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件名:<日印首脳会談>「一帯一路」けん制 共同開発、中国に対抗
日時:20170914
媒体:Yahoo!ニュース / 毎日新聞
出所:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170914-00000131-mai-pol
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<日印首脳会談>「一帯一路」けん制 共同開発、中国に対抗
安倍晋三首相とインドのモディ首相は14日の会談で戦略的な連携を深める姿勢を強調した。「一帯一路」構想で影響力の拡大を目指す中国を念頭に、日印が協力して、けん制する狙いが浮かぶ。
インドのモディ首相が安倍晋三首相を招いた13日の夕食会。アーメダバードの著名なレストラン「アガシエ」のテーブルの上には世界地図が広げられていた。2年前からの相互往来で、両首脳が地図を眺めながら戦略論を披露するのは恒例となっている。この日も最新の世界情勢について議論し「大いに盛り上がった」(同席者)という。
夕食会の詳細は明らかになっていないが、両首脳が念頭に置いているのは、中国の習近平国家主席が提唱した、アジアからアフリカまでを結ぶ現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」だ。港湾や道路などのインフラ開発を進め、スリランカ、バングラデシュ、パキスタンなどインド洋沿岸国で進める港湾開発は「真珠の首飾り」戦略と呼ばれ、インドが警戒を強めている。
安倍首相が掲げる「自由で開かれたインド太平洋戦略」は、中国の「不透明で排他的」な開発姿勢に対抗する意図がある。モディ首相が提唱するアジア重視の「アクト・イースト(東方重視)政策」と融合させ、戦略的な連携を強化する方針が14日に合意した共同声明に盛り込まれた。
声明で、二つの戦略の「相乗効果の象徴」と位置付けられたのがインド北東部の共同開発だ。
日本政府は、国道改良やバイパス新設などの「北東州道路網改善計画」に386億円の円借款を供与する。この地域の北側は、中国との国境に位置するが、現在も国境が画定しない係争地だ。
インド政府はこの地域の戦略的な重要性から日本の参入を強く求めた。外務省関係者は「誰も口には出さないが、道路があれば、有事にインド軍の輸送路になる」と説明。中国をけん制する意味合いがあるのは明白だ。日本政府は、インド西部のムンバイとアーメダバード間の新幹線技術を導入する高速鉄道建設でも1000億円の円借款を決めた。デリーとムンバイを結ぶ貨物専用鉄道でも既に日印は協力している。日本側は、将来的に北東州道路網と高速鉄道の間で、インドを横断するようにインフラ整備を進めたい意向だ。海路でも中国が開発に力を入れるミャンマー、スリランカ、イランの港湾の近傍で、日印で別の港湾の共同開発を模索する。
ただ、日印の戦略的な協力は始まったばかり。同行筋は「中国は線や面で開発しているが、日本はまだまだ点にすぎない」と語る。【ガンディナガル加藤明子】
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*:日本政府は、国道改良やバイパス新設などの「北東州道路網改善計画」に386億円の円借款を供与する。この地域の北側は、中国との国境に位置するが、現在も国境が画定しない係争地だ:
*:インド政府はこの地域の戦略的な重要性から日本の参入を強く求めた:
*:外務省関係者は「誰も口には出さないが、道路があれば、有事にインド軍の輸送路になる」と説明:
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