http://www.asyura2.com/17/kokusai18/msg/861.html
Tweet |
興味深い記事 。「彼らは誰かを辞任に追い込むためにやったわけではなく、純粋に真実を追い求めるために頑張った」と→「記者」のみなさん、どうですか? 米国の高校で学生新聞が校長の学歴詐称を暴く 校長が辞任(立岩陽一郎) - Y!ニュース https://t.co/xe9QfaOvg0
― Shoko Egawa (@amneris84) 2017年4月6日
「記者」のみなさん、どうですか? 米国の高校で学生新聞が校長の学歴詐称を暴く 校長が辞任
立岩陽一郎 | アメリカン大学フェロー、調査報道NPO「iAsia」編集長
4/6(木) 9:09
https://news.yahoo.co.jp/byline/tateiwayoichiro/20170406-00069588/
校長の学歴詐称を暴いたピッツバーグ高校の学生新聞(オンライン)
米国の高校で、学生新聞が調査報道で自校の校長の学歴詐称を暴いた。校長は辞任。調査報道の盛んな米国でも高校生の頑張りに称賛の声があがっている。
自校の校長について調べたのは、カンザス州にあるピッツバーグ高校の学生新聞「ブースター・ルダックス紙」。地元紙が報じた内容によると、新たに校長として赴任したエイミー・ロバートソン氏について「ブースター・ルダックス紙」が取材。学歴に私立コーリンズ大学で修士号と博士号を取得と記していたので、その学歴に問題が無いか取材をしたという。
(参考記事:トランプの米国とどう向き合うか? (16)~トランプ大統領に毅然と対した米TVキャスターの気骨)
その結果、このコーリンズ大学は、教育機関として機能しておらず卒業資格を買うことが可能だということがわかったという。
http://www.kansascity.com/news/local/article142682464.html
取材班はロバートソン氏に取材結果を示してコメントを要求。その直後、ロバートソン氏が地元の教育委員会に辞表を提出したという。
教育委員会は辞表を受理し、再度、校長職の選考を再開する考えを示した。今後、ロバートソン氏と競った応募者らへの打診を行うということで、委員会は、「我々が求めているのは最良の人材であり、それは生徒が求めているものでもある」と話している。
(参考記事:トランプの米国とどう向き合うか? (9)〜トランプ政権誕生間近の米首都でジャーナリストの追悼式)
デスクとして取材を指揮した3年生のトゥリナ・ポールさんは、地元紙の取材に対して、「学校のトップになる人なので、その人間の適性を調べた」と話している。
学生新聞を指導している顧問のエミリー・スミス氏は、「学生を誇りに思う。彼らは誰かを辞任に追い込むためにやったわけではなく、純粋に真実を追い求めるために頑張ったものだ」と話している。
調査報道とは、政府や公的機関が発表したり、或いは発表する予定の内容を先んじて報じるのではなく、取材者が独自に資料や関係者にあたるなどして事実を掘り起こす取材を指す。欧米では最も価値のある報道とされ、特に米国で盛んに行われている。
(参考記事:トランプの米国とどう向き合うか? (24)~ お笑い番組 のトランプ政権批判に見る米メディアの気骨)
立岩陽一郎
調査報道を専門とする認定NPO「iAsia」編集長。1991年一橋大学卒業。放送大学大学院修士課程修了。NHKでテヘラン特派員、社会部記者、国際放送局デスクとして主に調査報道に従事。政府が随意契約を恣意的に使っている実態を暴き随意契約原則禁止のきっかけを作ったほか、大阪の印刷会社で化学物質を原因とした胆管癌被害が発生していることをスクープ。以後、化学物質規制が強化される。「パナマ文書」取材に中心的に関わった後にNHKを退職。「iAsia」編集長の他、公益法人「政治資金センター」の理事として独自の調査報道に取り組む。現在はアメリカン大学客員研究員としてワシントンDC在住。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。