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中国ではフェイクニュースが次々と(C)AP
ネット上で拡散「金正恩がジムで撃たれて重傷」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/203791
2017年4月18日 習近平「アジア皇帝」への野望 近藤大介 「週刊現代」編集次長 日刊ゲンダイ P10 文字お越し
今からちょうど1週間前の4月11日、中国全土で一斉に次のような「ニュース」が、WeChat(中国版LINE)で拡散された。
〈韓国KBS通信社の速報! 北朝鮮の最高司令官である金正恩将軍が、今朝早くスポーツジムで、ボディーガードの朴関錩(37)に撃たれて重傷を負い、病院に運ばれた。朴はその場で射殺された。その後、朝鮮人民軍次帥の崔竜海将軍が平壌テレビで「政権継承」を宣言。国境付近では緊張が続いている。また、平壌に24時間の戒厳令を敷いた。間もなく核実験も行うという〉
よく読むと、テレビ局のKBSが通信社になっていたり、元帥の金正恩が将軍に、朝鮮中央テレビが平壌テレビに変わっていたりして、フェイクニュースであることは一目瞭然だ。それでも記事には、本物の崔竜海次帥の写真が添えられていたりして、「すわ、ついに北朝鮮有事か!?」と中国人は色めき立ったのだった。
思えば、2013年の年末にも、「金正恩逮捕!」というフェイクニュースが中国のネット上で流れた。その時は、叔父の張成沢党行政部長を処刑した罪で、血まみれになった金正恩が、両腕を屈強な警官に掴まれて、刑場に引かれていく写真が付いていた。
なぜこんなものが出回るかといえば、それはひとえに中国人が金正恩委員長をバカにしているからだ。かつて中国人は金正恩を「金三胖」(ジンサンパン=金家の3代目のデブ)と呼び、「金三胖」をあげつらうサイト「金正恩bar」には10万人も参加。「金三胖がいかにアホな指導者か」を日々論じていた。
ところが15年10月10日の朝鮮労働党創建70周年で訪朝した劉雲山常務委員に、北朝鮮が猛抗議したことで、中国のネット上で「金三胖」は使用禁止用語となり、検索不能となった。
すると今度は「金四胖」(ジンスーパン)なるニックネームで再登場。その意味するところは、「金三胖時代よりさらに一回り太ったので金四胖」なのだという。
中国のネットで「金四胖」を検索すると、100万件以上ヒットし、書くのもはばかられるような内容が満載だ。それらを見るに、上記のフェイクニュースが万一、現実のものとなれば、中国人は歓喜すること間違いない。(つづく)
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