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インドとパキスタンが上海協力機構へ加盟、中露を中心に国々の関係が強まる中、米はテロ頼み
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201707020000/
2017.07.02 04:34:45 櫻井ジャーナル
インドとパキスタンが6月9日にSCO(上海協力機構/上海合作組織)のメンバーになった。すでに中国、ロシア、カザフスタン、キルギスタン、タジキスタン、ウズベキスタンは加盟済みで、アフガニスタン、ベラルーシ、イラン、モンゴルはオブザーバー国。さらに対話パートナーとしてスリランカ、アゼルバイジャン、アルメニア、カンボジア、ネパール、そしてトルコが名を連ねている。犬猿の仲と見られているインドとパキスタンが同時にメンバー国になったのは興味深い。
アメリカ、サウジアラビア、イスラエルを中心とする侵略戦争に対抗する形でロシア、中国、シリア、イランが強く結びついているが、ここにきてトルコやカタールも接近してきた。サウジアラビアは親イスラエル色を強めているが、それに伴って国内は不安定化、ここにきて治安部隊と武装グループの銃撃戦も伝えられている。
インドはBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)のひとつでロシアや中国との友好的な関係を築いてきたが、ロシア主導で中国とパキスタンの関係が強化されてくると、インドの情報機関RAW(調査分析局)はアメリカのCIA、イスラエルのモサドなどとパキスタンに対する破壊活動を始めたとする話が流れてくるようになった。
東南アジアでは5月23日にフィリピン南部、ミンダナオ島のマラウィ市でマウテ・グループやアブ・サヤフ、つまりダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)とつながる武装集団が制圧し、ロドリゴ・ドゥテルテ政権は同島に戒厳令を敷いて制圧に乗り出しているが、それだけでなく、インドネシア、マレーシア、タイなどでサラフィ主義者が活発に動き始め、ミャンマーでアウン・サン・スー・チー派から弾圧されているロヒンギャと呼ばれるイスラム教徒の中へ潜り込み始め、中国では新疆ウイグル自治区でもサラフィ主義者が破壊活動を準備ているとする話も伝わっている。
ロシアや中国は経済的なネットワークを張り巡らせ、アメリカを中心とする勢力は孤立しつつある。それをサラフィ主義者やネオ・ナチといった勢力を使った軍事侵略で破壊しようとしているが、それも限界に近づいている。
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