治の原点というよりも選挙活劇に仕立てて「出し物」扱いしているマスメディア戦略に易々と都民は乗せられたが、国政の場で同じ手法が通用するだろうか。所詮は自民党の補完勢力に過ぎない、というカラクリが有権者は見抜けないのだろうか。
風頼りは理念なき一時の人気に過ぎない。マスメディアが吹かせている「風」も演目切れになれば人気はアッという間に凋落するものだ。小沢一郎氏たちが汗を流している「国民の生活が第一」の政治理念による「野党連合」を阻止するだけを狙っているマスメディアの策動を国民は見抜くべきだ。
日本のマスメディアは腐り切っている。自民党の報道機関に堕しているマスメディアの動きに目を光らせるなければならない。政治理念なき「新党ゴッコ」に目を奪われてはならない。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK230掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。