http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/477.html
Tweet |
血も涙もねえ、のっぺらぼうな野郎だ!
http://79516147.at.webry.info/201702/article_103.html
2017/02/10 01:03 半歩前へU
▼血も涙もねえ、のっぺらぼうな野郎だ!
「何をぬかしやがる。この丸太ん棒め。血も涙もねえ、のっぺらぼうな野郎だから丸太ん棒ってえんだ。ほうすけ、ちんけいとう、かぶっかじり、いもっぽりめ」。落語の「大工調べ」で大工の棟梁(とうりょう)が大家に向かって悪態をつく場面。
人をおとしめるための悪口とはいえ、陰湿さを感じぬのはなにも威勢の良さのせいばかりではなかろう
「首提灯(くびぢょうちん)」には武士をからかう、こんな悪口。「二本差しが怖くって田楽(でんがく)が食えるかよ。気の利いた鰻(うなぎ)を見ろ、四本も五本も刺してらあ。そんな鰻、食ったことあるめえ。おれもない」。
意表を突く表現に笑いが隠れ、罵倒するにも柔らかさもある
この手の悪口が血の通ったゲンコだとすれば、こちらは鋭利なナイフである。「○○人は殺せ」「○○人は海に投げ入れろ」「この町から出て行け」
法務省がヘイトスピーチ防止で例示した不当な差別的言動の具体例である。言葉の裏にあるのは人を傷つけたいというむきだしの憎悪である
それにしてもである。具体例は自治体の要請で作成したと聞くが、こんなことを国が例示しなければならないこと自体、寂しい
教えられるまでもなく、言われる立場となって、言われたくない差別的な言葉を想像すれば、何を言ってはならないかの見当はつくだろう。それが分からぬほど、血も涙もない丸太ん棒が増えたとは思いたくもないのだが。
以上は2月8日の東京新聞のコラム「筆洗」である。このように落語は新聞や雑誌によく引用される。落語は教養の一部として欠かせない。全国の小学校で4年になると、授業で落語を習う。演目は「ぞろぞろ」だ。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK220掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。