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2月4日、米トランプ新政権の閣僚として初来日したマティス国防長官(写真左)は、稲田朋美防衛相(写真右)と会談した。代表撮影(2017年 ロイター/Franck Robichon)
マティス国防長官の訪日は仕組まれた日米同盟強化の芝居である
http://kenpo9.com/archives/948
2017-02-05 天木直人のブログ
大騒ぎだったマティス国防長官の訪日は、日本側が水面下で振付けて、米側がそれに乗っかった、日米同盟強化のための猿芝居だった。
そう思わせるような一部始終であった。
きょう2月5日の各紙が一斉に大きく報じている。
マティス国防長官は駐留米軍経費の増額負担を要求をしてこなかったと。
それどころか、日本の防衛負担は「お手本だ」と評価したと。
これほど馬鹿げた報道はない。
駐留米軍の7割も8割も負担する国が、世界のどこにあるのか。
北朝鮮と戦っている韓国ですらその半分しか負担していないというのに。
それをお手本だと褒められて安堵していると言うのだ。
なぜこんな馬鹿げたことになるのか。
それは、トランプショックがあまりにも大きかったからだ。
もっと負担しなければ撤退するぞとおどかされ、それならどうぞ勝手に撤退してくれ、と言い返すべきところを、日米同盟がなくなれば困るこの国の政治家、官僚、御用学者らがこぞって、米側に知恵をつけ、増額要求をしないでくれ、と頼み込んだのだ。
何も知らない国民は、トランプ発言のショックが大きかったため、増額要求がなかったということで、あたかもそれが大きな成果だと思い込まされることになる。
これを心理学では、なんとかシンドロームと呼ぶのだろうが、一種のショック療法だ。
その裏で、日本の防衛予算の増額や武器購入や自衛隊の米軍従属化が密約されているに違いない。
トランプの米国の下で、今度こそ、もはや後戻りできないほど、日本の憲法9条違反は進むに違いない。
そしていまの日本の野党共闘では、なす術はない。
いまこそ新党憲法9条の出番だ。
世間に新党憲法9条の存在を記者会見を開いて宣言する必要があるのは今かもしれない。
来年9月(今年ではない。2018年9月だ)の総裁選まで引き延ばされるとささやかれ始めた衆院選まで、待っている暇はないのかもしれない。
その時には、辺野古移設も、改憲も、自衛隊の国軍化も、なにもかも終わっているかもしれない。
この国に護憲政党は完全になくなっているかもしれない。
私の危惧は決して杞憂ではない(了)
◇
日米防衛相会談 駐留費負担増求めず「日本の分担は手本」
http://mainichi.jp/articles/20170205/k00/00m/010/110000c
毎日新聞2017年2月4日 22時49分(最終更新 2月5日 02時16分) 後段文字お越し
稲田朋美防衛相は4日、防衛省でマティス米国防長官と1時間25分会談した。マティス氏は在日米軍駐留経費について会談では言及しなかったが、会談後の共同記者会見で「日本と米国のコスト分担の在り方は他国の手本になる」と述べ、日本に負担増を求めない考えを表明した。会談ではまた、東・南シナ海での中国の活動について「アジア太平洋地域の安全保障上の懸念」との認識を共有した。
駐留経費負担については、トランプ大統領が選挙期間中に、日本側が全額負担しない場合の在日米軍撤退の可能性を示唆した経緯があり、懸念が広がっていた。マティス氏が日本側負担の水準は適切との認識を公に示したことで、日本側はこの問題は決着したものと受け止めている。
会談で稲田氏は、米軍による南シナ海での「航行の自由」作戦に対する支持を表明。両氏は周辺国への能力構築支援や共同訓練を通じ、南シナ海への関与を強化することで一致した。
マティス氏は会見で、南シナ海での中国の活動について「近隣諸国を脅かす行為。ルールに基づく紛争解決を揺るがしてはならない」と批判した。一方で、「現段階で軍事的な動きをすることはない」と述べ、外交努力が重要だと訴えた。
北朝鮮の核・ミサイル開発に関しては「日米両国と地域の安定に対する重大な脅威」との認識を共有。稲田氏は日米韓3カ国で弾道ミサイル防衛能力を向上させる必要性を強調した。
両氏は、地域の安定のため積極的に役割を果たす方針でも足並みをそろえた。マティス氏は会見で「軍の能力を強化しないといけない。差し迫った脅威があるからだ」と指摘。稲田氏は「同盟の抑止力・対処力を一層強化する」と語った。
会談ではさらに、米国の対日防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条の沖縄県・尖閣諸島への適用や、米国による「核の傘」を含む拡大抑止の維持も改めて確認した。
沖縄の基地負担軽減で協力し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古沿岸部への移設が「唯一の解決策」とする方針でも一致した。【村尾哲、梅田啓祐】
◇
日米が防衛相会談、米マティス長官「アジアの優先順位高い」
http://jp.reuters.com/article/mattis-inada-idJPKBN15J02J
2017年 02月 4日 10:32 JST
[東京 4日 ロイター] - 米トランプ新政権の閣僚として初来日したマティス国防長官は4日午前、稲田朋美防衛相と会談した。日本側はあらためて米国のアジア地域の安全保障への関与を確認したい考え。マティス長官は冒頭、最初の外遊先に日韓を選んだのは「(アジアに対する)優先順位の高さの表れだ」と語った。
マティス長官は3日午後に安倍晋三首相、菅義偉官房長官、岸田文雄外相と会談。4日は就任後初の日米防衛相会談に臨んだ。稲田防衛相は「日米同盟が正常であることは、アジア太平洋地域の平和と安定の礎としてたいへん重要。いっそう日米同盟を強化するよう、長官と努力したい」と語った。
さらに稲田防衛相は、マティス長官が日本とともに韓国を訪問したことに言及。「韓国は日本にとって重要な隣国。日本と米国と韓国、3カ国の防衛協力のさらなる深化につなげたい」と述べた。
一方、マティス長官はアジアと日本に関与し続ける方針を表明。日韓を最初の訪問地に選んだのは「私のこの地域への関心の高さ、優先順位の高さの表れだ」と語った。そのうえで「日米同盟がこの地域の平和、反映、自由の礎になっていく」と述べた。
(久保信博 編集:田巻一彦)
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