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[FT]印ATM再び紙幣不足、現金社会脱却に壁
2017/4/17 15:06日本経済新聞 電子版
Financial Times
インドのATMで再び現金が枯渇している。モディ印首相が大半の紙幣を突然廃止してから5カ月がたつが、インド準備銀行(中央銀行)は通貨を流通させる努力を怠っているとの非難がわき起こっている。
政府関係者は高額紙幣の廃止後、現金供給は通常の状態に戻ったと繰り返し主張している。取引額の半分以上で紙幣が使われる同国は、紙幣廃止後に深刻な流動性危機に陥った。
インドでの紙幣流通量は廃止前の3分の2にとどまっている(昨年11月、ハイデラバード)=AP
だが、今月に入りムンバイやバンガロール、チェンナイ、プネのATMが現金不足に陥ると、アナリストらは、準備銀は紙幣発行のペースを緩めるのが早過ぎたと指摘した。紙幣流通量は現在、廃止前の水準の3分の2にとどまっている。
クレディ・スイスのリサーチアナリスト、アシシュ・グプタ氏は「政府は経済における現金の量を減らしたがっている」とした上で、「政府は新たな均衡では(現金比率を)引き下げたいと望んでいる」と話す。
また、紙幣に「希少価値」が生じる可能性があることから「ため込む傾向が強まっている」と指摘した。
紙幣廃止は、腐敗や「ブラックマネー」の摘発を目的とするだけでなく、国民の半分しか銀行口座を持たない同国をデジタル決済社会に移行させる取り組みでもあるとうたわれていた。だが、紙幣廃止はかえってこの目的を脅かしているかもしれない。
アンビット・キャピタルのシニアエコノミスト、リティカ・マンカー氏は「現金を手に入りにくくすることで、必ずしもデジタル取引を拡大できない」とした上で、「これでは経済活動を窒息させるだろう。その大半が非公式経済だからだ」と指摘した。
同氏はまた、インドでは大部分が現金ベースである非公式経済が雇用で70%、国内総生産(GDP)では40%を占めると述べた。
インド準備銀行のある関係者によると、4つの造幣所の職員は24時間体制で2000ルピー札と500ルピー札を印刷している。
準備銀のデータでは1月以降、流通通貨の量が最低時の8兆9000億ルピー(約15兆円)から2月17日には11兆3000億ルピーへと安定して増えている。だが、これは昨年11月8日の高額紙幣廃止以前の量の3分の2に満たない。
通貨供給量の増加ペースは今年に入り減速した。1月13日までの1週間は5.9%だった増加のペースは、2月24日までの1週間には2.8%に低下した。準備銀はコメントの要請に応じなかった。
■紙幣をため込む銀行
マンカー氏は、現金が不均衡に分配されているため、このデータは現実を反映していないと指摘する。
同氏は「インド準備銀行は基本的な情報を公開しようという信念のない中銀のように振る舞っており、これは良くない」とした上で、「国全体の紙幣再流通の道筋を国民に示すべきだ」と述べた。
ATMの管理業者によると、銀行は紙幣をより広く分配しないで、自らの顧客用にため込んでいる。
同国で4万台以上のATMを管理するFSSのリテールサービス部門長、V.バラスブラマニアン氏は「供給は十分に増えていない」とした上で、「引き出し制限があったが、3月に制限が解除されるやいなや人々はより多くの現金を引き出し始めた」と述べた。
同国の現金管理業者の業界団体「キャッシュ・ロジスティクス・アソシエーション」によると、ATMの稼働率は処理能力の65%という。
同国最大のATM管理業者であるCMSは「現金に回帰する人がかなり増えており、結局また現金不足に陥っている」と述べた。
By Aliya Ram
(2017年4月17日付 英フィナンシャル・タイムズ紙 https://www.ft.com/)
(c) The Financial Times Limited 2017. All Rights Reserved. The Nikkei Inc. is solely responsible for providing this translated content and The Financial Times Limited does not accept any liability for the accuracy or quality of the translation.
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM17H2E_X10C17A4000000/
世界最大の豚肉加工会社、移植向け部門新設−「人間と著しい類似」
Mario Parker
2017年4月17日 16:22 JST
豚肉加工で世界最大手の米スミスフィールド・フーズは、豚の部位の残った部分を使って移植のための組織や器官を育て、人間の命を救うことに役立てる考えだ。
中国の万洲国際(WHグループ)が傘下に置くスミスフィールドは、食肉処理時に生じるそうした部分を医薬品業界などで利用してもらうため、「スミスフィールド・バイオサイエンス」部門を設立したと12日に発表した。既に消化不良や甲状腺機能低下症などを治療するための医薬品開発を目指す企業に販売を行っている。
バイオサイエンス・グループのコートニー・スタントン副社長は、DNAなど「豚と人間の間には著しい類似性がある」と電子メールで説明した。
原題:World’s Largest Pig Producer to Look at Human Organ Transplants(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-04-17/OOJK956JTSE801
米中10年国債利回り格差、7カ月ぶり大きさ−中国GDP統計上振れ
Bloomberg News
2017年4月17日 16:39 JST
スプレッドは120bpと昨年9月以来の大きさ
人民銀は引き締めバイアス継続、元相場下支えへ−徳邦証の章国U氏
中国の10年物国債利回りは17日に上昇。米国債が値上がりする一方で、1−3月(第1四半期)の国内総生産(GDP)など中国経済指標が軒並み市場予想を上回った。
指標の中国10年債利回りは上海時間午後2時4分(日本時間同3時4分)現在、4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し3.41%。中国10年債の米国債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)は120bpと昨年9月以来の大きさになった。
徳邦証券の章国Uアナリスト(上海在勤)は、「直近の経済データが市場予想を上回り、中国債券市場が今後も圧力にさらされても驚きはない」と指摘。「成長モメンタムを踏まえると、中国人民銀行(中央銀行)は引き締めバイアスを継続し、いかなる緩和策も控える見通しだ。つまり、越境資金を呼び込む効果があり、人民元相場を下支えすることになるだろう」と述べた。
原題:China-U.S. Yield Gap at Widest in Seven Months on GDP Momentum(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-04-17/OOJM1E6KLVR401
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