http://www.asyura2.com/17/kokusai19/msg/604.html
Tweet |
露軍の情報機関がハッキングを試みたとする資料を持ち出した人物に情報の信憑性を判断できたか
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201706050000/
2017.06.06 17:42:41 櫻井ジャーナル
2016年に行われたアメリカの大統領選でロシア軍の情報機関GRUはハッキングを試みたとするNSAの秘密文書に関する記事をインターセプトが掲載した。記事を読んだ限りでは具体的な証拠が提示されているわけでなく、その信憑性は不明だ。
この記事を掲載したインターセプトはグレン・グリーンワルド、ベッツィー・リード、ジェレミー・スケイヒルが2014年2月にスタートさせたメディア。アメリカの情報機関による国民監視システムの現状を明らかにする資料を外部へ持ち出したエドワード・スノーデンからその資料を前年6月に受け取ったのがグリーンワルドで、その資料がインターセプトの重要な資産であることは間違いない。資産ということは、公表された資料が全体の数パーセントにすぎないことを意味している。
インターセプトへNSAの資料を渡したと言われる人物は記事が掲載された数時間後、FBIによって逮捕されている。その人物の名前はリアリティー・ウィナー。できすぎだが、本名のようだ。
インターセプトから5月30日に連絡を受け、問題の資料のコピーを渡されたアメリカの政府機関は資料をプリントした6名を特定、そのひとりであるウィナーがインターセプトへ電子メールを送っていることを確認したという。
6名の使っているコンピュータを調べて判明したというが、全ての電子メールは記録されている。NSAならそうしたことをするまでもなく判明したはずだ。個人的な話で恐縮だが、今から20年ほど前、NSAの元分析官を取材した際、その人は決して電子メールや電話を使わなかった。
ウィナーは素人のように思えるのだが、経歴をみるとそうでもない。高校を卒業した後に軍隊へ入り、2011年3月に空軍の基礎訓練を終了、13年1月に空軍へ入り、秘密情報利用許可を受けている。NSAの仕事をしているプルリバス・インターナショナルへ入社したのが2017年2月13日で、その翌日にデイビッド・パードゥー上院議員のオフィスを訪問している。
もっとも、パードゥー議員を支持していたとは言えない。彼女が支援していたのはバーニー・サンダース上院議員で、ドナルド・トランプを嫌っていた。ロシアとの核戦争に向かって突進していたヒラリー・クリントンを支援している「リベラル派」とは違い、アメリカ社会について真剣に考えてはいたのだろう。
しかし、CNNのアンカー、アンダーソン・クーパーのファンでもある。CNNを含むアメリカの有力メディアは嘘を誤魔化すために嘘を塗り重ねてきた。嘘がばれたらさらなる嘘を大声で叫ぶという繰り返しで、巨大資本や富豪たちの単なるプロパガンダ機関だということを最近は隠そうともしていない。
それでも有力メディアを信奉している人は少なくないのだが、そうしたひとりがウィナーだ。機密情報を扱えるような人間には思えないのだが、秘密情報の利用許可を受けている。パシュトー語(アフガニスタンの公用語のひとつ)、ダーリ語(アフガニスタンで話されているペルシャ語)、ペルシャ語を話せるというが、それだけで許可がでるのだろうか?
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。