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北朝鮮ミサイル発射 専門家「対話に向けた条件闘争」〜平岩俊司「「北朝鮮は米国との対話がどこかで必要だと考えており…」/nhk
5月29日 16時08分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170529/k10010999161000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_006
北朝鮮による今回の弾道ミサイルの発射について、専門家は、国際社会の圧力に屈しない姿勢を示すとともに、今後のアメリカとの対話を見据えて、ある種の条件闘争に出ていると分析しています。
北朝鮮情勢に詳しい南山大学の平岩俊司教授は、北朝鮮が29日朝に弾道ミサイルを再び発射した狙いについて、「技術の向上というのが基本にあると思うが、G7サミットで国際的に圧力を強めていく姿勢が見られ、アメリカが空母を展開させる中で、そうした圧力には屈することはないという強硬な姿勢を示した」と分析しました。
そのうえで、「北朝鮮は、アメリカとの対話がどこかのタイミングで必要だと考えており、そのタイミングを探っているのが今の状況だ。明確な形でアメリカへの脅威を示せば、北朝鮮が望む形で対話に応じることを期待していて、対話に向けたある種の条件闘争を行っている」と指摘しました。
また平岩教授は、今後、国際社会も北朝鮮との対話を模索する必要があるという見方を示しながら、「対話のための対話ではなく、明確な形で北朝鮮に核放棄を迫るような対話にしていかなければならない。国連安保理決議をしっかりと実施し、圧力を加えることで、北朝鮮に姿勢を変えるよう働きかけていくしかない」という考えを強調しました。
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