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2017年04月09日 「ジャーナリスト同盟」通信
<懸念されるイラクの二の舞い>
韓国政府にTHAADミサイルを設置したり、時々の米韓軍事演習で北朝鮮を脅迫しているワシントン戦略のため、北朝鮮の若い指導者も、負けじと核実験・ミサイル実験で「やれるならやってみろ」と対抗している。まるで子どもの喧嘩のような事態が、東アジアの半島でずっと繰り広げられている。ところで、今のワシントンは、イラク戦争を強行したブッシュ政権と体質が似ているトランプ政権だ。第二のイラク戦争を懸念する分析が、内外の懸念材料となっているが、結果は、金王朝のお陰で、安倍もトランプも、国民を外交に目を向けさせることが出来て助かっている。アメリカや日本にとって痛くもかゆくもない北朝鮮の暴走が、安倍とトランプを救済している現状こそが、現在の危機なのである。
<内政の行き詰まりのトランプ>
外交は内政と一体である。内政が行き詰まると、それが外交面で火を噴くことになる。歴史の教訓でもある。各国の政治指導者は、そうして政権維持を図ってきた。
不動産屋から大統領になったトランプ政権は、身内をホワイトハウスに投入する一方で、アメリカの1%を政府の各省のトップに据えている。アメリカ国民を代表していない政府である。勢い野党の民主党の反発が強くなる。
与党共和党内の良識派といわれる面々も、反発している。そしてアメリカの世論をリードする大手の新聞テレビは、言論の自由を謳歌している。
そのため、トランプ公約は司法・検察からも毛嫌いされている。大胆な移民規制や健康保険制度の転換など、トランプ政策は次々と破たんしている。健全なジャーナリズムの成果であって、日本の体制擁護の新聞テレビと異なっている。
トランプは、遂に国民の目を外に向けさせる政策を決断した。シリアへの空爆である。フロリダでの米中首脳会談の場で、シリア空爆を北京に通告した。化学兵器をしたのかどうか。まずは国連の調査団を派遣することが、手順のはずだが「化学兵器を使用したシリアのアサド政権」と決めつけて、これを強行した。
乱暴な決断に、シリア支援のロシアのプーチンが怒りだした。
ブッシュのアフガン・イラク戦争が、トランプのシリア・北朝鮮戦争なのか?中東と東アジアでの二股戦争は不可能かもしれないが、トランプは米中首脳会談(4月6日)の場でも「中国が協力しなければ、アメリカ単独で処理する」とうそぶいている。
内政の行き詰まりが、トランプの戦争政策を強めている。
しかし、これは簡単なことではない。いまのところ、米ジャーナリズムは健全で、米国民のトランプ憎しは衰えを見せていない。東アジアでの戦争は、日韓だけでなく中国・ロシアをも巻き込む。1週間で片が付くと言えるのかどうか。
<死に体の安倍晋三>
ブッシュ戦争を即座に支持した小泉政権の過ちが消えることはないが、こんどは目と鼻の先の半島での戦争である。日本も巻き込まれる。日本の米軍基地のみならず、戦争法によって自衛隊も動員される。米韓による戦争は、日米韓による戦争行為である。これに中ロは対抗するだろう。まさに第三次世界大戦へと突入するだろう。核戦争も想定される。そうでありながら安倍政権は、トランプを即座に支持したのだ。
なざか?おわかりだろう。いまの安倍と安倍政権は死に体である。
安倍スキャンダルは、安倍家の戦争まで勃発させている。国会も官邸も針のむしろである。安住の地がない。選挙をやっても負けることがはっきりしている。出来ない。創価学会も変わったという。
水面下での安倍おろしも進行している。安倍昭惠の国会喚問でお陀仏の運命にある。
最近の安倍は、よく大嫌いな公邸に泊まるようになっている。昨日は東北視察をしたようだが、相変わらず東電原発現場を回避している。消息通は、持病の薬の副作用に注目している。ことと次第では、地雷から爆弾を落とせるメディアも現れている?との情報も出回り始めた。
米軍の北朝鮮征伐が、安倍にとって幸いする、というのである。事態はトランプよりも、死に体の日本政府に好都合なのか?
韓国では、北朝鮮との対話を優先する大統領が、5月に誕生することになるが、これは日米政府にとって嫌なことである。中国もまた重い荷を背負わされている。本来であれば、6か国協議再開の場面でもあるが。
日本にとっては、死に体の安倍の暴走が気になるところである。1日も早く卒業させる努力が、野党と国民に求められている。
2017年4月9日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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