http://www.asyura2.com/17/kokusai19/msg/398.html
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石油は、中国が商取引を通じて送っているわけではなく、日中韓が資金を出し合って対北朝鮮経済支援として送られているものなので止まることはない。
石油を止めるという判断は、これまでの対北朝鮮交渉をすべてひっくり返すことを意味するだけでなく、戦争へのトリガーを引くことでもあるから、中国が石油供給を止めることは絶対にない。
しかし、高英起氏は、文章を書いていてフシギに思わないのかな。
軍事優先の国家でガソリンやディーゼル油が民間の手で買い占めできる状況は、あまりにぶっ飛んだ奇妙な話である。
軍事優先の独裁国家で、民間が貴重な軍事物資である燃料を買い占めているというのは恐ろしく異常な事態である。最重要軍需物資である燃料の買い占めさえ取り締まれない国家は独裁でもなんでもない。
書かれている出来事が事実なら、北朝鮮は、自由主義的経済政策で、石油も不足しているわけではなく余裕があるという話になる。
まあ、太陽節で取材に入った西側メディアの報道を見てもなお、北朝鮮が厳しい経済制裁を受けていると思ったひとはメクラ同然なのだが...
「「金正恩は本当は米国が好きで仲良くしたがっている」=元NBAスーパースターが語る―英メディア」
http://www.asyura2.com/17/kokusai19/msg/389.html
より:
「ロッドマン氏によると、2013年2月に初めて訪朝した際には無味乾燥で淀んだ共産主義感があったが、3度目の訪問から天地をひっくり返すほどの変化が生まれたという。「平壌には新たな建物が次々に建ち、今も多くのマンションやホテルが建設されている。そして世界最大のウォーターパークのほか、スキー場や大きなボウリング場もある。金委員長はすべて北朝鮮国民のために行動している」と語った」
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北朝鮮で「ガソリン買い占め」拡散…制裁で混乱広がるか
高英起 | デイリーNKジャパン編集長/ジャーナリスト 5/11(木) 6:33
北朝鮮当局は先月19日から、首都・平壌でガソリン販売の制限を始めたとAP通信が伝えている。これは、中国が北朝鮮の対する圧力の一環として、原油輸出を止める可能性を踏まえた措置と思われる。
「イカ釣り戦闘」影響
これにより燃料価格が高騰しているとの情報も伝えられる中、一部の商人らによる燃料の買い占めが連鎖的に広がっている様子も伝わってきた。
咸鏡北道(ハムギョンブクト)のデイリーNK内部情報筋によれば、現地ではガソリンやディーゼル油の買い占めが起きているという。
高値で売り抜けて利ザヤを稼ごうとの思惑からと思われるが、同時に、間もなくイカ漁のシーズンが始まるという事情もある。
北朝鮮の東海岸では、6月中旬から10月まで「イカ釣り戦闘」が大々的に行われ、各地から出稼ぎの労働者や商人が集まり、大賑わいとなる。
(参考記事:北朝鮮でゴールドラッシュならぬ「イカラッシュ」…漁村はてんやわんやの大騒ぎ)
しかし、いくらイカの群れがやって来ても、沖まで出る船を動かせなければ、何の意味もない。1年の収入のほとんどをイカ漁とハタハタ漁に頼っている漁師の間では不安が高まっている。燃料が確保できず出漁回数を減らせば、その分収入が減るからだ。
国営の水産事業所としても、漁獲の減少は経済的にも政治的にも打撃だ。そこで事業所は「トンジュ(金主)」と呼ばれる新興富裕層と結託し、国の貯蔵施設にあるディーゼル油の買い占めに走っている。トンジュは、江原道(カンウォンド)の文川(ムンチョン)などにある貯蔵施設を回り、1人あたり30〜40トンのディーゼル油を購入。それを水産事業所に納入しているという。
事業所がトンジュと結託するのは、燃料の買い占めが、国家の計画経済から逸脱する行為と見なされるからだと思われる。計画経済は実質的には破たんしているのだが、たとえタテマエであっても、行政機関同士の歩調は合わせなければならないのだろう。
しかし、お上がこんな具合とあって、買い占めは民間にも拡散。8〜12馬力の小型漁船を持つ個人の船主らも、燃料確保にわれ先に乗り出しているという。
もっとも、中国が北朝鮮への原油の供給を止めるかどうかは、今もって未知数だ。新たな核実験が行われて情勢が極度に悪化しても、果たして全面ストップまでいくかどうか。
それでも、米中首脳間などで交わされた対北朝鮮制裁をめぐるやり取りが、このように北朝鮮経済に心理的圧力として作用しているというわけだ
(参考記事:「中国に見捨てられたら一巻の終わり」北朝鮮で広がる不安)
ちなみに自動車用のガソリン価格については、値上がりの影響が限定的であることを示す情報も聞こえてくる。
先週末に中国にやって来た咸鏡南道(ハムギョンナムド)の住民は、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)に対し、咸興(ハムン)から中朝国境に面した両江道(リャンガンド)の恵山(ヘサン)までワンボックスカーのタクシーで移動したら、運賃は100元(約1640円)で以前と変わらなかったという。
いずれにせよ、情勢の影響で不安がいっそう拡大するようなら、北朝鮮国民の金正恩体制に対する不信が強まる可能性がある。
(参考記事:「いま米軍が撃てば金正恩たちは全滅するのに」北朝鮮庶民のキツい本音)
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20170511-00070805/
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