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八百長国会を見事に象徴する「国民投票を学ぶ超党派外遊」
http://kenpo9.com/archives/1764
2017-07-07 天木直人のブログ
きょう7月7日の朝日新聞が書いていた。
衆院憲法審査会の議員団が、7月11日から10日間の日程で、英国、イタリア、スウェーデンの3か国を視察すると。
この記事を読んで、これほど腹立たしく思った事はない。
この記事は、日本の政治の八百長ぶりを見事に象徴する記事だ。
この海外視察には、自民、民進、公明、共産、日本維新の5党の議員が参加するという。
社民党や自由党も参加したいはずだがもはや小さすぎて出来ないのだ。
要するに、与野党全員参加の外遊だ。
しかもそのテーマが、これから与野党の最大の対決テーマとなる安倍改憲の国民投票である。
本来ならば、それぞれが独自で調査し、それを生かして改憲と改憲阻止で火花を散らすべきテーマだ。
それを一緒に調査してどうする。
おまけに、何をいまさら外国に学ぶだ。
そんな時期はとっくに通り過ぎている。
ついでに言えば、なぜ、英国とイタリアとスウェーデンなのか。
朝日の記事が書くその理由は、まるでとってつけたような理由ばかりだ。
これは紛れもない無駄な外遊だ。
私は海外の日本大使館勤務で、この手の、いわゆる超党派議員海外視察団のお世話をさんざんしてきたから知っている。
国会議員の税金泥棒ぶりは今も昔も変わらない。
違うところは、ここまで国民生活が疲弊しているのに、国会議員の行動は何も変わらないということだ。
ここまで安倍暴政に国民が怒っているのに、国会議員の怒りはまるで違うということだ。
これほど八百長国会を見事に象徴するものはない。
既存の政党、政治家はすべからく国民の敵である(了)
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