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広島で防衛大綱見直しを表明した安倍首相と沈黙する護憲政党
http://kenpo9.com/archives/1966
2017-08-07 天木直人のブログ
就任したばかりの小野寺防衛相が防衛大綱の見直しに言及したのは内閣改造直後の8月3日だった。
そしてきのう8月6日、広島の平和祈念式典に出席した安倍首相はその直後の記者会見で防衛大綱見直しをみずから表明した。
それを報じるきょう8月7日の日経新聞は、「防衛大綱の見直しは。3日の内閣改造に合わせ首相が小野寺五典防衛相に指示していた」と書いている。
日経が書くまでもなく、防衛計画大綱の見直しは、すでに安倍首相によって決められていたのだ。
いくら何でも、就任したばかりの小野寺防衛相が、防衛計画の見直しを言い出したなどということはあり得ないからだ。
そして安倍首相の防衛計画大綱見直し表明の後ろには、河野統幕長率いる自衛隊幹部の野心がある。
つまり、今度の防衛計画大綱の見直しは、自衛隊を重視し、自衛隊の権限を強化しようとする安倍首相と、それを歓迎する自衛隊の利害が一致した、日本のあらたな防衛政策なのである。
シビリアンコントロールの逸脱どころか、シビリアンのトップと制服のトップが一体となっているのだ。
もちろん、安倍首相も河野統幕長もこれ以上ない対米従属だ。
というよりも米軍至上主義だ。
おりから、軍人ばかりを重用するトランプの米国は、対北朝鮮圧力強化に前のめりだ。
当然のことながら防衛計画大綱の見直しは北の核ミサイル攻撃に備えたミサイル迎撃能力の強化が中心だ。
しかも、安倍首相は被爆地広島の平和記念式典の場で、それを表明する無神経さだ。
何から何まで、これ以上ない憲法9条違反だ。
それなのに、護憲政党は沈黙したままだ。
来るべき解散・総選挙に備え、それどころではないと言わんばかりだ。
本末転倒だ。
何のための護憲政党だ。
何のための野党だ。
何よりも、なんのための政治だ。
このままでは日本は日米同盟とともに滅ぶ。
核戦争に巻き込まれたらその瞬間に終わりだが、たとえ核戦争が起きなくても、日米同盟の強化で日本の命運は米国に握られることになる。
こんなことは絶対に許してはいけない。
いまこそ、憲法9条が最強、最善の安全保障政策であることを堂々と訴える新党憲法9条が、日本の政治に必要な時である(了)
安倍首相 防衛大綱見直しの考え 敵基地攻撃は検討せず
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170806/k10011089621000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_010
8月6日 11時58分 NHK
安倍総理大臣は広島市で記者会見し、北朝鮮による弾道ミサイルの発射などに対応するため「防衛計画の大綱」を見直す考えを示す一方、自衛隊が敵の基地を攻撃する「敵基地攻撃能力」の保有に向けた検討を行う予定はないという認識を示しました。
この中で、安倍総理大臣は「わが国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増す中、日米同盟の強化を図ると同時にわが国自身の防衛力を強化し、みずから果たしうる役割の拡大を図る必要がある」と述べました。
そのうえで、防衛力整備の指針となる「防衛計画の大綱」について、「あるべき防衛力の姿はいかなるものかといった観点から見直しに向けて不断の検討を行っていく。南西地域の防衛強化や、弾道ミサイル防衛の強化、宇宙、サイバーといった新たな防衛も検討課題になる」と述べました。
一方、安倍総理大臣は、自衛隊が敵の基地を攻撃する「敵基地攻撃能力」について「現時点で保有に向けた具体的な検討を行う予定はない」と述べました。
また、先月、国連で採択された核兵器を法的に禁止する条約について「条約に核兵器国は1か国として参加していない。核兵器国と非核兵器国の隔たりを深め、核兵器のない世界の実現をかえって遠ざける結果になってはならない。核兵器のない世界に一歩一歩近づいていく現実的なアプローチが必要で、条約はこのようなアプローチと異なる」と指摘しました。
さらに安倍総理大臣は、憲法改正をめぐって、「私の発言は、『さらに国民的議論を深めていくべきだ』と一石を投じたところだ。憲法改正案は国会で発議されるもので、党主導で進め、国民の中で大いに議論が深まっていくことを期待したい」と述べました。
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