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2017年01月13日 「ジャーナリスト同盟」通信
<マニラ市民との興味深い対話>
フィリピンから正月の便り?が届いた。なかなか興味深い日本人との対話なので、紹介することにした。昨日、アメリカからの離脱を急ぐドゥテルテ大統領と会見した日本の首相は、早々に「5年間で1兆円の支援」を約束した。あと5年も首相を続けるつもりか、それとも自分の部下を後継者にするつもりなのか。ともかく嘘八百に手慣れているわが宰相を、警戒するマニラ市民のなかには、元日本軍慰安婦の抗議の声も聞こえた。
<気前のいい1兆円?>
「相変わらず気前がいいですね。日本の財政は破綻寸前でしょう?もちろん、フィリピンは大歓迎ですよ」
「日本の援助は財閥のヒモがついています。利益は彼らが吸い取ることになっていますから、財政破綻なんてどうってことありませんよ。しかし、心配してくれて感謝します。日本の借金は、本当に深刻なレベルであることは事実なんですから。まあ1兆円は今の日本国民の財布からだと、大変な負担ではありますよ」
「感謝感激!本当に日本の首相は優しい。むろん、狙いはあるんでしょうね。マニラ市民は、金の裏に武器弾薬に気付いていますよ。でもアメリカよりも少しはましだと判断しています」
<カジノで儲ける!金は心配無用?>
「政府は金のことは心配してませんよ。昨年末にカジノ解禁の法律を強行しました。自民・公明・維新がこぞって、特に首相がこれで金を作る、景気をよくする、と必死になって強行したものです。やくざは大喜び。カジノで1兆円、5年間で。心配いりませんよ」
「やくざですか。確かに日本のやくざがマニラに乗り込んできて、この国はハチャメチャになってしまいました。証拠は入れ墨ですよ。入れ墨に恐れおののく市民がいっぱい。これに挑戦したドゥテルテはダバオ市長から、大統領に当選できたんです。今のマニラはとても明るい街になっていますよ。日本の皆さんは、安心して観光に来てほしいですね。別にカジノに頼る必要などありませんよ」
「ことによると、こっそりと、日本のカジノや原発を押し売りしているかもしれませんよ。これは注意した方がいいですね」
「確かに原発の怖さは福島で承知してます。フィリピンはそんなに馬鹿でありません」
<慰安婦・ジャパ行きさんへのお返しです?>
「今回の日本の首相訪問に対して、一部の市民が抗議のデモを行いました。その中に慰安婦の女性もいましたね」
「そうです。日本の首相訪問に際しては、必ず元慰安婦が抗議の声を上げています。これは悲劇です。戦時中の歴史が蘇りますよ。レイテ戦やマニラ攻防で、フィリピン人の多くが殺害されています。政府レベルでは決着したことになっていますが、正直なところ、マニラ市民の心は複雑ですよ」
「慰安婦というと、韓国ということになっていますが、中国もすごい数の被害者がいます。ただし、文化の関係も災いして、彼女らは声を上げることが出来ない。多くは、僻地でこっそりと亡くなっているようです。戦争での捕虜の扱いも、中国は厳しく文革で叩かれたそうですよ。日本はもっとひどくて、捕虜になるなら死ね、ですからね」
「まだ70年前のことですよ。忘れてはいけません。我々は例の、ジャパ行きさんのことを記憶していますよ。今も悲劇のフィリピン女性はたくさんいます。このことを新聞もテレビも報道しない。おかしいですよ」
「古くは日本の女性も、唐(から)行きさんとして売春婦・慰安婦として売り飛ばされ、戦時中は逆に、アジアの女性を日本軍が慰安婦、戦後はやくざがジャパ行きさんとして、いまも日本の歓楽街で性奴隷として酷使していますね。許しがたいやくざです。そのやくざに鉄槌を加えるドゥテルテに国民は、全面的に賛同しています。やくざはいま震え上がっていますよ」
<首相夫人、ダバオでやくざ退治の現場見て!>
「今日13日は、ドゥテルテの故郷であるダバオを視察してますね。何を期待しますか」
「それはやくざ退治の現場と、やくざから自由を勝ち取ったダバオ市民の声を聞いてほしい。特にそう思います。今回は、いやらしい稲田ではなく、正式な夫人同伴ですから、女性の敵をよく見聞してもらいたい。それを日本において発信して欲しいですね。もうフィリピンにやくざの輸出はしないでほしい、そう思いますよ」
「事情はよくわかります。ぜひそうしたいものですね。ドゥテルテさんは、なかなかの知恵者ですね。それにしても、日本の首相は、冬は真珠湾とか東南アジアとか、季節的にいい場所を選んで旅を楽しんでいることになりますか」
<女性の敵はやくざの売春・賭博・覚せい剤>
「それにしても、フィリピン大統領の女性の敵壊滅作戦はすごいですね。脱帽です。女性の熱狂的支持も理解できますよ」
「もちろんです。私の周りの女性たちもみな大喜びですよ。戦後70年を経て、フィリピンにようやくまともな大統領誕生です。いま牢獄は入れ墨やくざで膨れ上がっています。それにしても、男でも入れ墨は不気味で怖いですよ。反省しないやくざを射殺する強い大統領が、あと何年続くものか。やくざも反撃しようとして躍起のようですから」
「やくざに真っ向から挑戦する大統領は、世界で初めてのことです。メキシコも同じようですが、やくざ・暴力団の抵抗が目立つ。その点で、フィリピンは本当にすばらしい。このことを首相夫人は腹を据えて見学、それを日本で語りつくしてもらいたいものです」
「マニラの売春・博打・麻薬の三悪は、東京から持ち込まれたものです。女性の敵がやくざですから、やくざを壊滅させれば、マニラはいい国際観光都市になりますよ。そうすれば、日本の女性観光客が増える。女性の天国になりますよ」
「うれしい明るい話です。感謝します。マニラに乾杯!ドゥテルテに乾杯!」
<インドネシア・ベトナムはいくら?>
マニラ市民との対話は、新聞テレビの報道と違って、中身の濃い内容である。
日本の戦争責任・戦後のやくざ被害を考慮に入れると、1兆円は高くはない。日本国民は汗して恩返しする価値があるのかもしれない。ただし、マニラ市民は、1兆円の影に隠れた軍事的野心にも気づいている。
第二の大東亜共栄圏構想である。このあとのインドネシアとベトナムでどれくらいのカネをばらまこうというのか。日本の金銭外交は、国民の巨額の借金・血税の中で強行されているという事実を忘れてはなるまい。
昨日、ベトナム共産党のトップが、中国の主席と交流する様子が、夜のトップニュースを飾っていた。日本の新聞テレビが、今回の金銭外交の真実をしかと報道できるか、日本国民の監視が求められる。
2017年1月13日記(ジャーナリスト・政治評論家)
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