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赤坂の料亭で下村が加計孝太郎に「おろしました」
http://79516147.at.webry.info/201706/article_239.html
2017/06/21 23:40 半歩前へU
▼赤坂の料亭で下村が加計孝太郎に「おろしました」
日刊ゲンダイが興味深い記事を掲載したので転載する。
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発売中の「文芸春秋」7月号に掲載されているノンフィクション作家・森功氏による「加計が食い込んだ下村元文科相夫妻」という記事が興味深い。
加計学園の悲願である獣医学部設置は、長い間、実現不可能とみられていた。
ところが、「腹心の友」の安倍が首相にカムバックし、安倍のお友だちの下村博文幹事長代行が学部設置の認可を与える文科相に就任すると、状況は一変。
その経緯を多くの関係者の証言を得て、丁寧に追っている。なぜ、急転直下で獣医学部新設が認められたのか。そのカギを握るのが、下村と今日子夫人の存在だ。
■「おろしました」という言葉の意味
森功氏の記事にはこのように書かれている。
<(安倍)昭恵と同じく、下村夫人の今日子もまた、加計学園とは切っても切れない旧知の仲だ>
<下村今日子は当時、獣医学部新設の成否を握っている文科大臣の夫人である。それでいて2013年3月、広島加計学園の教育審議委員にも就いている。年に五回以上も、岡山や広島を訪ねていたのは、そのためだろう。
が、その費用は下村事務所や文科省の負担ではないという。すると、ポケットマネーで捻出していたのか。それとも加計学園側が負担していたのか。さらには報酬がどうなっているのか>
<加計と下村(博文)が密談を行ったのは、そんな中の2014年3月頃である。場所は赤坂の料亭「佐藤」だ>
<下座で待っていた加計が下村たちを部屋に招き入れ、下村が床柱を背に正座した。そこで唐突に下村が言った。「おろしました」>
<「おろしました」という表現は、加計学園側が文科大臣の下村に相談した用件にかかわる話だろう。学園側の要望を叶えるよう文科省の担当部署に指示を下したというふうに受け取れる>
下村が文科相時代にレールが敷かれ、安倍が国家戦略特区で半世紀ぶりの獣医学部新設を決定した。こうなると、やはり加計問題の主犯は、安倍夫妻と下村夫妻ということではないのか。
「当時の文科相だった下村氏の責任が見過ごされているように思います。獣医学部新設をめぐる一連の動きを俯瞰して見ると、これは官僚の忖度などという生易しい話ではない。首相が腹心の友を特別扱いしただけという疑念は晴れません」(ノンフィクション作家の森功氏)
その疑惑の本丸である安倍が、「文書の徹底調査を指示した」とリーダーシップを気取る倒錯。
国会で加計学園との関係を質問されると、「印象操作だ!」と騒ぎ立てるくせに、自分の疑惑を徹底調査するよう指示したというのか。
政権にとって都合のいい調査結果が出てくることが分かっているか、時間稼ぎで国会閉会まで逃げ切れば国民は忘れるとつけ上がっているとしか思えない。
下村も11日のフジテレビ系「新報道2001」に出演して、「文科省は徹夜でもして、早めに追加調査してもらいたい」とかエラソーに言っていた。何なのだ、この茶番は。
「2人の発言は支離滅裂で、まるでコメディーです。文書を『怪文書』扱いして再調査を拒否、説明責任から逃げ続けていたのは官邸じゃないですか。
何を今さらだし、再調査で首相の意向があったという結果が出た時に責任を取るつもりがないのなら、軽々しく『徹底調査』などと言うべきではない。
それに、文書が存在することは、みんなが知っています。今ごろになって文書が『あるか、ないか』とやっていること自体がおかしいのです」(ジャーナリストの山田厚俊氏)
政権の姑息な思惑は見透かされている。
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