http://www.asyura2.com/17/senkyo225/msg/360.html
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NHK、本気出し過ぎだろw
― 菅野完 (@noiehoie) 2017年5月6日
「日本国憲法 70年の潮流〜その時、人々は〜」20170506NHK
「日本国憲法 70年の潮流〜その時、人々は〜」2... 投稿者 gomizeromirai
NHKスペシャル 日本国憲法 70年の潮流 〜その時、人々は〜
http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20170506
初回放送 2017年5月6日(土) 午後9時00分〜9時58分 NHK
2017年5月3日、日本は現行憲法の施行から70年という節目を迎える。去年の参議院選挙の結果、改正に前向きな勢力が衆参両院で3分の2をこえ、国会で憲法改正発議が可能な態勢が整った。一方で、今年3月のNHKの世論調査では、憲法を「改正する必要がある」と答えた人が27%、「改正する必要はない」と答えた人が28%、「どちらとも言えない」と答えた人が35%だった。他の世論調査でも、施行から10年以降は「護憲」が「改憲」を上回っているが、2000年代に入ると拮抗あるいは「改憲」が上回る年が増えている。
番組では、世論調査の変遷を軸に、独自に入手した資料や関係者の証言などから、この70年間、日本人がどのように憲法と向き合ってきたのかたどっていく。
50年近く前から行われてきた世論調査の変遷から浮かび上がる「 #護憲 」「 #改憲 」の攻防とは?
― NHKスペシャル公式 (@nhk_n_sp) 2017年5月6日
戦争放棄を求めた「 #憲法9条 」をめぐり何が議論されたのか。
アメリカは「憲法9条」をどうとらえていたのか。
#NHKスペシャル 「日本国憲法 70年の潮流」今夜9時 pic.twitter.com/oRJpYRAH1t
Nスペ始まったな。
― 菅野完 (@noiehoie) 2017年5月6日
お。日青協の小川さん #NHK
― 菅野完 (@noiehoie) 2017年5月6日
おお。憲法改正の歌じゃねぇか。
― 菅野完 (@noiehoie) 2017年5月6日
大勲位、まだまだ元気やがな。
― 菅野完 (@noiehoie) 2017年5月6日
ここ。この議論ですよ各位。
― 菅野完 (@noiehoie) 2017年5月6日
議論の内容もそうですが、当時の政治家の日本語がいかに美しいか。#NHK
おおお。田尾さんだ
― 菅野完 (@noiehoie) 2017年5月6日
しかしNスペ、開始20分でようやく60年か。テンポ遅いんじゃねぇか
― 菅野完 (@noiehoie) 2017年5月6日
「豊かさを謳歌する」の象徴として「浜辺で遊ぶビキニの女性」って映像が使われるんだなぁ
― 菅野完 (@noiehoie) 2017年5月6日
キターーーー!!!日本青年協議会!!!!! #NHK
― 菅野完 (@noiehoie) 2017年5月6日
おおお昭和46年の祖国と青年だ。NHKやりよるな
― 菅野完 (@noiehoie) 2017年5月6日
今、谷口雅春写したぞNHK、えらい
― 菅野完 (@noiehoie) 2017年5月6日
で、今、自民党本部占拠事件だ。NHKえらい!
市民から寄せられた色紙は保管するのに、日報は廃棄するのな、自衛隊は。#nhk
― 菅野完 (@noiehoie) 2017年5月6日
急に2000年代になったね。
― 菅野完 (@noiehoie) 2017年5月6日
椛島さんダァ
― 菅野完 (@noiehoie) 2017年5月6日
櫻井よしこw
― 菅野完 (@noiehoie) 2017年5月6日
NHK本気だなw
熊本ってことは、多久さんとこだからな。そりゃ、櫻井よしこだわな。
― 菅野完 (@noiehoie) 2017年5月6日
NHK、本気出し過ぎだろw
― 菅野完 (@noiehoie) 2017年5月6日
Nスペ。おっ!中央の幟は!#肉球新党 pic.twitter.com/Anwnr9xWFU
― YK #尼崎市議選 #奈良市議選 (@YK49150270) 2017年5月6日
5月6日放送の「NHKスペシャル 日本国憲法70年の潮流」でも、憲法9条改正について「必要ある」と答えた人が「必要ない」と答えた人の倍以上にのぼるという世論調査が紹介されました。 pic.twitter.com/hrSefG1PaA
― かまやん (@kama_yam) 2017年5月6日
NHKスペシャル「憲法・70年の激流」。歴史を振り返りつつ、改憲の源流、アメリカの思惑や「日本会議」の運動の一方,「立憲主義」をかかげる若者ら新しい潮流を追う。「9条を改正する必要ない」が「必要ある」の2倍以上に増える世論調査データを示す。 pic.twitter.com/hssRPhnXzK
― 中村正男 (@nakamasa0225) 2017年5月6日
Nスペ pic.twitter.com/R4K4JvKQBY
― ebashi (@petsounds99) 2017年5月6日
NHKスペシャル、江田五月ええこと言うた pic.twitter.com/4goePpT2fI
― momo03534640 (@momo03534640) 2017年5月6日
NHKスペシャル「日本国憲法 70年の潮流」観てる。戦後の護憲派の動きから改憲派の日本会議のこと、紹介してるけど…根本、日本会議の主張や考え方、怖い。 #Nスペ
― tatanga (@tatangarani) 2017年5月6日
NHKスペシャル、日本会議の改憲運動に踏み込んでいる。佛所護念会教団を取材。https://t.co/xz1HmeCTmT
― Rolling Bean (@rolling_bean) 2017年5月6日
NHKスペシャル「憲法70年 ”平和国家”はこうして生まれた」
― Makkaa☆嘘の戦争 📎 (@tamosanyanen) 2017年4月30日
素晴らしかった。決して押しつけられた憲法ではなく、多くの平和を願う人の思いが込められた法だということがよくわかった。
未来を担う息子と一緒に見れてよかった。#NHKスペシャル
本日のNHKスペシャルを見ていると、演出があったとしても当時の人達が真摯に憲法作成に議論している姿を感じられた。
― 郡山ジュリー (@JulieKoriyama) 2017年4月30日
今の国会見ていると、とても議論しているとは思えない状況である。
与野党含めていま改憲に着手すべきでないと強く感じる番組だった。#NHKスペシャル
NHKスペシャル「日本国憲法 70年の潮流...」
― 西村佳能(新党憲法9条) (@nishiy2006) 2017年5月6日
日本会議の主要メンバーがぞくぞく登場してる。
若いメンバーが街頭で演説してる。知らない仏教団体まで出てる。彼らの主張をそのまま流してる。時代に合わせるとか言ってるが、憲法は流行ではないぞ。強い国とは憲法を変えることじゃない。
今やっているNHKスペシャル、面白いですね。日本会議をしっかり取り上げています。
― 島村 健作 (@shimamuraseitai) 2017年5月6日
「生活を良くするためには憲法を変えないと」
というカルトらしいわけのわからなさ。
NHKスペシャル「憲法70年の潮流」憲法を変えれば日本がよくなるという若者がいたが、今の憲法の理念を実現すれば、日本はよくなると思う。
― 飯塚盛康/デイーセントワークへの扉 (@matchosharoushi) 2017年5月6日
いやあ。Nスペ、結局として論点は、「国民は何も憲法を理解していない」ということをありありと訴える内容になってていっそ清々しかったなw 何かを知るには、まず何を知らないかを知るところから始めないといけない、と。感覚だけでものを言うのでなく、歴史を知り教養を得ないといけない #Nスペ
― 堀井とき (@toki_holy) 2017年5月6日
NHKスペシャル「憲法70年 “平和国家”はこうして生まれた」を見た。そこには、敗戦からの日本再建を目指す正義の人が描かれていた。与党、野党の枠を越え正義の言論があった。そして真の報道があった。
― 山中たもつ (@t_yama1118) 2017年5月7日
NHKスペシャル「日本国憲法 70年の潮流ーその時、人々はー」素晴らしい番組でした。
― 細かい情報 (@information3264) 2017年5月6日
各時代を生きた人々の生の声を集めたことで、戦後の日本の歴史が立体的に映し出されたと思います。
勇気あるスタッフに敬意を表します。願わくば再放送を。無修正で#NHK#NHKスペシャル#Nスペ https://t.co/6G6IZhE2yS
NHKスペシャル「日本国憲法 70年の潮流〜その時、人々は〜」 2017.05.06
http://o.x0.com/m/486340
2017.05.06 Mediacrit
(一同)勝手に決めんな!国民なめんな!勝手に決めんな!勝手に決めんな!今から70年前日本国憲法が施行されました。
私たちは…この70年人々は憲法とどう向き合ってきたのか。
NHKは憲法改正の賛否について1962年から14回にわたって世論調査を行ってきました。
人々は護憲と改憲の間で揺れ動いてきました。
当初憲法を改正する「必要がある」と「必要はない」は拮抗していました。
今回私たちは護憲や改憲の潮流を形づくってきた当事者から証言を得ました。
憲法を巡る議論の焦点は長い間戦争の放棄を定めた9条にほかなりませんでした。
東西冷戦が終結し日本が新たな国際貢献を求められた1990年代。
同盟国アメリカが注視していたのも憲法9条を巡る日本の動向でした。
2000年代に入ると憲法を改正する「必要がある」が「必要はない」の2倍を超えるようになりました。
日本の国民が!この時代急速に広がったのは保守系の団体による改憲運動。
9条にこだわらず社会の歪みの原因を憲法に求める事で賛同者を増やしました。
今年3月に行った最新の世論調査。
憲法を改正する「必要がある」と「必要はない」の差が縮まります。
そして9条については改正する「必要はない」と答えた人が「必要がある」と答えた人の2倍以上になりました。
「この憲法を正しく運用し…」。
国民主権基本的人権の尊重そして平和主義を掲げ戦後の社会の礎となった日本国憲法。
自衛隊が20年間血と涙で待った憲法改正ってものの機会はないんだよ!憲法破壊絶対反対!その変遷から日本社会の現在地を探ります。
今から70年前。
終戦から2年後の1947年5月3日。
昭和22年5月3日…
日本国憲法。
天皇中心の国家の在り方を根本から変える事になりました。
天皇は日本国の象徴であるとされ主権が国民にある事が定められました。
法の下の平等や表現の自由を保障。
基本的人権の尊重が明記されました。
更に第9条には戦争の放棄がうたわれ徹底した平和主義が打ち出されました。
しかし新憲法は施行直後から改正論議にさらされていきます。
憲法が施行された年に国会議員に初当選した…中曽根氏は自ら歌を作り憲法改正を訴えました。
問題視していたのはGHQ連合国軍総司令部によって憲法の草案が作られたというその成り立ちでした。
93歳から2年間かけて中曽根氏は15時間にわたるNHKのインタビューに答えました。
一方世論が反応したのは1950年に勃発した朝鮮戦争でした。
戦力を持たない事への不安が広まったのです。
憲法について新聞社が初めて行った世論調査です。
憲法改正に「賛成する」が「反対する」を大きく上回っていました。
こうした世相の中1955年自由民主党が結党。
党是に掲げたのが「現行憲法の自主的改正」でした。
憲法改正を訴えた岸信介の下内閣に憲法調査会も発足。
日本国憲法の再検討が行われました。
中曽根氏などの国会議員や憲法学者73人の議論を記録した60時間に及ぶ調査会の音源が残されていました。
当時憲法改正を支持したのは旧軍人や神社関係者など戦前社会で発言力を持っていた人が中心でした。
長年憲法改正の運動に関わってきた田尾憲男氏。
明治憲法に戻したいという考えが改憲派の主流の一つだったといいます。
これに対して憲法を守ろうという動きも広がっていきました。
支持したのは新しい憲法の下で自由や平等の価値を初めて実感した世代でした。
その一人江田五月元参議院議長。
幼い頃から戦前の教育について聞かされていたからこそ憲法を尊く感じたといいます。
護憲の動きはどう広がっていったのか。
その全容が分かる膨大な資料が都内の大学に残されていました。
当時運動をリードしたのは憲法擁護国民連合通称護憲連合。
主婦連合会や日本新聞協会多くの労働組合など130を超える団体が参加していました。
発見された資料から地方に最大1万人を送り込み護憲運動を全国に広げようとしていた事が分かりました。
護憲連合は憲法をどのように守ろうとしていたのか。
その戦略を練った人物にたどりつきました。
当時護憲連合の中心だった日本社会党で後に副書記長を務めた曽我祐次氏91歳。
その戦略は憲法の議論を9条に収れんさせる事でした。
憲法9条は1項で戦争を放棄し2項で交戦権を認めないとしています。
戦争の記憶が護憲運動のうねりにつながったといいます。
朝鮮戦争のあと近代的装備を持つ自衛隊を発足させた日本。
護憲連合は憲法9条を改正すればかえって戦争に巻き込まれかねないと世論に訴えたのです。
しかし護憲の戦略を9条に絞った事がその後の議論を硬直化させていきました。
実は護憲を掲げた社会党の中にも当初憲法をよりよいものに変えていこうという動きがありました。
党の機関誌が憲法改正案とも受け止められる論文を発表した事もありました。
執筆者は理想の社会を実現するために憲法論議を呼び起こす事がねらいだったといいます。
党の機関誌の元記者で後に村山総理大臣の政策立案を担った浜谷惇氏。
この記事は憲法調査会で取り上げられ「社会党が憲法改正を考えている」と指摘されていました。
社会党は「論文が改憲論者に利用される結果になった事は遺憾である」と発表。
事態を収束させるため編集長を解任します。
護憲政党として自衛隊違憲非武装中立を打ち出す事で支持を得ていた社会党。
このあと憲法を表立って議論する事ができなくなったと浜谷氏は語ります。
一方自民党も憲法改正を政治課題に挙げる事を避けるようになります。
1960年30万ともいわれる人々が反安保をスローガンに掲げて国会議事堂を包囲。
岸内閣が総辞職した事が転機でした。
9条だけが焦点になった事で憲法の議論が停滞してしまったと振り返る江田五月氏。
その事が人々の生活に憲法を根づかせる機会を奪ったと考えています。
NHKが初めて世論調査で憲法改正への賛否を尋ねたのは1962年。
60年代後半まで憲法を改正する「必要がある」と「必要はない」がほぼ拮抗しています。
時の内閣は経済成長を最優先に掲げ憲法改正を政治日程から遠ざけました。
1968年GNP国民総生産が世界第2位を記録。
敗戦からの復興は東洋の奇跡といわれました。
国会の場で憲法改正を口にするだけで大臣が辞任に追い込まれました。
1975年から17年間NHKは憲法改正の賛否について調査していません。
憲法が掲げる平和主義や基本的人権の尊重の下多くの人々が豊かさをおう歌するようになった時代でした。
こうした中衝撃的な事件が起こります。
1970年作家三島由紀夫が憲法改正を訴え自衛隊に決起を呼びかけたのです。
憲法改正を世に問い割腹自殺をした三島。
人々は冷めていました。
しかしこの事件に強く共鳴した若者たちがいました。
当時盛んだった新左翼運動に対抗した右派の若者たちが作った団体です。
メンバーは2000年代改憲運動を全国で展開していく事になる日本会議の幹部になっていきます。
憲法改正早期実現を期して頑張ろう!
(一同)オ〜!頑張ろう!当時の機関誌で三島の事件を特集していました。
「我々も遅ればせながら昭和の志士たらねばならない」。
この団体の設立役員で日本会議政策委員の百地章氏。
団体は明治憲法こそが日本にふさわしいと現行憲法の破棄を主張。
そして独自の行動をとっていきます。
1976年5月。
政府が憲法の施行を記念した式典を開催した事に反対して抗議行動を断行。
自民党本部に1,500人余りを集め糾弾したのです。
こうした行動は自民党からも厳しく非難されました。
団体は憲法破棄の持論を取り下げていきます。
団体の運動を支持する人も少なかったといいます。
この時期国民の間に憲法改正の気運はありませんでした。
先の大戦の記憶も残る中戦争の放棄を定めた憲法9条の理念も広く浸透していました。
当時若手国会議員だった河野洋平元自民党総裁。
立党以来の党是である「憲法の自主的改正」を取り下げる事も党内で検討されていたと言います。
そして1982年憲法改正を主張してきた中曽根康弘氏が総理大臣に就任します。
人々の関心は中曽根氏が憲法改正に言及するかに集まりました。
1992年NHKは世論調査で18年ぶりに憲法について聞きました。
憲法を改正する「必要はない」が「必要がある」を上回る傾向は変わっていませんでした。
イラクのクウェート侵攻に端を発する湾岸戦争が勃発。
自衛隊の海外派遣が大きく取り沙汰されました。
翌1993年の調査では憲法を改正する「必要がある」が増え「必要はない」と拮抗します。
日本はPKO国連平和維持活動に初めて本格的に参加。
国際社会から評価されました。
自衛隊の海外での活動を肯定的に捉える声が増えていきました。
お〜…。
自衛隊が海外に派遣された際市民が励ましの声を寄せる事もあったといいます。
「国際社会に通用する国家になるには憲法改正が必要だ」として新聞社や学者などが改正案を発表。
9条を論じる事がタブー視されなくなった時代でした。
憲法9条が再び焦点になった背景には同盟国アメリカの存在がありました。
日米の安全保障に関する機密文書を入手し保管しているシンクタンクです。
国務省や国防総省などが長年機密指定としてきた資料を分析しています。
国務省の機密文書の中に1990年イラクがクウェートに侵攻した湾岸危機の際のアメリカの思惑が記されていました。
この時アメリカは西側諸国を中心に多国籍軍を編成。
ペルシャ湾に各国の軍隊が集結していました。
当時アメリカ大使館にいたデミング元外交官が取材に応じました。
(一同)憲法改悪反対!一方日本国内では9条を守ろうという根強い声がありました。
アメリカ大使館は国務省への報告書で憲法9条の壁を乗り越えるのは容易ではないと言及しています。
しかし国際社会からの要請は続きます。
当時の国連のガリ事務総長は重装備の部隊による武力行使で紛争地の秩序を回復させる新たなPKOの形を提唱。
そうした部隊への参加を各国に求めたのです。
当時官房長官だった河野洋平氏。
新しい形でのPKOへの参加は断りました。
その時ガリ事務総長は憲法の改正にまで言及したといいます。
元自由民主党副総裁山崎拓様。
山崎拓元自民党副総裁は自衛隊の活動の拡大を期待するアメリカとの交渉にあたりました。
国会議員になって以来憲法改正を訴えてきた山崎氏。
しかし「国民は9条改正を認めない」と感じていたと振り返ります。
国際情勢の変化の中で9条の価値が改めて問われた時代。
その後憲法を巡る議論は大きく変質していきます。
21世紀に入ってNHKが世論調査で憲法について初めて聞いたのは2002年。
憲法を改正する「必要がある」が58%「必要はない」を35ポイント上回り世論は改憲に大きく傾きました。
「必要がある」と答えた人の8割が「時代が変わって対応できない問題が出てきた」とその理由を挙げました。
同時多発テロそしてイラク戦争が勃発。
国内では派遣法改正による規制緩和の影響で非正規雇用が増加しました。
格差や貧困が表面化。
家族や教育を巡る問題も相次ぎました。
2002年の調査で憲法を改正する「必要がある」と答えた割合が最も高かった世代は30代。
次いで20代。
特に現役世代が憲法改正の必要性を感じていました。
2005年2012年の世論調査でもその傾向が続きました。
なぜ若い世代に憲法を変える必要があるという考えが増えてきたのか。
都内で開かれた憲法改正に関する勉強会。
およそ100人の若者が参加しました。
おっすごい質問ですね。
この男性はインターネット動画で憲法に関わる知識を得ていると言います。
参加者の多くが家庭や職場で抱く違和感から憲法に関心を持ち次第に改正した方がいいと考えるようになったといいます。
2000年代こうした若い世代の意識の変化に合わせるように拡大していったのが日本会議です。
三島由紀夫の事件に触発され当時自民党を糾弾したメンバーたちが幹部になっています。
現在会員は4万人余り。
全国に250の支部を持っています。
天皇陛下万歳!
(一同)万歳!万歳!
(一同)万歳!日本会議が作成した憲法改正の考えです。
国家の基盤は家族だとして家族の保護育成を憲法に明記する事。
そして国家あっての人権であると主張しています。
今日本会議のメンバーが憲法改正に向けて全国各地で行っている署名活動。
若い世代の参加者も少なくありません。
法案ができたとしても私たちはそれを支持する事ができません。
飲食店で働くこの男性は今の生きづらさを解消したいと考えていました。
憲法というものは関係ないと思ってると思うんです。
神道や仏教などのさまざまな宗教団体の幹部も日本会議に名を連ねています。
その一つ佛所護念会教団。
全国に50万世帯の信者がいるとしています。
日本会議の全ての主張に賛同している訳ではないとしながら日本を立て直すために憲法改正が必要だとしています。
日本会議の改憲運動については個人の自由や基本的人権を制限しようとしていると警戒する声があります。
一方で集会に参加した人からは自分たちの生活を守るために国家が強くあってほしいという声が聞かれました。
2000年代に入って増えた改憲を求める声。
その一方でおととし憲法を自分たちの手で守っていこうという新しい動きが生まれました。
社会の行き詰まりは憲法ではなく憲法の理念を実現しない政治に原因があると若者たちが声を上げたのです。
(一同)憲法守れ平和を守れ!憲法守れ平和を守れ!憲法は個人を縛るものではなく国家の権力を縛るものだとする立憲主義を新たなスローガンに掲げ支持を広げました。
(一同)民主主義って何だ!これだ!民主主義って何だ!これだ!若者たちは今も声を上げ続けています。
(一同)暮らしを守れ!暮らしを守れ!NHKが今年3月に行った最新の世論調査です。
憲法を改正する「必要がある」は43%「必要はない」が34%。
差は9ポイントに縮まりました。
そして憲法9条改正の賛否については改正する「必要はない」が「必要がある」の2倍以上になっています。
戦後日本の礎となった憲法。
この70年社会は大きく変貌しました。
人々の憲法との向き合い方や論点が多様化する中で今日本国憲法は分岐点に立っています。
自民党の憲法改正推進本部長保岡興治氏。
憲法改正について次のように語ります。
民進党の最高顧問を務めた江田五月氏。
憲法を変える事よりも憲法を生かしていく事が大切だと指摘します。
僕はいまだに思うんですが…今月3日日本国憲法の施行から70年を迎えました。
国民主権基本的人権の尊重そして平和主義を掲げた日本国憲法。
70年の潮流の先にどのような道を歩むべきなのか。
その問いに向き合う事が私たち一人一人に課せられた未来への責任です。
2017/05/06(土) 21:00〜22:00
NHK総合1・神戸
NHKスペシャル「日本国憲法 70年の潮流〜その時、人々は〜」[字]
日本国憲法が施行されて70年。この間、人々は憲法とはどう向き合ってきたのか。NHKが施行15年目の1962年から行ってきた世論調査を軸に、憲法の潮流をたどる。
詳細情報
番組内容
国民主権、基本的人権の尊重、そして戦争の放棄を定めた日本国憲法が施行されて70年。この間、人々は一度も憲法を変えることを選択してこなかった。この70年、人々は憲法とはどのように向き合ってきたのか。それぞれの時代に何が議論されてきたのか。NHKが施行から15年目の1962年から行ってきた世論調査を軸に、憲法の潮流をたどる。
出演者
【語り】広瀬修子
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