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5月10日、複数のホワイトハウス当局者によると、米連邦捜査局(FBI)のコミー長官が解任された背景には、トランプ大統領が以前から同氏への怒りを募らせていたことがあるが、電撃解任に至った決め手は長官が上院司法委員会での証言内容を大統領らに事前に知らせることを拒否したことだった。写真はワシントンで3日撮影(2017年 ロイター/Kevin Lamarque)
究極の疑惑隠しであるコミーFBI長官の電撃解任
http://kenpo9.com/archives/1431
2017-05-11 天木直人のブログ
きのう早朝のNHKニュースが、トランプ大統領がコミーFBI長官を解任したという速報を流した時、これは究極のロシア疑惑隠しだと直感した。
そして、その事をきのうのメルマガでも書いた。
というのも、私の頭には、数日前ほど前に読んだ日経新聞の「点検トランプ政権100日C」の記事が頭に残っていたからだ。
そこには米紙ワシントンポストの元記者であるカール・バーンスタイン氏が、FBI関係者から聞いた話として、トランプ側近らがロシアと結託してサイバー攻撃でクリントンの追い落としを図った疑惑がある、と4月21日のCNNニュースで爆弾発言をし、米国内で大問題になっていると書かれていたからだ。
ロシア疑惑問題はおさまったどころか、どんどん拡大しているのだ。
バーンスタインは、これが真実ならトランプ政権を吹き飛ばすだけの破壊力があるとその記事で語っていた。
いうまでもなく、バーンスタイン氏は、ボブ・ウッドワード氏と共に1972年のウォーターゲート事件(筆者註:ニクソン陣営が、野党民主党の本部『ウォーターゲート』を盗聴し、それが発覚した後にもみ消そうとした事が内部告発によって発覚し、ニクソン大統領が引責辞任に追い込まれた事件)をスクープ報道した記者だ。
その言葉は重い。
そして読売新聞の記事は最後はこう締めくくられていた。
「強気な大統領をよそに、FBIは今回の疑惑について捜査を続けている。火種は絶えない」と。
この読売新聞の記事が私の頭から離れなかった。
その矢先のFBI長官の電撃解任のニュースだ。
一夜明け、今日の各紙は一斉にそのことを書いた。
朝日に至っては、「第2のウォーターゲート」、「議会反発 弾劾の可能性も」とまで書いている。
トランプ大統領は、「いい仕事をしていなかったからだ」、「これでみなが喜ぶことになる」などと、いつものトランプ節をツィッターしているらしいが、これは究極の疑惑隠しだ。
米国大統領が、ここまでモラルハザードを起こしているということだ。
もはや手遅れかもしれないが、トランプ大統領に心酔する安倍首相が真似をしない事を祈るばかりである(了)
◇
FBI長官解任、上院証言の事前説明拒否が契機=米政権当局者
http://jp.reuters.com/article/usa-trump-comey-decision-idJPKBN187086
2017年 05月 11日 11:39 JST
[ワシントン 10日 ロイター] - 複数のホワイトハウス当局者によると、米連邦捜査局(FBI)のコミー長官が解任された背景には、トランプ大統領が以前から同氏への怒りを募らせていたことがあるが、電撃解任に至った決め手は長官が上院司法委員会での証言内容を大統領らに事前に知らせることを拒否したことだった。
大統領とセッションズ司法長官、ローゼンスタイン司法副長官は、5月3日に上院司法委員会で予定されていた公聴会で証言する内容について事前に説明するようコミー氏に求めていたが、同氏はこれを拒否したという。この公聴会では、昨年の大統領選で民主党候補だったクリントン元国務長官の私用メール問題に対するコミー氏の対応について証言が求められていた。
議会での証言内容を上司に事前に知らせることは一般的に礼儀とされる。
ホワイトハウス当局者は、大統領と側近らが事前説明を拒否したコミー氏の行為を命令違反とみなし、同氏に職務遂行能力がないとの印象を受けたことから、今回の電撃解任につながったとみる。
トランプ政権は9日、コミー長官の解任について、クリントン氏の私用メール問題への対応が理由だと説明した。
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