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2017年01月23日
<トランプにひれ伏す右翼首相>
名優チャップリン演じる「独裁者」のような、ワシントンの新大統領・トランプにひれ伏した日本の極右首相に、国際社会は「なぜだ」と首を横に振っている。国民を裏切って強行した安倍・自公によるTPPをあっさりとけ飛ばされても、それでも「日米同盟は不変的原則」と奴隷宣言をした安倍首相である。トランプ就任の直前に国会召集、イの一番の施政方針演説で、地球で最初の忠犬ぶりを演じた日本国首相に何があったのか。目下、日本国民の最大の懸念事項であろう。
<右翼ゆえの弱点>
この世に存在するいかなる個人・組織・政府も、欠陥・弱点を抱えている。外にさらけ出すと、それだけで失墜する。安倍内閣も同様である。
右翼ゆえの右翼の弱点を抱えている。それが露見すれば、新聞テレビで国民や国際社会に知られると、もはや存続することが出来ない。改憲軍拡路線は失墜する。
もしも、トランプにそれを握られていたら、どうなるだろうか。安倍内閣最大の課題であって、解散や共謀罪は、その先のことである。
トランプにひれ伏すことで、恥部に蓋をかければ、なんとかあと4年、トランプ時代を存続することができるという計算が働くのだろう。筆者にはそう見える。
大統領就任前に電話会談、その後の自宅での会談という異例の、無様そのものの対応に何があったのか。しかも、パイプ役が統一教会という右翼カルト教団となると、これはまともな政府といえない。外務省は恥を知るべきだ。
<ご意見番・キッシンジャーの忠告>
トランプのご意見番ともいえる共和党の重鎮の存在である。安倍・自公内閣にとって、一番怖い相手である。
いまもキッシンジャー健在である。彼は日本の歴史に詳しい。日本の戦後に台頭した国家主義について詳しい。彼は国家主義の中曽根康弘をマークしてきたユダヤ系アメリカ人である。日本国家主義研究の第一人者であろう。
米中国交正常化は、キッシンジャーの偉大な成果である。安倍と中曽根の違いは、中国叩きの安倍と、中国との友好にも肩入れした中曽根だ。中曽根にはキッシンジャーが存在した。キッシンジャーは、今も歴代の中国政府と友好関係を維持している。
<世界で一番危険な安倍・日本会議>
彼はロッキード事件の陰謀を熟知している。そのうえで、田中角栄逮捕を「やり過ぎた」と反省の弁を中曽根に打ち明けていたらしい。
その後の自民党は、リベラルが衰退して、極右の森・小泉・麻生・安倍へと政権が移行したことへの反省であろう。彼は安倍の背後の不気味な存在を熟知している。極右を操る日本会議を承知している。
そのうえで、いま世界で一番危険な人物は安倍だ、日本会議だと断じている。そのことをトランプにも教えている。安倍・日本会議への警戒心は、ワシントンのリベラルにも伝染していると見るべきだろう。
ここにトランプにひれ伏す日本国首相を見てとれる。
<加藤紘一の遺言>
日本会議に警鐘を鳴らした最初の人物は、加藤紘一である。大平正芳の秘蔵っ子で知られる。自民党最後のリベラル派だ。
彼はある時、靖国神社の歴史館に入って驚愕した。残念ながら筆者は、靖国を知らない。門前を通り過ぎたことはあるが、内部に入ったことがない。稲田ではない。したがって、遊就館という歴史館のことを知らなかったのだが、加藤はここを見て腰を抜かしてしまった。戦前の国家主義・侵略の歴史を展示して、まるで反省などない。
「このことが欧米に知られたら、日本は大変なことになろう」とコメントしたことを知って、筆者は初めて歴史館のことに気付いた。
この靖国・歴史観は、森や小泉・安倍に継承されている。「日本は天皇中心の神の国」という原始国家・祭政一致の天皇国家論で、戦後の日本国憲法を否定している。現代人は理解不能である。
加藤が森退陣を迫った理由であるが、彼の思いを中曽根や谷垣らが抑え込んでしまった。これが極右台頭の日本を可能にしてしまった。無念の極みであるが、いまはそのことをCIA・ワシントンから目をつけられてしまった。
ワシントンの奴隷を約束する日本政府の背景といえなくもない。加藤の遺言は、キッシンジャーに引き継がれている。
<大義なき政権>
国民は長州を知らない。田布施を知らない。国家神道を継承する神社本庁を知らない。侵略の震源地・右翼の源流についても、詳しいと言えない。
戦後の教育に問題があった。史実に蓋をする歴史教育に騙されてきた国民である。大義なき政権を受け入れてしまった日本国民に、責任の全てがあるが、国民に真実を伝えない新聞テレビや議会人に問題がある。
憲法違反と真正面に向き合おうとしない司法にも、問題の根が潜んでいる。支配層がこぞって真実に蓋をしてきた点に問題があった。
<CIAも知っている!>
大義なき政権を熟知しているのは、CIAである。CIAの暗躍がなければ、戦争責任者が政権を担当することなど想定できなかったのだから。日本の右翼政治を、このまま放任するCIAなのか。CIAに振り回される日本というのも悲しすぎるのだが。
政治家のいなくなった日本である。右翼の弱点を脅されながら、トランプにひれ伏す政権の日本に、夢も希望も生まれてこない。落ちるところまで落ちてゆくのか。戦前の原始的宗教カルトの跋扈を許す日本に明日はない。
2017年1月23日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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