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安倍1強を倒す事になるかもしれない岸田文雄の何度目の正直ー(天木直人氏)
http://www.twitlonger.com/show/n_1sps5b5
11th May 2017 市村 悦延 · @hellotomhanks
岸田文雄外相が11日の参院外交防衛委員会で、
安倍首相の9条改正宣言に対して反対の意思を明言したらしい。
9条改正は当面不要であるという自身の考えは変わっていないと。
この考えとは、岸田外相が率いる宏池会会合(2015年10月)で述べた
考えだという。
そこで述べた考えとは何か。
それは、池田隼人、大平正芳、宮澤喜一という歴代の宏池会の会長の名前を
引用したうえで、当面、憲法9条自体は改正することを考えない、
これが私たち(宏池会)の立場だ、というものだ。
安倍首相の改憲発言に対する明らかな否定だ。
岸田文雄の何度目の正直だろうか。
しかし、ここでいう「何度目の正直」の意味は、
石破茂の「何度目の正直」で書いた意味とは正反対だ。
すなわち石破茂の安倍改憲宣言批判は腰砕けに終わりそうだが、
今度の岸田文雄の安倍改憲宣言批判は、今度こそ本物になるのではないか、
岸田外相が安倍1強支配を倒す事になるかもしれない、という意味である。
確かに岸田文雄という政治家は、私から言わせれば、史上最悪の外相だ。
これまでも外務官僚の操り人形のような外相は数多くいたが、
これほど外務官僚の言うままの外相はいなかった。
これまでも首相の積極外交の裏でその存在がかすんだ外務大臣は数多くいたが、
これほど安倍首相の外交の前で霞んだままの外相はいなかった。
しかし、今度の岸田外相の発言は、宏池会の伝統が後押しした発言だ。
重みが違う。
国軍を目指す石破茂の敗北宣言という批判とは正反対の、
改憲そのものに反対する堂々とした批判だ。
その正しさが違う。
おりから安倍改憲宣言に対しては、そのほかの自民党議員からも、
さまざまな思惑から異論が出ている。
おりから自民党内で派閥再編の動きが活発化してきた。
もし、「安倍首相には改憲はさせない」という立場で自民党が割れるなら、
今度こそ安倍1強支配の終焉につながるかもしれないのだ。
私はその動きに期待している。
野党共闘では安倍首相の9条改憲の阻止はできない。
しかし、自民党内での安倍、反安倍の争いが本格化すれば、
安倍首相はそれどころではなくなる。
そして、何度も言うように、安倍首相の手で改憲出来なければ、
憲法9条の改憲問題は事実上なくなる。
その後のどの首相も、憲法9条改正問題などに関わっている暇はないからだ。
どうやら安倍首相は本当に高転びしそうな様相になってきた。
またしても蓮舫民進党代表はチャンスを失うことになる。
そうなれば新党憲法9条も必要なくなるではないか、という声が聞こえて来そうだ。
とんでもない。
憲法9条に手をつけないまま、日米同盟が無制限に強化されていく。
米軍の日本占領は固定化していく。
新党憲法9条は、まさしくそれを阻止する政党だ。
憲法9条を日本の最強、最善の外交・安全保障政策であることを内外に宣言し、
対米自立外交を目指す。
それこそが新党憲法9条が公約に掲げる、憲法9条を国是とする、
ということである。
その必要性は安倍首相の改憲を阻止した後にこそ、ますます高まるだろう。
◇
岸田外相「9条改正は直ちに必要ない」
http://www.news24.jp/articles/2017/05/11/04361201.html
2017年5月11日 16:08 NNN
安倍首相が憲法9条を改正し「自衛隊の存在をしっかりと位置づける」と表明したことについて、岸田外相は11日、9条の改正は直ちに必要はないとの考えを示した。
自民党・岸田派会長、岸田外相「(憲法)9条で今すぐに改正することは考えない。まずは平和安全法制がどのような成果をもたらすのかをしっかり見極めようでないかと。少なくとも今日現在までその考えは変わってないということを申し上げています」
また「総理の発言と私の考え方は、どこが違うのか、同じなのか一度よく確認したい」と述べた。
ポスト安倍を狙う岸田外相としては、安倍首相との憲法観の違いを明らかにすることで存在感を示す狙いもあるとみられる。
一方、衆議院の憲法審査会は、安倍首相が憲法を改正して2020年施行を目指す方針を表明したことに民進党が反発し、11日の質疑が取りやめとなった。民進党は「行政府の長による立法府への介入で安倍首相の発言の真意を明らかにする必要がある」などとしている。
与党側は来週18日の審議再開を目指して野党側と断続的に協議を続けている。また、これに先立って萩生田官房副長官は衆議院の議院運営委員会の理事会に出席し、安倍首相が8日に国会で憲法改正についての具体的な考えを聞かれた際に、新聞のインタビュー記事を熟読してほしいなどと答弁したことについて釈明した。
萩生田副長官は「安倍首相の憲法改正に関する発言は自民党総裁としての発言であり、一政党の意見を国会の場で言うべきではないという趣旨だった。国会軽視ではない」などと理解を求めたという。
日テレ:岸田外相「9条改正は直ちに必要ない」 https://t.co/Nrk7haupus
― かまやん (@kama_yam) 2017年5月11日
このニュースここ1日、2日の動きがよくまとまっている。岸田が9条改正は必要ないと言い、野党は行政府による立法府への介入を批判し、きょうの憲法審が流れ、萩生田は意味不明な弁明に追われる。
Olive method: <岸田外相>「9条改正は今は考えない」 「宏池会」会合で(毎日新聞) - Yahoo!ニュース https://t.co/D7bBBE5B1h @YahooNewsTopics
― Bobbin (@Bobbin1224) 2017年5月12日
#九条改憲不要 考え変わらず 岸田外相、国会で見解
― 東京新聞政治部 (@tokyoseijibu) 2017年5月11日
どちらかというと慎重で安倍首相に従順な印象のある岸田氏としては思い切った発言ですね。自民党内の「ハト派」「リベラル」の動きも注目です。明日の朝刊でも続報します!!
https://t.co/4j3IroQ09m
#九条改憲不要 考え変わらず 岸田外相、国会で見解
― 東京新聞政治部 (@tokyoseijibu) 2017年5月11日
どちらかというと慎重で安倍首相に従順な印象のある岸田氏としては思い切った発言ですね。自民党内の「ハト派」「リベラル」の動きも注目です。明日の朝刊でも続報します!!
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