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グローバル経済の旗手気取り(C)AP
安倍首相はTPPに固執 米中対立でも融和でも日本は孤立する トランプは悪魔か変革者か
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/197945
2017年1月20日 日刊ゲンダイ 文字お越し
アメリカと中国は、トランプが大統領就任前から火花を散らしてきた。20日まで開かれたダボス会議に、習近平国家主席が中国の最高指導者として初めて出席。参加した多国籍企業1000社のトップを味方につけるかのように「開放型の経済を発展させないといけない」と基調講演で訴え、「保護主義にはノーと断言すべきだ」と言い切った。
「米国第一」を掲げて保護貿易に走るトランプへのロコツな挑発だが、もっともトランプの挑発はより過激だ。中国を「為替操作国」と名指しで批判し、中国製品に高い関税を課す考えを繰り返す。「一つの中国に縛られる必要はない」とツイートし、閣僚候補からは米軍の台湾駐留プランまで飛び出す始末だ。
対中強硬政権の誕生前から米中関係はキナ臭いが、トランプは新たな中国大使に親中派を起用。中国が1兆ドルもの米国債を保有していることなどを理由に米中融和も根強く論じられている。
共産主義国がグローバル経済の旗手を気取り、“自由の国”が保護貿易に傾斜するとはハチャメチャだが、この倒錯状況こそ新時代に突入した世界の激流を物語る。
「安倍首相も新時代にふさわしい政策の転換を迫られているはずなのに、頓挫したTPPにとことん固執とは話になりません。先の4カ国歴訪でもTPP推進を説いて回ったようですが、離脱を表明したトランプ氏の反感を買うだけ。首相のしぶとさは、あくまで中国憎し。中国抜きのTPPを貿易上の対中包囲網とみているからでしょうが、その憎き相手がグローバル経済の旗手気取りとは皮肉な話です」(経済アナリストの菊池英博氏)
米中対立でも融和でも、勘違い首相は両国にはマトモなパートナーとは見なされない。このままだと、日本が孤立の道を歩むのは間違いない。
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