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2017年01月29日 「ジャーナリスト同盟」通信
<怖い宗教政党の右翼化>
右翼主義は、政治に無知な宗教信者を動員することで、予想外の成果を挙げる。ここに特徴がある。国家神道を抜きにして、赤紙一枚で日本の青年を戦場に送り出すことは不可能だった。国家神道は過激な天皇教である。戦後の皇室は、この地位を放棄している。いま注目されている安倍内閣の極右路線を、具体化させている原動力は、国家神道の後裔・神社本庁教団の自民党と創価学会の公明党である。悲しくも怪しい日本の政治の実態であろう。宗教政党の右翼化が、安倍政権にまとわりついている。ここに怖さも付きまとっている。
<遂に共謀罪まで手を出した公明党>
陰暦の正月入りの1月28日、公明党井上幹事長発言が新聞の見出しを飾っていた。
同党が共謀罪の国会提出に同意、成立させると明言したからである。戦前の治安維持法である。怪しいと当局が判断すれば、たちどころに誰でも拘束、有罪にして獄につなぐことが出来る反民主法である。戦前の赤紙の背後を、国家神道とこの治安維持法が大活躍した。
特定秘密保護法と、この共謀罪で、いかなる人物・組織も抑え込むことが出来る。民主主義も絵に描いた餅である。
従来の公明党が、本当の公明党だとすると、体を張っても阻止する世紀の悪法である。「公明党の了解抜きに共謀罪を国会に提出しない」と官房長官は言明していたが、その公明党が決断してくれたわけである。
背後での闇取引は何だったのか。悲しいかな、創価学会の多くの信者は共謀罪について知識ゼロである。「自分たちの選んだ公明党議員が悪いことなどしない」と信じてくれる信者ばかりである。
<まやかしの「平和政党」>
公明党は、福祉と平和の二本柱で、心ある市民さえも抱き込んできた政党、正しくは創価学会という宗教団体が作り上げた、政教一致政党である。
戦争に断固反対、戦争の臭いのする法律は、共産党のように反対する政党として命脈を保ってきた少数党であった。それが権力の甘すぎる密を吸い始めると、もはやそこから足を抜くことが出来なくなってしまったのか。
本来の政党は、権力を奪うことで、自己の政策を実現する。公明党が、自民党と連立を組んだのもそのためだったろう。安倍内閣が実現すると、自民党の右翼化を阻止するため、と内外に訴えて理解を求めてきた。
これは大いなる嘘だった。珍しく「嘘をつかない公明党・創価学会」が大嘘の連発である。気が付いてみると、日本の右翼化の
実績は、すべて公明党・創価学会によるものである。異論の余地はないだろう。
<毒を飲んだ太田昭宏>
安倍・日本会議がいかに踏ん張っても3分の2議席はとれない。8000万人?といわれる神社本庁が、どうもがいても3分の2に届かない。統一教会・勝共連合が逆立ちしても無理である。
事情のよくわからない人は、筆者のように20年、政治記者となって、自民党を取材するといい。自民党には、3分の2を確保するだけの支持組織など、ないことがわかるだろう。
自民党議員の集金パーティーに金を持って集まる企業関係者の全てが、利権に関係している。権力を失えば、離散する面々ばかりである。
安倍の暴走は、ずばり国交大臣にしてもらった太田昭宏という公明党議員の裏切りにある。一説によると、池田大作の後継者を狙っていたが、彼の野望を知ると、池田は太田を公明党に追い出した。太田の池田憎しが、安倍に走らせたものか?
ここはまだはっきりしないが、太田の池田への裏切りで、公明党・創価学会は、右翼主義へと突っ込んでゆく。筆者に、そのことを指摘してくれたのは、木更津レイプ殺人事件の被害者である。確か2013年ごろだったか。被害者はやくざの歯牙にかかって、2014年4月28日に非業の死を遂げている。いまも地獄から「池田先生は、太田の裏切りを決して許さない」と叫んでいる。
<特定秘密保護法を強行>
官房長官ではないが、公明党の支持なくして、世紀の悪法・憲法違反法は成立しない。
安倍と太田は、いまも時々会食している。安倍にとって、山口や井上はまだ信用できないのだろう。過去にも池田を裏切った公明党議員はかなりいる。竹入や矢野らが有名だが、太田のそれと比較すると、余りにも小さい。
日本国民への被害度は、太田が圧倒している。太田がいなければ、特定秘密保護法が誕生することなどなかった。この悪法を、悪しきリーダーが悪用すると、どうなるか。メディアの世界は、今後とも、この悪法に振り回されることになる。
言論の自由度は、このことで日本は失墜してしまった。
特定秘密保護法廃止を公約に掲げる、政権政党の誕生が急がれる。大罪人・太田追及を緩めてはならない。幸い、創価学会本部職員が自由の身になって活動を始めたようだ。
池田の実績というと、中国の大学との友好関係の構築である。日本研究者はしたがって、創価学会について詳しい。だが、太田と安倍による中国敵視政策の爆走で、池田の日中友好の橋は、完璧に破壊されてしまっている。
門外漢はわからないだろうが、、これは事実である。
<集団的自衛権行使・戦争法も>
太田の安倍・忠誠の裏も興味を持たれている。永遠に秘密ということはない。必ず暴かれる時がくる。
集団的自衛権行使についても、創価学会は最初は正論で応じたが、安倍側近の脅しに屈してしまった。安倍側近に知恵を出したのが太田のようである。
集団的自衛権行使は、歴代の政権も反対してきたように、憲法違反である。安倍・日本会議がシャカリキになっても、成立は不可能だったが、これも太田が押し切った。
創価学会が、自衛隊の戦争を容認したことになる。これは驚愕すべき事態であろう。中国が決断することはないだろうが、もしも決断すれば戦争になる。
他方、創価学会は、ここ数年、太田と連携する暴走組が主導権を握ったようだが、池田親衛隊ともいえる創価大学組が反撃を開始しているようだ。いずれ軍配は反太田のグループに移るだろう。
<山口・井上組の前途>
問題児は、太田だけではない。山口と井上があっさりと、太田に従ってしまったことだ。もう一人は、名前を忘れたが、創大OB弁護士だ。山口は弁護士資格がある。憲法を読んでいるはずだ。それがなぜ、戦争法に手を出したのか。
尖閣は石原慎太郎が火をつけたもので、中国ではない。誰もよく知っている。これにかこつけての戦争法など論外である。南シナ海に手を広げろと、憲法は要請していない。
なにが彼らを狂わせたのか。金か権力か、これの双方か。わからない。
それにしても、彼らは政教分離をわかっていないのか?頭が狂ってしまったのか。
安倍・日本会議の極右化には、公明党・創価学会の右翼化が補完している。ここから内外の研究者は目を離してはならない。
2017年1月29日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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