http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/119.html
Tweet |
トランプの「米国第一」はビジネス交渉ではなく“恐喝”だ 永田町の裏を読む
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/198654
2017年2月2日 日刊ゲンダイ
もっといい内容とは「もっと米国第一」(ペンシルベニア州の演説)/(C)AP
共同通信の世論調査で、トランプ大統領の「米国第一」で国際情勢が不安定になることに「懸念を感じる」人が83.8%に達し、「感じない」は13.1%だけだった。半面、2月の日米首脳会談でトランプが求めてくる可能性がある2国間通商交渉については「応じてもよい」が52.6%で、「応じる必要はない」の36.4%を大きく上回った。この結果は、気まぐれや思いつきで動くトランプ政権の危うさを、多くの人が見抜いているけれども、それはまだ他人事で、自分にすぐに災難が降りかかるとは思っていないことを示しているのだが、それは甘い。
「米国第一」というのは、日本はどうぞ「日本第一」でおやり下さいという話ではなくて、日本にも他の国にもみな「米国第一」に従うことを求めるという意味である。その観点から内容に不満あるTPPはあっさりと葬って、「貿易交渉は2国間で行う」ことで「米国第一」を貫くように切り替えた。その交渉がどんなものになるか、トランプ自身が26日のペンシルベニア州での演説で分かりやすく説明している。
「もし特定の国が我が国を公正に扱わなければ、30日間を期限にした交渉終了通知書を送る。そうすれば、その国は、期限内に『どうか交渉を打ち切らないでほしい』と懇願してくるだろう」と述べ、メキシコ以外との外交交渉でも同様の手法をとる考えを示唆した(1月27日付朝日夕刊)。
最初から相手を屈服させることを前提として、もし従わなければすぐにでも期限付きの交渉打ち切り通知を送りつけて脅し上げ、「待ってくれ」と懇願してくるのを待つ。これはビジネスライクな交渉でも何でもなく、ただの恐喝だろう。
安倍晋三首相はまだTPPを諦めきれずに、トランプに会って、それが「中国包囲網」としていかに戦略的に大事かを説明して復帰を促すつもりのようだが、トランプはTPPにはもはや興味はなく、「そんなに自由貿易が好きなら、日米2国間でもっといい内容のFTAを作ろうじゃないか」と誘いかけるだろう。彼にとって「もっといい内容」とは「もっと米国第一」ということだが、何とかしてトランプの歓心を買いたい安倍は、唯々諾々とそれに応じることになるだろう。トランプという禍は早くも日本にとっての現実となる。
高野孟 ジャーナリスト
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。
日刊ゲンダイ|トランプの「米国第一」はビジネス交渉ではなく“恐喝”だhttps://t.co/AsYdOaw5nF
— 吉川 幸男 (@FP_Yoshikawa) 2017年2月2日
『…「米国第一」というのは、日本はどうぞ「日本第一」でおやり下さいという話ではなくて、日本にも他の国にもみな「米国第一」に従うことを求めるという意味である…』
日刊ゲンダイDIGITAL|トランプの「米国第一」はビジネス交渉ではなく“恐喝”だhttps://t.co/AsYdOaw5nF
— 吉川 幸男 (@FP_Yoshikawa) 2017年2月2日
『…安倍晋三首相はまだTPPを諦めきれずに、トランプに会って、それが「中国包囲網」としていかに戦略的に大事かを説明して復帰を促すつもりのようだが…』
日刊ゲンダイDIGITAL|トランプの「米国第一」はビジネス交渉ではなく“恐喝”だhttps://t.co/AsYdOaw5nF
— 吉川 幸男 (@FP_Yoshikawa) 2017年2月2日
『…トランプはTPPにはもはや興味はなく、「そんなに自由貿易が好きなら、日米2国間でもっといい内容のFTAを作ろうじゃないか」と誘いかけるだろう…』
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK220掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。