http://www.asyura2.com/17/senkyo225/msg/165.html
Tweet |
http://okitahidehito.blog.fc2.com/blog-entry-6119.html
2017/05/02 06:01
<安倍晋三首相は1日、超党派の国会議員らでつくる「新憲法制定議員同盟」が東京・永田町の憲政記念館で開いた大会で、「いよいよ機は熟してきた」「(日本国憲法の施行70周年という)この節目の年に必ずや歴史的な一歩を踏み出す」とあいさつし、憲法改正に強い意欲を示した。
首相は「憲法を不磨の大典と考える国民は非常に少数になってきた。もはや改憲か護憲かといった抽象的で不毛な議論から卒業しなくてはならない」とも語った。自民党が2012年にまとめた憲法改正草案を、国会の憲法審査会に「そのまま提案するつもりはない」としたうえで、「圧倒的第1党として現実的かつ具体的な議論をリードしていく決意だ」と述べた。
また、議員同盟の会長を務める中曽根康弘元首相は「現行憲法はマッカーサーの超法規的力が働いた。国民自らの手で、国民総意に基づく初めての憲法を作り上げる作業だ」とあいさつした>(以上「朝日新聞」より引用)
憲法は決して「不磨の大典」だとは思っていない。世界情勢や日本の状況が変化すれば改憲もありうるのは当然だ。
しかし安倍氏自らが「不磨の大典」ではない、と発言するのには違和感がある。彼は既に憲法を蔑ろにし、勝手に日本を戦争の出来る国に変えてしまった。
憲法は国民を守り、時の権力者に箍を嵌めるためにある。国民を守る、という面では様々な自由を保障し、誰もが平等で、最低限の文化的生活を保障される、と憲法が定めていることだ。
権力者を縛る側面は指摘するまでもなく「国際平和」を定めた前文と「戦争放棄」の条文だ。憲法を読む限りでは米軍が日本に駐留することを予定していない。日本が世界随一の軍事大国の三下になって、バシリをせよとは書かれていない。ましてや「駆けつけ警護」で武器を携行して世界の果てまで出かけて良いとも書かれていない。
米軍補給艦を日本の最大の護衛艦「出雲」が護衛するという。補給艦が攻撃されたら、当然「出雲」が応戦・撃退することになる。安倍自公戦争大好き政権は憲法に定める超えてはならない一線を越えてしまった。
米軍は日本防衛のために空母を朝鮮半島沖に派遣したのではない。米国本土防衛のためだ。
日本は既に北朝鮮のミサイルの射程に入っている。もちろん核弾頭を搭載すれば核攻撃を受けるが、それまでもなく、北朝鮮から至近距離にある日本海側の原発を通常弾頭離ミサイルで攻撃するだけで日本は終了する。
そうした極めて危険な状況を生じているのは北朝鮮のミサイルだけではない。中国本土には数千発もの核搭載ミサイルが日本の核都市に照準補合わせたものが配備されているという。
日本の危機はとうの昔から始まっている。それに対して日本政府は「世界平和」の実現を積極的に周辺諸国に働きかけたことがあっただろうか。中国に対して闇雲に最大利益を求める企業が投資し、中国経済を拡大させるのに一役も二役も買ったが、その結果として日本経済を弱体化させ、中国を軍事大国に育ててしまった。
長期戦略のない日本の国際政治には呆れる。安倍自公戦争大好き政権は自衛隊が世界で戦争を常にしている米軍の三下になることを望んでいるとしか思えない。その安倍氏が憲法改正を口にするとはおぞましいばかりだ。すでに彼は日本国憲法をすっかり骨抜きにしているではないか。「不磨の大典」ではないが、政権が蔑ろにしてはならない。「戦争法」を定めるにはまず憲法を改正してからが物事の順序だ。彼は長期戦略を持たないだけでなく、憲法と法律の関係すら理解していないようだ。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK225掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。