室井佑月「誰の使者であるべきか」〈週刊朝日〉赤かぶ

室井佑月「誰の使者であるべきか」〈週刊朝日〉
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/428.html
投稿者赤かぶ日時 2017 年 2 月 09 日 08:00:05: igsppGRN/E9PQ　kNSCqYLU

室井佑月氏は山本太郎氏の演説を聞き、「あたしはまるで一本の映画を見たようだ、と思った」と感激する　（※写真はイメージ）

室井佑月「誰の使者であるべきか」〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170208-00000023-sasahi-pol
週刊朝日 2017年2月17日号

　作家の室井佑月氏は「政治家の使命」として安倍晋三首相を批判した山本太郎参院議員について、こういう。

＊　　＊　　＊
　1月25日、自由党共同代表の山本太郎参院議員が参院代表質問に立った。自由党と社民党の参院統一会派「希望の会」の代表として。ネットに動画がアップされているから、まだ見ていない人はぜひ見てよ。

　闘う男とは、まさに彼のことをいう。戦争を美化し、言葉だけ勇ましい男とはぜんぜん違う。

　太郎ちゃんの質問はこんな感じではじまった。

「先日、安倍総理が施政方針演説で『ただ批判に明け暮れても何も生まれない』とおっしゃりましたので、きょうは批判ではなく、政権のこれまでのお仕事を肯定的に振り返り、褒め殺し気味に、希望の会、自由・社民を代表し総理に質問します」

　のっけから嫌味ではじまる戦闘モード。

「安倍総理は誰のための政治をおこなっていらっしゃいますか。（中略）庶民を犠牲にして大企業を儲けさせる、そのご活躍ぶり、歴代の総理大臣を見てもナンバーワンです！」

　それから、太郎ちゃんは庶民を犠牲にする安倍総理の働きぶりを話した。

「庶民から搾り取った税金で、庶民への再分配は最低限に抑え、真っ先に手当てをするのは、選挙や、権力基盤づくりでお世話になった経団連や大企業など資本家、高額納税者へのご恩返し。とことんおいしい減税、補助金メニューを提供。（中略）見ているのは大口の支持者のみ。まさに大企業ファースト！　これぞ額に汗を流す政治家の鑑（かがみ）ではないでしょうか」

　子どもの貧困や、原発問題、共謀罪にも踏み込んだ。そして、最後に安倍総理を真っすぐに見ていった。

「今回、無理をして批判は避けようと思いましたが、どう考えても無理です。総理、あなたがこの国の総理でいる限り、この国の未来はもちません。最後にお伺いします。総理、いつ総理の座から降りていただけるのでしょうか？」

　真っすぐな目で真っすぐな質問。

　巷の軽い人たちが、国会の質問に立ち、総理大臣にいつ辞めるのか聞くなんて……というくだらない評価を下していたりするが、あたしはまるで一本の映画を見たようだ、と思った。感動し目頭が熱くなった。

　太郎ちゃんは質問の冒頭で、

「政治の使命はこの国に生きる人々の生命・財産を守ること、そう考えます」

　と語った。彼は真面目にそう考えているのだろう。

　使命とは、使者として受けた命令だ。彼はほんとうに国民の使者として、動いている。

　この国の舵取りを安倍さんに任せていいのか、なぜ安倍さんでは駄目なのかを、太郎ちゃんはきちんと言葉にして発した。それが政治家の使命だからだ。

　数だけ多い自民党議員や、自民党と選挙協力している公明党の議員は、その反対になぜ安倍さんに賛同するのか、今の自分の立場ではなく、国民の使者としての議員の立場で語れるのか？　マスコミもおなじ。誰の使者であるべきなのか？

※字幕入り動画
【山本太郎事務所編集】2017.01.25 参議院本会議「代表質問」

関連記事
「不都合があり、削除したいらしい」　山本太郎参議院本会議「代表質問」動画と未定稿をUPしました。是非、ご覧下さい
http://www.asyura2.com/17/senkyo219/msg/749.html

　

1. 2017年2月09日 20:36:49 : bYLiTFC55s : U5AdSJsPd0M[457]

▲△▽▼

まともな国民だったら、次期総理大臣なのだろうけどねえ。まあ、今の国会議員の中では群を抜いてる。　体が心配です。くれぐれも体調管理には気を付けてがんばってちょ！　　室井さんも！

2. 大慈大悲[57] keWOnJHllN8 2017年2月10日 00:47:25 : 7L99nxBl9A : qg0QQEE@Y5s[19]

▲△▽▼

右翼も左翼もリベラルも重要ではありません。

民衆全体を向いている政策か、一握りの人に向いて利益を誘導している政策かの戦いです。いわゆる「99％ＶＳ1％」です。

トランプ大統領の就任演説にも一番最初に、はっきりとそう宣言しています。
ワシントンＤＣからピープルに権力を取り戻す歴史的な瞬間と言いました。

今の異常なトランプ叩きは大手メディアがほとんど１％側であることを示しています。

阿修羅でも安倍を叩きながらトランプを叩く、民衆側に寄り添ったふりした輩がたくさん見かけられます。

在日、差別などいろいろな問題を織り交ぜながら右左などの分断を図り、政策が誰を向いているかの話や「99％ＶＳ1％」に目がいかないよう様々な工作が張り巡らされています。

3. 2017年2月10日 06:54:33 : yhqgtQH9sI : mPRqr01Fkuw[38]

▲△▽▼

室井さん仰る通り！！
1月25日、山本太郎議員の代表質問こそ「国民の生活が第一」を訴えたものであった。
録画して5回以上繰り返し観たが、何度観ても「国民の声」を代弁してくれていて、素晴らしかった。

国会中継で質問する野党議員のバックに映る与党議員(菅原一秀、江藤拓、岩屋毅議員etc)は「醜いヤジ」を飛ばすしか脳のないヘタレ議員とは、雲泥の差だ！！

4. 2017年2月10日 07:18:42 : buOG1wdmaE : doKYEPg@tug[151]

▲△▽▼

トランプ大統領の「アメリカ、フアースト」には「アメリカ国民の生活が第一」という意味も含むと思います。１％の富裕層はタツクスヘイブンの悪用やあの手この手の狡智に長けたやり方で全人類の金を吸い上げつつありますが、人間の欲には限界などありません。１％の富裕層は多分全人類の財産９０％以上を占めるまで満足はしないと思います。「あと残る１０％弱で９９％の人類が貧しい生活をすることになる」。強欲には限界は無いのです。強欲資本主義が今後是正されればと思いますが、私のト感じでは、トランプ大統領が「どちらの側の味方か」今は何とも言えない感じです。できれば「反戦平和派」と「国民の生活第一」の旗手として全人類の為にも９９％の貧しい人たちの側に立つ正義の闘将として世界の人々の記憶に感謝され残ることを期待したいと思います。