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安倍政権は、どういう理由で、補正予算を赤字国債で補てんするか 
http://www.asyura2.com/17/senkyo219/msg/689.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 1 月 27 日 00:04:30: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

安倍政権は、どういう理由で、補正予算を赤字国債で補てんするか
http://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/67794873995841770fe684d48148c882
2017年01月26日 のんきに介護


玉木雄一郎 ‏@tamakiyuichiro さんのツイート。

――今回の補正予算はこれまでの補正とは全く性質が異なる。税収減を穴埋めするために赤字国債を発行する補正は実に7年ぶり。過去の例をみても大震災やオイルショックなどそれなりの原因がある。しかし今回はない。アベノミクスの限界が露呈した予算だ。〔17:49 - 2017年1月26日 〕—―



安倍晋三は、

己の失敗を認めないことをもって

美徳とでも思っているのか。



 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 中川隆[6360] koaQ7Jey 2017年1月27日 05:13:09 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[6812]
経済の事を何も知らないアホは赤字国債発行が悪い事だと思い込んでるんだな(呆れ)


いまだに、お金について、

「お金は使ったら消える」

「お金はそれそのものに価値があるため、貯めることが絶対的な善」

 と、間違った貨幣観に支配されている人がほとんどでしょう。


 現実には、お金は使っても消えません。誰か別の人の下に移動するだけです。


 お金を消すには、「借金返済」が必要になります。逆に、借り入れが起きるとお金は増えます。


 理由は、お金とは「債務と債権の記録」であるためです。


 皆さんの現金紙幣という債権(資産)は、日本銀行の債務(負債)です。だからこそ、紙幣には「日本銀行券」と書かれている。


 皆さんの銀行預金という債権(資産)は、銀行の債務(負債)です。銀行は、お金を貸し借りする(いわゆる信用創造)ことで、お金を発行し続けることが可能なのです。だからこそ、銀行準備制度の預金準備率と日銀当座預金残高で、預金の拡大を「制限」しているのです。(今の日本では全く成立していませんが)


 お金そのものに、価値があるわけではありません。紙切れだろうが、デジタルデータであろうが、粘土板だろうが、あるいは金属だろうが、

「お金の単位(日本円等)」
「債務と債権の記録」
「譲渡性」

 の三つがそろえば、お金は成立します。プラス「担保」が必要なのですが、お金の担保は貴金属ではありません。


 ちなみに、皆さんもお金を発行することは可能です。銀行ではない企業も発効することが可能で、実際に発行されています。


 人類の歴史には面白い人が多く、例えば「1万円の金貨は、1万円分の金(きん)を使い、鋳造しなければならない」といった「金属主義」に染まった学者や政治家がいるのです。「1万円の金(きん)」にしても、市場によって価格が変わるでしょうに、

「お金には、その裏付けとなる貴金属がなければならない」

 という、無茶な発想をする人が(特に経済学者に)少なくないのです。結果、幾度となく悲劇が起きました(理由はお分かりですね)。


 人類最古のお金は、確認されている限り、リディア王国の金貨、ではなく、メソポタミア文明のシュメール人の粘土板です。例えば、粘土板からは、
「三橋はこの粘土板を持つものに、小麦100ブッシェル借りている」
 といった記述があるものが発見されています。すなわち、借用証書です。


 上記の粘土板が「流通」すれば、お金になるわけでございます。メソポタミア時代は「お金の単位」はなかったようですが、それでも借用証書が流通するならば、立派なお金になります。


 粘土板の所有者は、自身の小麦100ブッシェルの債務を返済する際に、「粘土板で支払う」ことが可能であるためです。


 などなど、過去に発行された「お金の本」とは、そのほとんどが「金融の本」でした。とはいえ、日本人は金融以前に「お金」について知らなすぎる。結果的に、現在の政治の混乱を招いている。
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12228198842.html


中野剛志氏「富国と強兵 」P102で、。
建部正義の引用という形で、銀行の国債購入や
政府の財政出動の際の「プロセス」が載っています。

 まず、日銀当座預金は、国内の銀行などの金融機関に加え、
「政府」も持っているということをご理解ください。
逆に、非金融法人企業や家計は持っていません。
というわけで、銀行は日銀当座預金を我々一般企業や
国民に「貸し付ける」ことはできません。

 但し、政府には貸し付ける(=国債を購入する)ことが
可能なのです。(以下、※は三橋の注釈)
 
(1) 銀行が国債を購入すると、銀行保有の
日銀当座預金は、政府の日銀当座預金勘定に振り替えられる
※政府は国債を発行し、現金紙幣ではなく、
日銀当座預金残高を「借りる」という話です。

(2) 政府は財政出動の際に、請負企業に政府小切手で代金を支払う
※政府は日銀当座預金を担保に、「政府小切手」を発行するのです。

(3)企業は政府小切手を銀行に持ち込み、「政府からの取り立て」を要求する

(4)政府小切手を受け取った銀行は、相当する金額を
企業の預金口座に記帳すると同時に、代金の取り立てを日銀に依頼
※この時点で新たな民間預金が増え、マネーストックが拡大します。

(5)日銀は、「政府保有の日銀当座預金」の該当額を、
「銀行保有の日銀当座預金」に振り替える

(6)銀行は、戻ってきた日銀当座預金で、再び国債を購入することができる

『(「富国と強兵」から引用)このように、(1)から(6)までの
過程自体は、少なくとも論理的には無限に続き得る。そして、
この過程が示すように、政府の支出は、民間企業の貯蓄に
なっている。政府の財政赤字は民間貯蓄によってファイナンス
されるのではない。その反対に、政府の財政赤字が民間貯蓄を
生み出しているのである。したがって、「政府の赤字がそれと
同額の民間部門の貯蓄を創造するのであるから、政府が貯蓄の
供給不足に直面することなどあり得ない。」』

 もちろん、マネーストック(預金)を拡大するのは、
政府の国債発行&支出には限りません。銀行と民間の
お金の貸し借りも、預金を創出します。いずれにせよ、
預金を創るのは銀行と、政府もしくは企業・家計との
お金の貸し借り、すなわち「信用創造」であり、日銀の
マネタリーベース拡大(=日銀当座預金の積み増し)ではありません。

 ところで、上記の信用創造のプロセスを「完全放置」
してしまうと、銀行預金が論理的には無限に拡大し、
供給能力が不足し、インフレ率が過度に上がっていく
ことになります。というわけで、銀行準備制度がありまして、
「受け入れている預金等の一定比率(これを「準備率」
といいます)以上の金額を日本銀行に預け入れること」を
義務付ける」(日銀のHPから)
 と、なっているわけです。

 もっとも、現在は日銀当座預金が300兆円を超える
事態に至っているため、最も高い準備率(2兆5000億円超
のその他の預金 1.3%)で計算しても、論理的に
国内銀行は少なくとも「2.4京円超」の預金を
創出しても構わないという話になってしまいます。
ところが、実際のMSは950兆円です。

 理由は、説明する必要ないですね。

 いかがでしたでしょうか。

 断言しますが、この手の「国家のお金の発行と国債発行の仕組み」に
ついて理解していない日本人がほとんどだと思います。というわけで、
皆様も「国家」や「国債」「お金」「預金」などについて正しい知識を
身に着け、是非とも日本人を啓蒙していって頂ければと存じます。
http://www.mitsuhashitakaaki.net/2016/12/22/mitsuhashi-514/


2. 中川隆[6361] koaQ7Jey 2017年1月27日 05:22:42 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[6813]
「日銀当座預金」についての見方

日銀は、国債を288兆円も買っています(2015年6月2日)。
当座預金(金融機関の日銀への預金)には、213兆円が貯まっていて、預金は使われていないように見えます。

(1)一方で、安倍首相は、「輪転機をじゃんじゃん回して、お金を供給する」と言っています(国会答弁)。

(2)ところが、「日銀が国債を買った分、金融機関が、日銀にもつ当座預金額が増えているだけである。金融緩和とは言いながら、ゼロ金利という「流動性の罠(わな)」の日本では、何も、変わらない」という経済学者(池尾和人慶応大学教授がその代表)もいます。

(3)リフレ政策の実行のため、日銀の副総裁に就任している岩田紀久男氏は、

「日銀が国債を買って、ベース・マネーを70兆円/年で増やすと、2年後には、マネー・ストックは最低で80兆円増えるから、2〜3%のインフレにもって行ける」

と言っていました。
(注)ベース・マネー=紙幣(89兆円)+日銀当座預金(213兆円)=302兆円(15年6月2日)

◎以上の3つは、いずれも、言っていることの一部は正しい。
しかし、それぞれの全部は、正しくない。

今後の経済を見るために、一番肝心なことなので、普通は馴染みがない「日銀の当座預金の機能」について述べます。これを理解しておけば、上記3つに対し、正しく答えることができます。

(注)実は、書く過程で、私自身の書いたものにも、不注意で誤りが含まれていることに気が付きした。


■4.銀行預金の機能

【(1)事例:「統合銀行」の機能】
わが国の全銀行を、1つの「統合銀行」とします。使った預金の送金は、以下のように、統合銀行(全体)の預金を減らすことはありません。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

・統合銀行に預金口座を持つAさんが、B証券を通じ、株を1億円買ったとします。
Aさんの口座から1億円がなくなります。
 ↓
・同じ統合銀行に口座を持つB証券には、1億円が入ります。

結果は、統合銀行内のAさんの預金1億円が、B証券がもつ統合銀行の口座預金に移動しただけです。Aさんの口座からは1億円がなくなりますが、B証券の口座に1億円が増えるからです。口座間移動があっただけで、統合銀行の預金は、同じです。

このように、お金は使われても消える(なくなる)ことはなく、商取引と逆方向にめぐって行きます。

所有者A → 所有者B → 所有者C・・・

と、所有が移転しているだけです。

所有者の単位で言えば、Aさんの預金は、使えばなくなります。しかしマクロからの全体の視点で見ると、Aさんが使った分、Aさんに商品を売った人(会社)の預金が増えるため、Aさんの預金が減っても、預金全体は減りません。ミクロでの預金は減っても、その減少は同じ金額の移動であるため、マクロでは減らないのです。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


■5.日銀当座預金の機能

日銀(中央銀行)は、銀行の銀行と言われます。

日銀に当座預金の口座をもつのは、

・国内の主な金融機関(銀行、信金、証券、保険、ゆうちょ銀行、年金基金等)、
・海外の銀行や証券の支店、
・海外の中央銀行(FRBやECB)、
・そして日本政府です。

日銀の当座預金の口座は、準備預金と、金融機関の間の全部の決済に使われます。銀行間のマネーの動きは、現金を受け渡すときを除き、全部、日銀の当座預金を通ります。日銀当座預金のマネーの、口座間の振替こそが、金融機関の間の、資金決済です。


【(1)準備預金の機能】
日銀当座預金の機能は、まず、準備預金です。

銀行から急な預金引き出しがあったとき、不足しないように、日銀に積み立てておく預金がこれです。

準備率は、金融の超緩和の現在はとても低く、自行の預金額の0.1%〜最大でも1.3%程度です。銀行の全体でも、5兆円くらいでしょう。これ以上の当座預金(208兆円)は、金融機関が国債を日銀に売ったことによって増えた超過準備です。


【(2)金融機関の間の資金決済と送金に使うのが、日銀当座預金】

A銀行に口座をもつ aさんが、B銀行に口座をもつ bさんに、100億円を送金したとき、日銀では、どんな処理が行われているのか? 

日銀の当座預金の中で、A銀行からB銀行への口座間の振替が10億円分、行われます。現金のように、A銀行から、直接、B銀行に送るのではない。日銀の当座預金内で振り替えるのが送金です。

aさんから10億円の送金依頼を受けたA銀行は、A銀行がもつ日銀当座預金の10億円を、B銀行が日銀にもつ口座に、振り込みます。この送金依頼を受けた日銀は、A銀行の当座預金からB銀行の当座預金に10億円の振替処理をします。

A銀行の当座預金からは10億円がなくなります。しかし同じ日銀当座預金であるB銀行の口座には、10億円が入金します。このため、日銀当座預金の全体は、減りません。
(注)A銀行の当座預金は10億円減ります。

aさんが、100億円の株を買ったときもおなじです。
A銀行の日銀当座預金から、C証券の日銀当座預金に、100億円が振り替えられます。
送金は、日銀の当座預金内での口座振替なのです。このため日銀当座預金の総額は、同じです。

日銀当座預金(マネー)は、そ所有者である銀行によって使われても、日銀内の当座預金の口座を移動するだけなので、日銀の当座預金全体は減りません。


【ただし、銀行が紙幣で引き出した場合、当座預金が減る】

銀行が、その当座預金から10億円の1万円札を引き出したときは、日銀当座預金は10億円減って、一方では、1万円札10万枚の発行が増えます。

このとき、安倍首相が言うよう輪転機が回ります。しかし、大きな金額の現金での取引はごくわずかであり、多くは預金マネー(数字)の送金です。

銀行も、余分な1万円札は金利がゼロなので、日銀に預金して当座預金にするか(金利0.1%)、日銀からの借り入れの返済に充てます(公定歩合0.3%)。

このとき1万円札は、発行元の日銀が回収したことになり、市中の流通額が減少します。
このため、1万札は一定額(89兆円:15年6月2日)から増えることはありません。

(注)現金化が増えるのは、ユーロやスイスのように銀行が中央銀行に預ける当座預金がマイナスという特殊な時期です。スイスは、2015年4月に、10年もの国債の金利すら−0.055%になりました。

現在は3か月もの国債が−0.78%の金利です。ユーロやドルからの、スイス・フラン買いが多いためです。最強の通貨は、金利をマイナスにしても買われ続けるスイス・フランでしょう。

年初の 1フラン114円から現在は133円です。円が下げる中、19円(17%)上がっています。個人が、長期的に投資するなら、スイス・フランと見ています。しばらくすると、スイス・フランの価値の裏付けがゴールドだったと明らかになるでしょう。金のように下がっても持ち続ける長期投資です。
FX の短期投資ではダメです。念のために申し添えます。


【結論: 銀行が当座預金を使っても、日銀の当座預金全体は減らない】

以上のように、日銀の当座預金は、その預金を銀行が使っても、支払先が同じ中央銀行に当座預金の口座をもつ銀行や金融機関である限りは、減ることはありません。
(注)お金を使うことは、預金マネーを送金することです。


【日銀当座預金が減るのは、どんなときか】

日銀当座預金が減るのは、日銀が、保有していた国債を売って、日銀当座預金の口座をもつ銀行(または金融機関)が、それを買ったときです(売りオペと言う)。

このとき、日銀当座預金は、日銀が国債を売った分、減ります。
これは、日銀が、市場からマネーを吸収したことになります。
これが、金融引き締めです。


[増えるのは・・・]

日銀が、金融機関や証券会社から 2兆円の国債を買って、日銀当座預金に 2兆円を振りこむことがマネーの「量的緩和」です。
日銀当座預金という現金の量が増えるからです。
(注)預金も、預金マネーです。


■6.日銀当座預金が減っていないから、そのマネーが、金融機関によって使われてないとは言えない。

もうお分かりでしょう。

◎日銀の当座預金は、金融機関が、貸し付け、債券の購入、株の購入として使っても、総額では減りません。

使われたときは、
〔A銀行の当座預金→B銀行の当座預金→C銀行の当座預金・・・〕
と移動しているだけであり、日銀の当座預金内の、 預金振り替えだからです。


【銀行のB/S(貸借対照表)】

日銀当座預金を増やした銀行が、それを何に使っているか、それぞれの銀行のB/Sの資金運用表で見るしかありません。

銀行協会のサイトで調べると、銀行(116行:都銀:地銀:地銀2:信託銀)の総貸出は454兆円でした(15年6月)。前年比で12兆円(2.7%)増えています。

2%程度の増え方は、従来の傾向線上です。異次元緩和で狙われていた、貸し出しの増加という効果は、ほとんど生じていません。

一体何のための、異次元緩和だったのか、ということになります。
数年後には、政府と日銀の責任追及があるはずです。
http://www.zenginkyo.or.jp/fileadmin/res/abstract/stats/month1_01/yokashi02883.pdf


3. 中川隆[6362] koaQ7Jey 2017年1月27日 05:28:09 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[6814]
昨日、解説した通り、政府と銀行、企業の間では、


(1) 銀行が国債を購入すると、銀行保有の日銀当座預金は、政府の日銀当座預金勘定に振り替えられる

(2) 政府は財政出動の際に、請負企業に政府小切手で代金を支払う

(3) 企業は政府小切手を銀行に持ち込み、「政府からの取り立て」を要求する

(4) 政府小切手を受け取った銀行は、相当する金額を企業の預金口座に記帳すると同時に、代金の取り立てを日銀に依頼

(5) 日銀は、「政府保有の日銀当座預金」の該当額を、「銀行保有の日銀当座預金」に振り替える

(6) 銀行は、戻ってきた日銀当座預金で、再び国債を購入することができる


 というプロセスで、国債発行、財政支出が行われます。

国債発行において、政府と銀行間の貸し借りに使われるのが日銀当座預金というわけでございます。


 重要なポイントですが、これは中野氏も「富国と強兵 」で強調していますが、政府は民間の資産(銀行預金)を借りているわけではないのです。

むしろ、政府が国債を発行し、財政出動することで、民間の資産(預金)が生まれます。


 日本において、

「国の借金(政府の負債)が家計の資産を超えると破綻する〜っ!!!」

 などと主張している連中が、いかに無知蒙昧化が分かると思います。

政府の財政支出が家計の預金を(企業経由で)生み出す以上、「国の借金が家計の資産を超える」などという現象が起きるはずがありません。


 というわけで、2016年9月末時点(速報値)の日本国家のバランスシートです。前回から、「中央銀行」を金融機関の外に出しています。


【2016年9月末(速報値) 日本国家のバランスシート(単位:兆円) 】

http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/image-12231132761-13827474509.html


 一年前、15年9月末(速報値) と比較してみてください。


 政府の負債は1213兆円から、1266兆円に増えましたが、家計の資産も1684兆円から1752兆円に増えています。というか、政府の負債が増えたから、家計の資産も増えたのです。


 当たり前でしょ、という話なのですが、この手の「当たり前の話」がなかなか浸透しないのが我が国なのでございます。


 なぜなのでしょうか。


 大きな理由の一つは、やはり日本国民のお金に対する勘違いがあるのだと思います。

お金とは、債務と債権の記録であり、それそのものに価値があるわけではないのです。

例えば硬貨の素材である貴金属そのものの価値に求める、あるいは紙幣の「担保」として貴金属の存在を求める「金属主義」は、お金の本質を完全に見誤っています。


 そもそも、銀行がわたくしにお金を貸し出したとき、銀行預金というお金が生まれます。あるいは、わたくしが小切手を振り出したとき、小切手というお金が生まれます。


 銀行預金も、小切手も、

● お金の単位
● 債務と債権の記録
● 譲渡性

 という、三つのお金の条件を完全に満たしています。とはいえ、銀行預金や小切手に、貴金属の担保などありません。


 ところが、これまた中野氏が「富国と強兵 」で指摘している通り、経済学は金属主義を引きずっているのです。結果的に、政策がゆがめられる。具体的には、

「マネタリーベースを増やせば、マネーストックが増え、デフレ脱却できる」

 といった、珍妙な説が蔓延してしまったのです。(元祖はミルトン・フリードマンですが)


 お金について、正しく知ってください。さもなければ、日本の経済政策の正常化はできません。
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12231132761.html


4. 2017年1月27日 06:17:42 : ATSmS5GJ3M : fM9rj55ahrQ[23]
>1-3

でんでん無知無知あたまなし、まで読んだ。


5. 2017年1月27日 14:48:35 : gNr8ZZdGd3 : BH3dD_Zmx30[1]

成蹊大学の「政経学部」は何を教えているのか?

中身のない言葉「アホノミクス」とか理解出来ない言葉で「人を騙す方法」を

教えて居るのか?

学生がバカばかりなので検証すべき授業のノートがない。

「改竄」のためには「ノートを採ってはダメ」と教えているらしい。

どうりで、「安倍ノート」が無いわけだ。

官僚の答弁書を読むだけ。その場限りのウソを言ったり、

中学生の口喧嘩みたいな発言しか出来ない訳だ。


6. 2017年1月27日 21:10:27 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-6281]
2017年1月27日
2016年度第3次補正予算案の衆議院通過について(談話)

社会民主党幹事長 又市 征治

1.本日、2016年度第3次補正予算案が与党などの賛成多数で衆議院を通過した。社民党は、災害対策や地方交付税の補填は必要であるものの、「戦争法」施行による防衛費の膨張への歯止めがないこと、また失敗が明らかとなったアベノミクスからの経済政策の転換を求める立場から、本補正予算案に反対した。

2.2017年度当初予算案と同時に昨年12月22日、閣議決定された本補正予算案は、補正予算と次年度当初予算を併せて編成する事実上5年連続の「15か月予算」となった。しかし、安倍政権下における「15か月予算」は、補正予算を利用し、次年度予算の事業を「前倒し計上」する粉飾的手法が常態化しているものといわざるをえない。

3.本補正予算案では、防衛関係経費において、防衛省が2017年度概算要求に盛り込んでいた「弾道ミサイル防衛関連経費」の一部1706億円が前倒し計上された。当初予算で計上すべき経費を政権の「便利な財布」であるかのように補正予算で措置することは、補正予算に求められる緊要性の原則を満たしているとはいえないし、予算の単年度主義に反していると言わざるを得ない。防衛費を「聖域扱い」し、当初予算だけでなく、補正予算においても膨張させていくことは、断じて容認できない。

4.安倍総理はこの間の税収増を「アベノミクスの果実」として強調し、野党に対して「赤字国債を財源に社会保障の充実を行うような無責任なことは、私たちは行いません」とレッテル貼りしてきた。しかし、本補正予算案は、税収を1兆7440億円下方修正するとともに、減収分を補うため赤字国債(特例公債)を追加発行することになった。この間の法人税減税などと相まって、税収増という「アベノミクスの果実」自体がなくなったことは明らかである。また、本日発表された2016年の全国の消費者物価指数は、価格変動の大きい生鮮食品を除く指数が99・7となった。アベノミクスの第一の矢である「異次元の金融緩和」の始まった13年以降、初めて前年を下回る対前年比0・3%減となったことに、アベノミクスによるデフレ脱却がほど遠いことを浮き彫りにしている。税収減や物価下落から、アベノミクスの破たんは明らかである。にもかかわらず、「アベノミクスは道半ばである」として、「さらにふかす」という安倍首相の姿勢は、極めて無責任である。

5.既定経費を減額するのであれば、発効が絶望的となったTPP関連予算の執行停止・見直しなどで財源ねん出すべきである。

6.衆議院予算委員会では、文部科学省の天下り問題やトランプ米新大統領に対する我が国の外交姿勢などについて集中審議の実施を求めてきたが、与党側は真摯に答えることなく、実質審議二日間で委員長職権によって質疑が打ち切られ、採決に至った。通常国会冒頭から、与党側の強権的な姿勢や天下り問題解明等への不誠実な対応が目立ったのは、遺憾である。社民党は、参議院予算委員会において、アベ政治の暴走を止める立場から政府の姿勢を徹底的に正していく。

以上

http://www5.sdp.or.jp/comment/2017/01/27/%ef%bc%92%ef%bc%90%ef%bc%91%ef%bc%96%e5%b9%b4%e5%ba%a6%e7%ac%ac%ef%bc%93%e6%ac%a1%e8%a3%9c%e6%ad%a3%e4%ba%88%e7%ae%97%e6%a1%88%e3%81%ae%e8%a1%86%e8%ad%b0%e9%99%a2%e9%80%9a%e9%81%8e%e3%81%ab%e3%81%a4/


7. 2017年1月27日 21:15:27 : 2vsx94lS02 : D3XDfbYJRek[2]
金融資産は個人には重要だが、社会全体では意味がない。政府債務は国民資産で金融されているから、バランスはゼロになる。政府の仕事は、本来国民一人一人が担うべきものを、有償化(税金徴収)して、政府が代行しているだけである。

家計で、専業主婦の労働を有償化して、夫が妻に何千万の借金があるようなものだ。家計全体ではプラスマイナスゼロなのと同じ。ただし、離婚のときは請求されるかもしれない。

真のマネーは、経済活動に使用されるマネーであり、貿易を考慮しなければ以下の公等式が成り立つ。

マネー=消費+投資+財政赤字

日銀の発表では、日本の消費者物価指数はマイナスに陥る見込みであり、実質GDPもゼロ成長に近い。つまり、国民の実感通り、マネーは増えていない。マネーが増えない中で、財政赤字が拡大するのは、つまり、消費+投資が減少していることになる。経済政策は、消費+投資を増やすのが目標だから、アベノミクスは明らかに失敗している。

海外の著名投資家が、なぜ揃ってアベノミクスの失敗を言うかは、この理屈がわかっているからだが、日本国内ではこの議論は聞いたことがない。


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