http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/209.html
Tweet |
加計学園問題 山本幸三大臣の「立証責任」論は筋違いだ ここがおかしい 小林節が斬る!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/209589
2017年7月15日 日刊ゲンダイ 文字お越し
小林節・慶應義塾大学名誉教授(C)日刊ゲンダイ
加計学園問題に関する衆議院の閉会中審査の場で、山本幸三地方創生相が「(原則禁止の獣医学部の新設を例外的に認める)条件が揃っていない……と証明すべきは(原則を管理している)文科省で、(文科省が)それを立証できなかったので(その例外を推進する内閣府が)加計学園の学部新設を決めたわけで、全く問題ない」と言い放ったのには驚かされた。
この「立証責任」とは、ありふれた法律用語である。これは、原則として、「あなたは人殺しだ」等の「異例な主張をする側がその事実を立証する責任があり、その立証が尽くされない限りその主張はなかったことになる」というルールである。
これを加計問題に当てはめてみると次のようになる。@まず、既に需給バランスが取れて充足している獣医学部は「原則」として新設させない。Aただし、「例外」的に、既存の獣医学部では対応困難な新しい需要とそれに対応できる新しい構想が具体化された場合には、全国的見地から再考する……というルール(閣議決定)になっている。
だから、「例外」として新設に挑戦しようという加計学園とそれを支援する内閣府の側がAの立証責任を負うのが筋である。
にもかかわらず、これまでに明らかになった事実によれば、規制(原則)を守る役割の文科省に対して、規制を突破する役割の内閣府が特別な必要性の「ある」ことの立証もせずに、「特別な必要性が『ない』ことの立証を文科省がしなかったから、加計学園の新学部を認める手続きを進めろ」と迫ったのである。
つまり、加計学園の学部新設の根拠を示すべきなのに示せなかった側が、その根拠を求める側に対して、「(既に明白な)根拠なきことが立証されなかったのだから、まかり通る」と言っているのである。その際に、内閣府の側は根拠の不存在を「総理のご意向」で補って押し切ろうとしたと、今、疑われている。
これでは、前川前文科次官でなくても、公正・公平であるべき行政手続きを政権が歪めた……と言いたくなる。法的教養があることが明白な山本大臣までが、筋違いな「立証責任」論を振りかざして開き直らざるを得ない状況こそが真実を暗示していると思えてならない。
ここがおかしい 小林節が斬る!
― 桃丸 (@eos1v) 2017年7月15日
加計学園問題 山本幸三大臣の「立証責任」論は筋違いだ|日刊ゲンダイDIGITAL https://t.co/QEAioLVP0w @tim1134 #親父熱愛
加計学園問題 山本幸三大臣の「立証責任」論は筋違いだ https://t.co/wNDBWf1BKz #日刊ゲンダイDIGITAL
― 社会問題を考える会 (@arai27) 2017年7月15日
※twitter @pax_japonica9も宜しく!
※秘密保護法、安保関連法案、共謀罪の不法採決を決して忘れない!
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK229掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。