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立憲主義・民主主義を守るのが真の保守と村上誠一郎!
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2017/08/06 23:50 半歩前へU
▼立憲主義・民主主義を守るのが真の保守と村上誠一郎!
自民党の中で唯一安倍晋三に対して直言し続ける政治家、村上誠一郎が雑誌「選択」(2017年4月号)のインタビューに応じ、安倍政治を語った。
この中で村上は「戦後確立した立憲主義・民主主義を守ることも、真の保守政治というものだ」と強調した。
ほかにも「戦争の傷跡は加害者よりも、痛い目に遭った側に残るものだ」「政治家には“ノブレスオブリージュ(高貴の者の義務)”の精神が求められる」などと語り、安倍晋三を厳しく批判した。
村上の言、すべてもっともだ。彼こそ「真の政治家」と言えるのではないか。今、こうした人物が稀有となった。それは取りも直さず有権者の意識の低下と連動している。 (敬称略)
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インタビューの応える村上誠一郎。
――学校法人『森友学園』による安倍晋三首相周辺への働きかけが問題になっています。復古的な発言で、首相まで通じてしまったのは驚きです。
「実に残念なことだ。第2次世界大戦の悲惨さを知らない世代が、やれ教育勅語だ、靖国神社参拝だと言っても、そこには本当の愛国精神は無い。
稲田朋美が『祖国の為に命を捧げる』と勇ましいことを言うのも、戦争経験のある世代には実に乱暴な物言いであり、命を軽々に論じているようにしか聞こえない。
学徒出陣で肉親を失った人は、どう思うだろうか?
保守の本質は、国民の暮らしと安全を守り、良き伝統・手法を引き継いで、常に正義を目指すことだ。
それは時代によって変わる。今の日本にとって、戦後確立した立憲主義・民主主義を守ることも、真の保守政治というものだ」
――安倍首相の政治は“保守政治”でしょうか?
「これまでの自民党の保守とは違うのではないか。明治の思想家・新渡戸稲造は、武士道の研究において、日本人の価値観の中で“義”や“仁”の大切さを説いた。
それは、国民に誠実に向き合い、慈愛の精神を持つことで、日本人が今も大切にしている価値観だ。
安倍外交は、アメリカのドナルド・トランプ大統領と食事とゴルフを共にしたが、アジアで味方を増やしていない。
私も中国の言動を是認する訳ではないが、戦争の傷跡は加害者よりも、殴られ、痛い目に遭った側に残るものだ。
慈愛の心無くして、周辺と仲良くはできない。
イギリスでは、テリーザ・メイ首相(当時)がトランプ大統領の訪英を求めたのに、約200万人が反対の署名をした。
相手が超大国でも、自国の価値観を大事にする。これこそが、立派な保守の国ではないだろうか?」
――自民党は保守から離れているのでしょうか?
「今の自民党は、自由闊達な政党と言えない。政治家には“ノブレスオブリージュ(高貴の者の義務)”の精神が不可欠で、正義を貫くこと、勇気を持つことが求められる。
今の党内には、上に迎合し、選挙やポストで得しようとする風潮が強い。
政治家の命は政策だ。政治家自身が勉強し、識者や先輩議員と議論しながら積み上げるしかない。
今はエキスパートが減り、永田町や自民党に人材が集まらなくなっている」
――何が原因なのですか?
「中選挙区制から小選挙区制になって、自民党総裁と執行部に人事や資金等権力が集中するようになった。
そこに、お友だちやポスト目当ての人々が群がり、真剣な政策論争が消えた。
中選挙区時代の派閥には、若手議員を教育する機能があった。
他派閥でも、後藤田正晴・梶山静六といった若手の手本になるリーダーがいた。
戦後教育では、“公の精神と青年の矜持”を中学・高校・大学で教えることが無くなった。そして、天下国家を大所高所から議論する風潮も消えた」
――日本の保守にとって、今の課題は何でしょうか?
「次の世代がどのようにしたら生き残れるかを考えることだ。
アベノミクスの財政・金融政策で、日本の財政はやっていけるのか?
近隣の国々と友好関係を築くにはどうしたらいいのか?
民主主義はデリケートなものだ。国民は常に、守り育てなければならない。
アメリカのマッカーシズムのようなポピュリズムに走る危険性は、常にある」
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