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情報BOX:米軍のシリア攻撃に対する米政界の反応
[6日 ロイター] - トランプ米大統領は6日、米軍にシリアのアサド政権軍の支配下にある空軍基地に対するミサイル攻撃を命令した。シリアで今週、化学兵器を使用した攻撃が同基地から行われたと断定した。
シリア攻撃に対する米政界の反応は以下の通り。
<ライアン下院議長(共和党)>
適切かつ当然の行動。
長年にわたるシリアの危機解決は複雑な課題だが、アサド大統領は責任を負う必要があり、大統領の支持者に対しても、方針を変更するよう説得しなければならない。
<コーカー上院外交委員長(共和党)>
自国民に対する恐ろしい犯罪について、逃げおおすことはできないとアサド大統領に知らしめることが不可欠であり、今回の措置は適切だ。
今後は政権が議会に諮り、米国民に戦略を余すところなく明確に伝えることが重要になる。
<シューマー上院民主党院内総務>
卑劣な残虐行為に対しては、代償を払う必要があるとアサド大統領に分からせることは正しい。
戦略を策定し、実施前に議会と協議することはトランプ政権の義務だ。
<カーディン上院議員(民主党)、外交委員会メンバー>
トランプ政権によるシリアでの長期もしくは大規模な軍事作戦については、議会との協議が必要になると強調したい。
立法府と米国民に、今回の行動の法的根拠、追加的な軍事行動、全体的なシリア政策について通知するのは大統領の責任だ。
<ポール上院議員(共和党)>
われわれは皆、シリアでの残虐行為を非難するが、米国は攻撃を受けていない。(トランプ)大統領は憲法の定め通り、軍事行動について議会の承認を得る必要がある。
適切な議論のため、議会に出向くことを大統領に求めたい。この地域に対するわが国のこれまでの介入は、われわれの安全を高める何の役にも立っておらず、シリアでもそれは変わらない。
http://jp.reuters.com/article/mideast-crisis-syria-instant-idJPKBN1790K5?sp=true
ロシア、シリア攻撃を非難=「米ロ関係に重大なダメージ」【4/7 15:46】
【モスクワ時事】ロシアのペスコフ大統領報道官は7日、「プーチン大統領は米国のシリア攻撃を主権国家に対する侵略と考えている」と非難、米ロ関係に「重大なダメージを与える」と述べた。インタファクス通信などが報じた。
ロシアはシリアのアサド政権を支持。プーチン大統領は化学兵器が使われたとみられるシリアでの攻撃についても「根拠のない非難は受け入れられない」と述べ、米欧の対ロ非難に反発していた。
シリア空軍基地を破壊=兵士ら6人死亡、米ミサイル攻撃―ロシア、「侵略」と非難【4/7 17:13】
【カイロ、ワシントン時事】米軍が現地時間の7日に実行したシリアのアサド政権軍に対する巡航ミサイル攻撃で、同国中部ホムス県のシャイラト空軍基地はほぼ完全に破壊され、シリア兵ら少なくとも6人が死亡した。アサド政権軍にとって重大な打撃で、同政権の後ろ盾であるロシアは「主権国家に対する侵略で、米ロ関係に重大なダメージを与える」と非難した。
2011年にシリア内戦が始まって以降、米軍がアサド政権を標的に攻撃したのは初めて。トランプ米政権下で改善に向かうとみられていた米ロ関係の緊迫化は避けられそうになく、内戦をめぐる混迷も一層深まりそうな情勢だ。
シャイラト空軍基地は、ロシア部隊も駐留する西部ラタキア県の基地に次ぐシリア空軍の重要拠点。米軍の攻撃により滑走路や燃料庫、防空システムが損壊した。兵士数十人が負傷したとの情報もあるが、ホムス県の知事は「人的被害は大きくない」との見方を示した。
米国は、アサド政権が4日、北西部イドリブ県で猛毒神経ガスのサリンと疑われる化学兵器を使用し、多数の民間人を殺害したと断定。今回の攻撃でシャイラト空軍基地に巡航ミサイル59発を撃ち込んだ。在英のシリア人権監視団は、信頼できる筋の話として、化学兵器攻撃を加えたとみられるアサド政権軍の戦闘機は、この基地から出撃していたと述べた。
トランプ米大統領は6日、米中首脳会談のため滞在しているフロリダ州で声明を読み上げ、「化学兵器の拡散と使用を防止することは、米国の安全保障にとって死活的に重要な利益だ」と説明した。
〔アジア外為〕軟調=米シリア攻撃で安全資産に買い(7日)【4/7 17:05】
【シンガポール・ロイターES=時事】7日のアジア外国為替市場は、一部の通貨がドルに対して売られている。米国のシリア攻撃を受けて、投資家が安全資産買いに動いていることが背景。
韓国ウォンは一時1140.0ウォンと、約3週間ぶり安値をつけた。その後持ち直し、直近では約0.1%安の1133.80ウォン。
台湾ドルは3週間ぶり安値の30.700台湾ドルをつけた。直近では、0.2%安の30.627台湾ドル。
他の通貨はほぼ横ばい。一方インド・ルピーは約20カ月ぶり高値をつけた。
インド準備銀行(中央銀行)は6日、予想通りレポレートを6.25%に据え置いた。一方、リバースレポレートを5.75%から6.00%に引き上げ、市場を驚かせた。過剰流動性の吸収を図るための措置とみられるが、中銀がインフレ高進を一段と警戒していることが示された。
0508GMT(日本時間午後2時8分)現在のアジア新興国通貨の対米ドル相場と前日比は以下の通り
円 110.52 +0.25%
シンガポール・ドル 1.4018 +0.02%
台湾ドル 30.627 −0.22%
韓国ウォン 1133.80 −0.05%
タイ・バーツ 34.61 −0.25%
フィリピン・ペソ 50.180 −0.01%
インドネシア・ルピア 13330 +0.02%
インド・ルピー 64.41 +0.18%
マレーシア・リンギ 4.4350 −0.00%
人民元 6.8996 −0.02%
http://fx.dmm.com/market/news/
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