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これでも安倍政権を倒せないなら国民の怒りは野党に向かう
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2017-06-10 天木直人のブログ
黒を白と言い続けて来た強気一点張りの安倍首相が、一転して絶体絶命のピンチに追い込まれる事になった。
いうまでもなく、「怪文書」について再調査せざるを得なくなった事だ。
ここまで安倍首相を追い詰めたのは、前川前文科省事務次官の勇気ある告発だ。
そして、その前川次官を見殺しにしなかった文科省の若手官僚たちの決起だ。
まるで忠臣蔵を見ているようだ。
彼らを後押しをしたのは、安倍暴政を一貫して批判し続けて来た日刊ゲンダイや週刊誌であり、朝日、毎日、東京などの大手紙の批判報道だ。
それら報道によって、善良な国民もさすがに安倍首相の嘘に気づき、支持率を下げた。
しかし、何と言っても安倍首相をここまで追い込んだ殊勲者は、菅官房長官の定例記者会見で、菅官房長官の嘘を逃がさなかった東京新聞の望月衣塑子(いそこ)氏をはじめとした若手記者たちの鋭い追及質問である。
私はその一部を流すテレビを見て驚いた。
菅官房長官があそこまで窮した姿を見た事がなかったからだ。
やればできるのだ。
どんな質問も、その気になれば出来る。
そして、その答えがいい加減だったら、何度でも聞き返せばいいのだ。
権力に迎合したメディアの幹部は出来なくても、若手記者がジャーナリストの原点に立てばできるのだ。
それを見事に若手記者が証明してくれた。
この菅官房長官の狼狽こそが、安倍首相の狼狽であり、これ以上逃げれば世論に見放されるという危機感が安倍首相を再調査に追い詰めたのだ。
まさしく民意は国家権力に優る事を証明してくれた。
果たして安倍政権は加計疑惑問題で政権を失う事になるのか。
これだけは私にもわからない。
しかし、はっきりしている事は、容易なことではないということだ。
そして、ここまでくれば、後はすべて野党の責任であるということだ。
なぜ容易でないと私が思うか。
それは、ここで安倍首相が二度目の腹痛を起こして政権を投げだすなら、安倍首相は何もかも失うからだ。
歴代三位の長期政権という名誉も、共謀罪も9条改憲も、東京五輪も、何もかも失う。
だから、どんなことがあっても安倍首相は辞めないだろう。
なぜ後はすべて野党の責任であると私が思うか。
それはこれまで野党は安倍首相に対して何の効果的な抵抗をしてこなかったからだ。
安倍批判を叫んで自らの存在感をアピールするだけで、本気で安倍政権を対す動きをしてこなかったからだ。
しかし、勇気ある告発者やメディアがここまで安倍首相を追い込んだのだ。
ここまでお膳立てしてもらって、それでも安倍政権を倒せなければ、国民の挫折感と怒りは一気に野党に向かうだろう。
安倍首相はいま絶対絶命のピンチである。
しかし、野党もまた待ったなしのピンチなのである。
勝負はあと一週間で決まる。
大げさに言えば、会期末までの一週間が、戦後の日本の政治の一大分岐点になるということである(了)
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