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香港のコンベンションセンターで開かれた香港返還20周年の記念式典で、行政長官の就任宣誓を終え、中国の習近平国家主席(右)と握手する林鄭月娥氏(左、2017年7月1日撮影)。(c)AFP/Anthony WALLACE
香港返還20年の記念式典、新行政長官が宣誓 習主席は強硬姿勢
http://www.afpbb.com/articles/-/3134142?cx_part=txt_topstory
2017年07月01日 14:35 発信地:香港/中国
【7月1日 AFP】中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は1日、英国からの香港(Hong Kong)返還20周年の記念式典に出席し、香港は以前よりずっと自由になったと指摘した一方、中央政府の権威に挑戦する動きは絶対に許さないと述べた。
香港のコンベンションセンターで開かれた式典ではまず林鄭月娥(キャリー・ラム、Carrie Lam)香港行政長官の就任宣誓が行われた。林鄭氏は中国国旗の下で宣誓し、習主席と握手した。
続いて演説した習主席は、中国共産党政権の権威を脅かす動きは絶対に許さないと述べ、現在の香港は歴史上の他のどの時代よりも広範な民主的権利と自由を持っていると指摘した。
前任者と同じく、親中派によって選出された林鄭氏はすでに中国政府のかいらいだと批判されている。香港では多くの人が、中国政府からの締め付けが厳しくなり、自由が制限されていることに腹を立てている。
香港返還時に英国と中国が署名した共同声明は返還後の香港に「一国二制度」の下で50年間の「高度な自治」を認めている。しかし中国外務省は30日、「もはや現実的な意味を持たない」との見方を示した。
中国政府は、香港の政治・メディア・教育などさまざまな分野に干渉していると批判されている。香港の人々は保障されたはずの自由が脅威にさらされていると恐れている。
■民主派のデモ行進、親中派に襲われる
香港返還記念式典の会場近くでは1日、中国で民主化運動が弾圧された1989年の天安門(Tiananmen)事件を記念して行われた民主派の小規模なデモ行進が親中派のデモ隊に襲われた。
デモ行進の参加者らが例年と同様に作り物のひつぎをコンベンションセンターの方に運ぶ準備をしていたところ、通りの反対側から走ってきた男がそのひつぎを蹴った。旗を振る親中国派の人たちがデモ行進の行く手を阻んでもみ合いになった。警察は双方を引き離し、複数の民主化活動家を拘束してワゴン車で現場から連れ去ったが、すぐに解放した。(c)AFP/Elaine YU, Michelle YUN, Aaron TAM
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