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平昌五輪参加で揺さぶり 北が狙う「米韓分断」作戦の成否
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/220554
2018年1月5日 日刊ゲンダイ
珍しいスーツ姿で新年の辞(C)朝鮮中央通信撮影・共同
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の主導で韓国との南北連絡チャンネルが3日、1年11カ月ぶりに再開した。金正恩が新年の辞で口にした平昌五輪(2月9日開会)への参加意向を受けたもので、五輪成功が最重要課題の韓国の文在寅大統領は「北が我々の提案に応じたことを評価、歓迎する」と表明。南北高官級会談の9日開催に向けて動いている。唐突に態度を軟化させた金正恩の狙いは米韓の分断だ。
金正恩は元日に発表した新年の辞で平昌五輪について「民族の地位を高める。この大会の成功を心から望む。代表団の派遣も十分に可能だ」と言及。北朝鮮はフィギュアスケート・ペアの五輪出場枠を得たものの、出場意思を示さなかったが、29日までの正式登録で参加は可能だ。そこで金正恩はこの問題を協議するため、南北の担当者が早期に会う必要性を強調。韓国が即反応し、連絡チャンネル再開や高官級会談へとつながった。しかし、金正恩が純粋に五輪成功を願っているとは思えない。
コリア・レポート編集長の辺真一氏はこう言う。
「韓国は北朝鮮の五輪参加を拒むどころか、熱望しています。エントリー締め切りまで時間がありますし、IOC(国際オリンピック委員会)と協議するのが筋でしょう。にもかかわらず、韓国に対話を持ちかけたのは他の目的があるからで、五輪を人質に取る形で、米韓合同軍事演習の完全中止を迫るのではないか。五輪参加で韓国に花を持たせ、北朝鮮は実利を取ろうというのでしょう。金正恩委員長の狙いは斬首作戦などで圧力を加える米韓にくさびを打ち込み、米韓同盟を弱体化させることです。転んでもタダでは起きない北朝鮮らしいやり方ですが、韓国単独で演習中止を決めるのはまず難しい」
■北のレッドラインはICBMの実戦配備
金正恩の米国への敵意は相変わらずムキ出しだ。新年の辞で核弾頭を搭載したICBM(大陸間弾道ミサイル)の実戦配備を宣言。「米本土の全域は我々の核打撃射程圏にある。核のボタンは、常に私の執務室の机の上にある」「米国は決して我が国を相手に戦争を仕掛けられない」などと牽制した。ムキになったトランプ米大統領は「痩せて飢えている政権の誰か、どうか彼に伝えてやってくれ。私も核のボタンを持っているが、彼のよりはるかに大きくて強力だ」とツイートし、火花を散らしている。米メディアは北朝鮮がICBMの発射準備を進めていると報じ、今週後半か来週には試射されるとの観測も流れている。
「金正恩委員長はトランプ大統領を脅すつもりなのでしょうが、文在寅大統領は北朝鮮のレッドラインは核弾頭搭載ICBMの実戦配備だと発言しています。その上、核のボタンの在りかまでベラベラと明かしてしまった。浅はかで思慮の足りない人物ですよ」(辺真一氏=前出)
8日に金正恩は誕生日を迎えるが、9日の南北高官級協議が思い通りに運ばなければ、その報復措置としてICBM発射に踏み切る可能性がある。そうなれば、トランプも黙ってはいられない。
平昌五輪参加で揺さぶり 北が狙う「米韓分断」作戦の成否https://t.co/nPGdp0TXQz金正恩は元日に発表した新年の辞で平昌五輪について「民族の地位を高める。この大会の成功を心から望む。代表団の派遣も十分に可能だ」と言及。北朝鮮はフィギュアスケート・ペアの五輪出場枠を得たものの、出場意思を示
— Hikaru 星 光一 (@utopia_star) 2018年1月4日
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