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サミットのトランプの言動がここまで酷かったとは驚きだ
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2017-06-04 天木直人のブログ
きょう6月4日の日経新聞が「G7の舞台裏」としてさきのG7におけるトランプの言動の数々を教えてくれている。
まず、サミットの歓迎式典がトランプの遅刻で10分遅れ、はじめから不穏な空気が漂ったという。
首脳会議にはシェルパと呼ばれる首脳の個人代表しか入れないから、各国の随行団は別室で映像を見て議論を見守るのが慣例であるが、その映像の音声が突然途切れる場面があったという。
シリア、ウクライナ、自由貿易、地球環境問題などに関するメルケル首相ら欧州首脳とトランプの応酬は異例の激しさだったという。
トランプだけがヘッドホンをせずに、話を聞かない場面がたびたびあったという。
トランプだけがゴルフカートで移動する場面が目撃されたという。
これらは、これまでのサミット報道でも断片的に触れられていたことであるが、ここまでまとめて紹介されると、あらためて今度のサミットがトランプによってぶち壊されていたかがわかる。
同行した日本政府関係者は、「トランプが途中帰国しなかっただけ良かった」と話しているという。
ここまで酷かったとは思わなかった。
議長国イタリアのジェンティロー二首相が、終了後の記者会見で、異例のトランプ批判をしたのも頷ける。
ドイツのメルケル首相が、サミット後の講演で、「他国(米国)を頼れる時代は終わった」という衝撃的な発言をしたのもうなずける。
しかし、この日経の記事は同時に書いている。
そんな対立するトランプと欧州首脳の中を取り持ったのが安倍首相だったと。
英語も満足に出来ず、有効な政策も持たない安倍首相が、どうして仲を取り持てるというのか。
首脳会談の現場を知ってるのは安倍首相とシェルパだけだ。
「情報をもらう代わりに安倍首相の活躍ぶりを宣伝する」という、取引記事の典型である(了)
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