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日米首脳の無能さだけが目立ったG20サミット
http://kenpo9.com/archives/1774
2017-07-09 天木直人のブログ
G20サミットが終った。
今日の各紙はその報道で埋め尽くされているが、どれを読んでも今度のサミットで何が議論され、何が決まったか、さっぱりわからない。
そう思っている人の為に解説する。
今度のG20サミットは各国首脳の外交合戦であり、トランプ大統領と安倍首相の外交ベタばかりが目立ったG20だったということだ。
およそ首脳同士の会議や会談は、首脳の数が多すぎるほど形骸化する。
当然だろう。
各国の利害が錯綜する外交で、首脳同士が話し合うのは、二国間首脳会談が最適である事は言うまでもない。
いわゆるG7は、先進自由主義国という価値観の一致した首脳同士が集まるからまだ意味がある。
それでも首脳同士で有意義な協議が出来るのは数カ国が限界で、そのG7も今では形骸化してしまった。
価値観も、利害も、発展段階も異なる20カ国の首相が集まった首脳会議など、はじめから会議そのものには意味がなく、その場を借りた二国間の首脳会談が中心となる。
そこで試されるのは各国首脳の外交力だ。
その観点からみれば、今度のG20では、トランプ大統領と安倍首相の外交ベタが際立った。
トランプについては言うまでもないだろう。
北朝鮮問題でも、保護主義でも、環境問題でも、どの報道を見ても、米国の孤立ぶりを各紙が報道している。
私が驚いたのは米露首脳会談だ。
米国に対するサイバー攻撃をプーチンに抗議したと言う。
これは自らの疑惑を晴らすための国内向けパフォーマンだが、プーチンからはそんな事はしていないと一蹴され、国内の民主党からは「追及不足」と責められている。
当たり前だ。
サイバー攻撃を世界の見ている前で二国間の首脳会談で通り上げる。
この外交センスのなさに、トランプの無能さを見る思いだ。
一方の安倍首相は、誰もが北朝鮮との話し合いを探ろうとしている時に、ひとり北朝鮮に対する圧力強化をふれまわり、中国包囲網で喧嘩している習近平に対しては、突如として一帯一路に理解を示して迎合した。
支離滅裂だ。
どうせ賛成するなら、どこよりも早く、強く、賛成した方が相手はありがたがる。
そう言って小泉首相はいち早くブッシュのイラク戦争に支持表明した。
まだ小泉首相のほうがわかりやすい。
G20を開催したメルケルは立派に議長役をこなした。
プーチンは一歩も譲らなかった。
習近平も文在寅も、譲歩する振りをして言いたい事は言った。
マキロンはいまや引っ張りだこだ。
こう考えてみると、やはり、トランプ大統領と安部首相の無能さだけが突出したG20だったということだ。
終わればさっさと帰国すればいいものを、その後スウェーデンを訪れて首脳会談する安倍首相。
何を話すというのか。
日本に帰りたくない気持ちはわかるが、どうせ逃げられないのだ。
一日も早く帰国した方が自分の為にもいいと知らなければいけない(了)
日米首脳 北朝鮮への圧力強化 緊密連携で一致
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170709/k10011050481000.html?utm_int=word_contents_list-items_007&word_result=%EF%BC%A7%EF%BC%92%EF%BC%90%E3%82%B5%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%88
7月9日 0時17分 NHK
安倍総理大臣は日本時間の8日夜、訪問先のドイツでアメリカのトランプ大統領と会談し、北朝鮮に対する圧力を強めていくため緊密に連携していくことで一致しました。一方、会談ではトランプ大統領が対日貿易赤字は巨額に上り、相互に利益のある貿易関係が重要だと指摘したのに対し、安倍総理大臣は日米経済対話の場を通じて建設的に議論していきたいという考えを示しました。
G20サミットへの出席でドイツを訪れていた安倍総理大臣は、日本時間の8日午後10時前から、およそ30分間にわたり、トランプ大統領との日米首脳会談に臨みました。
安倍総理大臣がトランプ大統領と個別に会談するのは、ことし5月にイタリアで開かれたG7サミット=主要7か国首脳会議に合わせて行われて以来3回目で、冒頭、トランプ大統領は「安倍総理大臣とは北朝鮮問題を中心に議論してきたが、北朝鮮の核・ミサイルは大きな脅威であり、引き続き議論を続けていきたい」と述べました。
これに対し、安倍総理大臣は「G20サミットの締めくくりに会談できてうれしい。北朝鮮を含む地域の安全保障環境は一層厳しい。国際社会が直面する課題を議論し、強固な日米関係の姿を世界に示したい」と述べました。
そして安倍総理大臣は「北朝鮮に対する圧力を一段階引き上げる必要がある。先日の日米韓首脳会談で一致した立場を確認したことは有意義だった」と述べ、両首脳は北朝鮮に対する圧力を強めていくため、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
さらに両首脳は、両首脳間の絆と日米同盟が地域と世界の繁栄に貢献していくという認識でも一致しました。
また、安倍総理大臣が、日中関係について正しい道筋に戻りつつあると説明したのに対し、トランプ大統領は「安定した日中関係は地域の平和と安定に資するので歓迎する」と応じました。
一方、日米の経済関係をめぐって、トランプ大統領は「日本に対する貿易赤字が巨額に上っている。相互に利益のある貿易関係が重要だ」と指摘しました。
これに対し安倍総理大臣は「年内に開催予定の麻生副総理とペンス副大統領による日米経済対話で、今後も建設的な議論を行いたい。日本企業の新規投資は活発になっており、日米がウインウインの経済関係を一層深めていくために、しっかりと議論していきたい」と述べました。
最後に、安倍総理大臣は「トランプ大統領の日本訪問を楽しみにしている」と述べたのに対し、トランプ大統領も「早期に訪日することを楽しみにしている」と応じました。
ホワイトハウス 貿易赤字について触れず
日米首脳会談について、アメリカのホワイトハウスは「両首脳は、アメリカなどにとって、脅威であることが示された北朝鮮によるICBM=大陸間弾道ミサイルの発射実験について非難した。そして、国際社会が北朝鮮の核・ミサイル開発に対して、迅速かつ断固とした対応をとるべきだと再確認した」と発表しました。
そのうえで、「トランプ大統領は、アメリカが日本の防衛に強く関与していくことを確認し、あらゆる戦闘能力を行使する用意があることを改めて伝えた」としています。
一方、ホワイトハウスの発表では、アメリカが日本に対して抱える、貿易赤字の問題については言及されていません。
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