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2017年07月19日 「ジャーナリスト同盟」通信
<鎌倉から缶ビールぶら下げた編集者来訪>
木更津の故郷で田舎暮らしを再開した貧乏ジャーナリストのもとへ、鎌倉から徳間書店OBのMさんが、高速バスやスイカが使えないという不思議なJR鉄道を利用して、わが埴生の宿を訪ねてきてくれた。ベテランの編集者である。タブーに挑戦する出版人だ。不党・中庸の、悪を憎む人間らしい。彼の慶應大学の同世代に、小沢一郎・小泉純一郎らがいるといった。彼は自宅の和室のテーブルにつくと、白い大きなコンビニ袋を広げた。中から大きな缶ビール3個、普通のを1個が、つまみと一緒に飛び出してきた。しばらくすると饒舌人間に変わった。日本記者クラブにも行けない筆者の惨状を承知しているらしく、迷惑を掛けまいとしてMさんらしい配慮だった。
<農協で「安倍大馬鹿」と声を荒げる農民>
近年の出版事情も教えてくれる。陰謀めいた話題も豊富だ。筆者の懐にも関心を示してくれる。彼は「ブログに広告が載っている。そこから広告費がはいっている。調べてみては」とアドバイスしてくれた。このことについて、近くブログ愛読者がITのプロを、自宅に連れてきてくれることになっている。彼らも弁当持ちで押しかけて、わかりやすく説明してくれるという。
新しくブログを立ち上げることも伝授してくれるらしい。
君子ではないが、言論人もまた「不党」でなければならない。不党のリーダー・ジャーナリストには、悪・不正を憎む、相応の仲間が出来るということらしい。そういえば、自宅の寝室兼居間に、鈴木善幸元首相直筆の「徳不孤」の色紙がかかっている。
もう一枚の色紙は、宮澤喜一元首相の「大樹深根」である。悪徳に容赦しなかった、色紙嫌いの宇都宮徳馬さんのはないが、宇都宮邸での観桜会の写真がある。
自宅を整理していたら中曽根康弘の「くれてなお いのちの限り 蝉しぐれ」の色紙が出てきたので、記念にとMさんに見せると、彼は「字がうまい」と誉めた。彼に、玄関の貧相な時計を紹介するのを忘れた。小泉純一郎の結婚式の際の引き出物である。いまも動いているのだ。
この日、近くの農協に出向いて、後期高齢者介護保険と健康保険の自動支払いの手続きをした。改めて、少額年金者には、日本の高額納税にため息が出る。過去に、E君が農協職員だった関係で、口座を設けたのが、今も続いている。確か1年前に覗いたとき、TPP推進新聞の読売新聞が置いてあったので注意したところ、今回はなかった。
農協の読売離れに満足していると、背後からTシャツ姿のおじさんが入って来て、いきなり「安倍の大馬鹿野郎」と怒鳴っている。農協好きの農民なのか。本気で安倍批判を、大声上げて怒鳴っているではないか。
怒鳴り声に職員もぎょっとしたらしいが、相手を知ると、冷静に作業を始めていた。「安倍の大馬鹿」は別に驚きではなく、民衆レベルで当たり前の、あいさつ代わりの常套句になっているのであろう。
世は21世紀、読売やNHKによる世論操作は通用しない。
<安倍は日本会議・神社神道に軸足>
多少、政治に関心のある市民であれば、日本会議という秘密結社のような右翼団体を知るようになっている。極右の宗教団体の連合体であるが、実態は戦前の国家神道を引きずる神社本庁・靖国神社勢力を指す。
戦争体験者であれば、国家神道に恐怖を覚えるのが普通だが、戦後のいい加減すぎる歴史教育のお陰で、神社信仰をありがたがる向きは、まだ無くなっていない。
今の日本は、君子不党どころか、安倍・日本会議党である。ここに混乱の因が潜んでいる。人中庸である。右も左も好みでない民衆である。君子極右党に怯えてしまう民衆・人民が、いまの日本でもある。
<国家主義政策に警戒する民衆>
教育勅語・国家神道に傾倒する内閣は、小渕恵三内閣の後に、密室談合によって誕生した森喜朗内閣から始まった。「日本は天皇を中心とする神の国」と信じ込む日本会議の政権を、自民党最後のリベラル派の加藤紘一が打倒しようと決起したが、側近の谷垣禎一や党幹事長の野中広務、背後の中曽根や読売のナベツネらにつぶされて、その結果、自民党からリベラルが消滅してしまった。右翼片肺政権どころか、極右一色の自民党に変身してしまった。
それまでの自民党は消滅したのである。君子不党は、森内閣以降存在しない。ここを庶民は理解できないでいる。たった一人のリベラル派が、村上誠一郎ということになる。極右に連動した公明党創価学会も、中庸を排除したため、矛盾が起きて、いま内部で激しい確執が始まっている。
人は人民・民衆である。中庸・中道を好む。そこに、戦前の国家主義が乱舞して、混乱をまき散らしている日本である。国家主義を否定した、戦後体制の骨格である日本国憲法との激しい確執が起きている。
君子不党が破壊されると、中庸の国民が乱れ、国亡ぶことになる。国内的には、政府部内での私利私欲の腐敗がはびこり、行政と権力行使の場面で表面化する。前者が加計・森友事件である。後者が強姦魔救済の詩織さん事件である。これとて氷山の一角に過ぎない。
天罰・仏罰が下る日本列島であろう。それかあらぬか、梅雨時に九州に豪雨、関東は干ばつである。房総半島は雨が欲しいが、梅雨空から水滴は落ちてこない。晴耕雨読の機会を奪われている1か月である。
<「木更津レイプ殺人事件」に興味示す鎌倉文化人>
タブーに挑戦するMさんは、それゆえにやくざにレイプ、最後は命を奪われた悲劇の「木更津レイプ殺人事件」にひどく興味を示した。やくざ・レイプ文化を容認するかのような木更津は、その実、日本の縮図でもあるからだろう。鎌倉というと、稲葉修元法務大臣と彼の娘のことを思い出すが、鎌倉の文化人の心をとらえた「木更津レイプ殺人事件」は、いつか日の目を見るに違いない。
勇気ある警察官も出てくるかもしれない。ドゥテルテ革命のフィリピンはマニラを、一度歩いてみたいものだ。詩織さん!気晴らしに行って確認してみてはどうか。
女性が安心して暮らせる社会が、いま何よりも優先される政治課題である。そのための政党誕生なら、いのちの限り蝉しぐれ、である。中庸の人は悪を憎む。
2017年7月19日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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