★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK225 > 247.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
安倍首相憲法九条改定に言及。何故憲法改正する必要を感じてるか。自衛隊を米国戦略に使うには現行憲法は不具合。  孫崎享氏
http://www.asyura2.com/17/senkyo225/msg/247.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 5 月 04 日 17:00:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 



(孫崎享氏)★安倍首相憲法九条改定に言及。
何故憲法改正する必要があるとみているか。
言及しないが米国のため、自衛隊を米国戦略に使うには現行憲法では不具合。
必ず違憲訴訟がでる。自衛隊員の士気と言っているが、日本本土防衛の為でない。
米国への犠牲になる士気。
http://www.twitlonger.com/show/n_1sprfrq
4th May 2017 市村 悦延 · @hellotomhanks


A:事実関係:4日朝日新聞

安倍首相(自民党総裁)が憲法記念日に、憲法改正で新たな目標に踏み込んだ。

憲法に規定がない自衛隊の条文を9条に盛り込み、

2020年に改正憲法の施行を目指す方針を明言。

衆参各院で3分の2を占める「改憲勢力」を背景に、議論を加速させる思惑が前面に。

最近は憲法改正で具体的な発言を控えていた首相だが、

このメッセージでは姿勢を一変。長く改憲論議の核心となってきた9条について、

「自衛隊を明文で書き込むという考え方は、国民的な議論に値する」と言い切った。

20年に「新しい憲法」の施行を目指すとも明言。

18年9月の自民党総裁選で3選されることを前提に、

憲法改正に突き進む姿勢を明確にした。

 首相は昨夏の参院選で大勝し、衆参各院で改憲に積極的な勢力が国会発議に必要な

3分の2を上回ってから、慎重に改憲シナリオを検討してきた。

首相側近は昨秋、首相の持論だった戦力不保持を定める9条2項の改正は封印し、

3項を追加して自衛隊を明記する案を友党・公明党の幹部に伝え、感触を探った。

首相自身も今年に入り、

周辺に「9条に3項をつけて、自衛隊の合憲を明文化したい。じっくり取り組みたい」

と語っていた。

 今回の憲法改正の方針表明に向け、首相は事前にメディアにも対策を打った。

4月24日夜、都内の料理店で、

憲法改正試案を紙上で発表している読売新聞の渡辺恒雄・グループ本社主筆と食事。

その2日後に東日本大震災をめぐる問題発言をした今村雅弘・前復興相を更迭した

直後、同紙のインタビューを受けている。

 読売新聞は5月3日付朝刊で、首相のインタビューを1面トップで掲載。

「憲法改正 20年施行目標 9条に自衛隊明記」として、

ビデオメッセージと同様の内容を報じた。

 「いよいよ憲法に具体的に取り組む時期になってきたということだ」。

首相官邸幹部は首相メッセージについて、こう解説する。

背景にあるのは、3分の2勢力があるうちに発議の環境を整えるためには、

いまから改憲項目を絞り込まねばならないとの判断だ。

北朝鮮が核・ミサイル開発を進め、東アジアの安全保障環境は緊迫しており、

9条に自衛隊を明文化しても、反発は少ないとの計算も働いた。

 首相が現段階で描く発議とその後の国民投票のタイミングは、

自民党総裁選で3選し、21年9月までの任期を確保することを前提に考えている。

 最速のシナリオは、来夏ごろの発議だ。

国民投票法は、発議後60〜180日の間に国民投票を実施すると定める。

首相が総裁3選後、18年12月の衆院任期満了を目前にした秋から冬にかけて

衆院を解散。国民投票と衆院選を同日に行う案だ。

現状の改憲勢力に基づいて発議を急ぐやり方だ。

 その次は、19年前半の発議、同夏の参院選と同時の国民投票だ。

次の衆院選で発議に向けて再び3分の2勢力を確保しなければならないが、

国会の憲法審査会などで与野党の議論に一定の時間はかけられる。

 最後は衆参両院選挙で勝利したうえで、20年に発議し、国民投票を行う筋書きだ。

与野党が争う国政選挙に憲法改正を絡めず、単独で国民の判断を仰ぐことを重視する。

首相周辺は「21年までの任期をにらんで憲法改正をやり遂げたい。

それが首相の思いだ」と語る

B:評価

 何故安倍首相が憲法改正をしようとしているか。

 安倍氏が言わない部分がある。

 自衛隊を米国の戦略の為に海外で使う。

それには現行憲法では不具合だということである。

2005年10月29日日米は、ライス国務長官、ラムズフェルド国防長官、町村外務大臣

大野防衛庁長官の間で合意し、その後もしばしば両国政府が、

合意を守ることに言及した文書に「日米同盟:未来のための変革と再編 」があり、

これが基本的に現在の日米安全保障関係の起訴となっている。

アジア地域及び世界における共通の戦略目標を達成するため、

国際的な安全保障環境を改善する上での二国間協力は、同盟の重要な要素となった。

この目的のため、日本及び米国は、それぞれの能力に基づいて適切な貢献を

行うとともに、実効的な態勢を確立するための必要な措置をとる。

4.二国間の安全保障・防衛協力の態勢を強化するための不可欠な措置

 上述の役割・任務・能力に関する検討に基づき、

双方は、更に、新たな安全保障環境において多様な課題に対処するため、

二国間の安全保障・防衛協力の態勢を強化する目的で平時からとり得る

不可欠な措置を以下のとおり特定した。

•緊密かつ継続的な政策及び運用面の調整

•計画検討作業の進展

•情報共有及び情報協力の向上

 双方は、良く連携がとれた協力のためには共通の情勢認識が鍵であることを

認識しつつ、部隊戦術レベルから国家戦略レベルに至るまで情報共有及び情報協力を

あらゆる範囲で向上させる。この相互活動を円滑化するため、

双方は、関連当局の間でより幅広い情報共有が促進されるよう、

共有された秘密情報を保護するために必要な追加的措置をとる。

•相互運用性の向上

•日本及び米国における訓練機会の拡大

上記に「共有された秘密情報を保護するために必要な追加的措置をとる。」というのは

秘密保護法や共謀罪などの動きにつながる。

重要なことは、「自衛隊を海岸に展開する態勢をとつ」ということと

「国民の権利を最大限に守る」という憲法とは共存できないということである。

自衛隊の海外派遣では必ず違憲訴訟がでる。少なくとも幾つかの訴訟では、

地方裁判所で違憲判決が出る可能性が高い。

そして、重要なことは「日米の共通の戦略」とされるものは、

対テロ戦争が含まれるが、

@テロ戦争でテロは撲滅されず、逆に飛躍的にテロを増大させている、

Aテロ戦争に加担することで日本攻撃の危険性を増大させる。



 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 中川隆[-7816] koaQ7Jey 2017年5月04日 17:20:00 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
こいつ、アメリカの犬だろ

今、改憲しなければ永遠にできなくなるからな:

世界の中で日本だけが「憲法」を異常な捉え方をしていると筆者は思っている。年中、憲法で騒いでいるのは日本ぐらいである。このような事態になったには、先週号で取上げたように戦後の左翼勢力と左翼思想の存在が原因としてある。また日本のマスコミと憲法学者がこれを助長してきたと筆者は思っている。こんな中、今週は安倍政権に対しいくつかの提言を行いたい。


まず観念論者は、全体の法体系の中で憲法というものを位置付ける。理想的な憲法がまず出来上がり、その下に各種の法律が制定される。もし法律が憲法を逸脱していたなら違憲ということになる。

しかしどれだけ完全で理想的な憲法を作っても、時間が経ち状況が変化すれば、現実に合わなくなる。そこで憲法の改正という話になる。しかし一般の法律と異なり、どの国でも憲法改正の条件を厳しくている。例えば議院議席の3分の2以上の賛成というのが一般的である。さらに日本のように全ての条項の改正に国民投票を課す国がある。ただそのような国は少数派である(アイルランド、オーストラリア、韓国など)。


ところで案外知られていないことであるが、憲法に重きを置いている国とそうではない国がある。前者の国は成文憲法を絶対と捉え、一般の法律が憲法に逸脱することを許さない。ドイツやフランスといった大陸派の国である。したがってこのような国では頻繁に憲法の方が改正されている。戦後だけでも、ドイツ59回(先週号で58回としたのは間違い。ドイツが異常に多いのはおそらく東西ドイツの統合も影響)、フランス27回、イタリア16回という具合である。

これらの大陸系の成文主義に対して、英米のような成文憲法を軽く見る一方で、むしろ判例を重視する国がある。このような国では憲法改正にこだわらない(ただそれでも米国は戦後6回の憲法改正を行っているが)。特に英国は成文憲法さえ制定していない。

日本は、事実上憲法改正が不可能なので、これまで憲法の事実上の解釈の変更で現実に対処してきた。典型例が砂川事件裁判での最高裁判決「日本には自衛権がある」である。この判例を元に政府は自衛隊の整備を進めてきた。これは英米派に近い対応だったと言える。


ところがこれに対して日本の左翼やその取巻きの憲法学者は、ずっと大陸系の成文主義にこだわってきた。したがって自衛隊は違憲と強固に主張してきた。もっとも保守陣営にも成文主義を唱え、憲法改正を推進する者がいる(憲法を改正して自衛隊の立場を明確にすると主張・・既に必要がないのに)。

GHQがたった一週間で作った憲法原案を占領下の日本政府に示し「ほれこれで憲法を作れ」としたのも、米国が憲法というものに重きを置いていないからと筆者は思っている。新憲法施行後、たった1年で日本の再軍備を画策したり、本当に米国は憲法を軽んじる国と理解する必要がある。ちなみに筆者は、昔、改憲を支持していたが、今日、憲法不要論を唱えている。


上記で述べたように成文憲法を軽視する英米に対して、成文憲法を重視する大陸系(ドイツやフランスなど)に分けられる。しかし大陸系の国々は、成文憲法に重きを置く結果、何十回も憲法を改正するという馬鹿馬鹿しいことをやっている。あまりにも憲法に細かい事柄を盛込むからこのような事態に陥るのである。むしろ憲法は、抽象的で未来永劫変ることがないような価値観だけを条文化すれば良いのである。そしてこれを突き詰めれば憲法不要論となる。


また日本の憲法学者の「立憲主義」という言葉は、怪しくしばしば誤解を招くと筆者は思っている。筆者は、立憲主義は王権に対抗する概念と理解している。つまり欧州における歴史的な王権と民権の緊張関係から生まれた言葉なのである。国王(君主)の自分勝手な振舞い、例えば国民に住民に重税を課したり、無謀な戦争を始めるといったことを牽制するための議会と王との間の取決めが憲法の始まりと筆者は認識している。

立憲主義は、王権を制限する概念と筆者は捉えている。つまり国王の暴走から国民を守るものが立憲主義であり憲法と思っている。ところがドイツやフランスには既に国王は存在せず、政治を司るのは選挙で選ばれた政治家である。そもそも中世の欧州のように国王(君主)が絶対的な政治権力を持つような国は、今日、少なくとも先進国には見当たらない。つまりどの先進国でも、政府は選挙民の投票行動でひっくり返るのである。もはや政府を憲法で縛る必要はない時代になっている。つまり大陸派の成文憲法の重視という考えは、本当に時代錯誤で時代遅れである。


•憲法改正の可能性は全くない

今日の最大の政治的テーマは安保法制である。安倍政権はこの法案成立を目指し9月まで国会の会期を大幅に延長した。しかし一連の法案が憲法に抵触すると言って、野党は強い抵抗を示している。これに対して与党は、法案はギリギリ合憲の範囲内と突っぱねている。

また安保法案に関連し、憲法改正を先行させるのが筋という意見が多い。しかしこのもっともらしい話が曲者と筆者は見ている。今日、憲法を改正しようという動きはむしろ安保法案成立の足を引張ると考える。安倍政権が本当に安保法案の成立を目指すのなら、憲法改正の動きを中断するか、一層のこと止めるべきと思っている。もっとも憲法が不要と考える筆者にとっては、憲法改正なんて論外ではある。


そもそも日本国憲法を改正することは不可能である。まず両院で三分二の賛成を得ることが考えられない。小選挙区比例並立制になり、衆議院だけはかろうじて与党が三分二の議席を得るケースが稀に出てきた。しかし参議院で与党が三分二の議席を得ることは絶望的である。

実際、これまでの参議院選で与党が三分二の議席に近付いたことさえない。特に与党にとって難しいのは複数議席の選挙区であり、ここは事実上の中選挙区になる。中選挙区では各党が議席を分け合うことになり、与党にとって不利である。そして複数議席の選挙区の定員が増えている。したがって与党が三分二の議席を得ることがますます難しくなっている。つまり衆参の与党が同時期に三分二の議席を占めるということは奇跡であり、未来永劫ないことと筆者は思っている。


そして意外と問題なのが国民投票と筆者は見ている。各種の世論調査を見ても、憲法改正に賛成する国民は5割を超えている。しかし憲法第9条の改正に限れば、賛成が5割を大きく下回る。つまり第9条含みの憲法改正案は、国民投票で否決される可能性が大きい。与党はこのことを甘く考えている。

もし国民投票で第9条含みの憲法改正案で5割以上の賛成を得るには、よほどの状況に日本が置かれた場合しか考えられない。筆者は、5年前の中国漁船の海上保安庁の巡視船への体当たり事件みたいなものがタイミング良く起らない限り、5割以上の賛成を得るということはないと見ている。つまり仮に奇跡が起って衆参で与党が三分二の議席を占めたとしても、国民投票で否決される可能性が極めて高く、その場合には憲法改正は大失敗に終わるのである。安倍政権としては、この大きなリスクのある方向に進むべきではないと筆者は考える。


また奇跡的に憲法改正が国民投票の段階を迎えれば、護憲派という左翼勢力は実力以上の力を発揮し大いに張切るはずである。左翼というものはどの時代でも自分達の非力を自覚している。しかしその分プロパガンダに長けているのが左翼である。マスコミを取込むのもうまく、今日の安保法案審議の報道にも左翼勢力の影響が見受けられる。むしろボロボロなのが保守陣営であり、彼等は「けんか」の仕方を知らない。特に若い保守派政治家は、左翼のことを全く解っていない。

日本の左翼勢力(=護憲派)は、ソ連の崩壊や成田闘争の敗北などで(他には労働組合の弱体化など)ほぼ消滅したはずであった。ところが福島原発事故をきっかけに少しずつ盛返している。ひょっとすると今回の安保法案闘争は、保守と左翼の最終決戦になるかもしれない。この大事な時期に憲法改正という左翼にとって「絶好の餌」を投入れるなんて信じられないことである。


安倍政権は今の安保法案の成立を目指して真直ぐに進めば良い。憲法を改正しようとするから下らない憲法学者が大勢しゃしゃり出てくるのである。特に憲法を先に改正すべきという憲法学者は「隠れ護憲派」と見なして良い。少なくとも憲法改正の動きは、安保法案成立にとって邪魔なだけである。

今の安保法案は憲法の許容範囲を越え違憲という声が大きい。しかしそれは個人や団体の意見に過ぎない。法案成立までの手続きに瑕疵がなければ、当然、法律は制定されることになる。

ただ法案成立後、もちろん新しい法律が違憲と訴えられるかもしれない。しかしその場合は最終的に最高裁がどのような判断をするかである。まず最高裁が高度に政治的な問題と判断を回避することが考えられる(統治行為論)。また部分的に違憲と判断することも有りうる。その場合には成立した法律の手直しが必要になるかもしれない。しかしこれらは今の段階で考えることではない。そして今日の安倍政権にとって最も需要なことは、日本国民が被る可能性がある軍事的な脅威に対する必要な法整備である。あまり時間はない。
http://www.adpweb.com/eco/eco850.html




[32初期非表示理由]:担当:アラシ

2. 2017年5月04日 18:11:55 : 3Z34VcMKBs : Y6prlBpPLBs[1]
孫崎氏は面倒くさい憲法論議をしているのではないでしょ。
日米の置かれた状況や力関係から、改憲はアメリカの傭兵になるのが関の山だから、やめたほうがいいといっている。
原理主義でもなんでもない。状況をみて「やめたほうがいい」であって、もし、米国がいっさいの干渉をしない独立国日本が存在しているのなら、ぜんぜん別の考え方をしただろう。
観念的にしか考えられないのはあんたのほうじゃないかとおもうよ。

3. 2017年5月04日 18:53:17 : u2kLIAOZxo : ddzX6TyrZf8[1]
>>1が「アラシ」ならば、全てのコメントは「アラシ」だろう。

本サイトの管理人が変わったとの噂があるが、管理人が変わったから「アラシ」となったのか?


4. 2017年5月04日 20:28:19 : F97AYxKwWt : cCnk1qKJ0i8[26]
3さん、中川隆氏が何度も同じ記事を貼り付けているからですよ。この記事だってそうですよ。


  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK225掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
政治・選挙・NHK225掲示板  
次へ