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中国、首脳会談前の攻撃に衝撃「トランプ氏は『強い人物』演出」
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM07H4O_X00C17A4000000/
2017/4/7 13:51 (2017/4/7 16:50更新) 日経新聞
米軍が6日夜にシリア空軍基地への攻撃に踏み切り、国際社会に衝撃が広がった。関係各国の政府は相次ぎコメントを発表し、主要メディアも論評記事を報道した。
【北京=高橋哲史】中国国営の新華社は7日、米軍のシリア攻撃を速報するとともに「トランプ米大統領は国内向けに自分が『強い人物』であるというイメージを示す必要に迫られていた」とする論評記事を配信した。習近平国家主席がトランプ氏との首脳会談に臨む直前の攻撃に、戸惑いも感じられる。
新華社の論評は米軍が突然、シリア攻撃に踏み切った背景に、トランプ氏が移民の制限などをめぐって「朝令暮改」を繰り返し、支持率が低下していることへの危機感があると分析した。
シリアへの攻撃をためらったオバマ前大統領の轍(てつ)を踏まず、自らにまとわりつく「親ロシア」のイメージを払拭する効果もねらったと指摘している。
中国政府が衝撃を受けているのは間違いない。習主席は6日夕(日本時間7日朝)、トランプ氏との首脳会談に臨むため米フロリダ州に到着したばかりだ。シリア問題の平和的な解決を主張してきた習主席が、米国に乗り込んだとたんに米軍がシリア攻撃に踏み切ったことで、メンツをつぶされたと感じてもおかしくはない。
一方で、事を荒立てないよう配慮しているフシもある。新華社の論評は「米国はこの種の攻撃で政治的な目的を達成したあとは、一般的に新たな軍事行動を取らない」と指摘した。今回の件を必要以上に騒ぎ立て、米国との関係悪化につなげたくないという本音も透ける。
【シドニー=高橋香織】オーストラリアのターンブル首相は7日、シドニーで記者会見し、米国によるシリアへの巡航ミサイル攻撃について事前通告を受けていたことを明らかにした。化学兵器の使用拠点となったシリア空軍基地への米国のミサイル攻撃を「よく計算され、標的を絞ったものだ」と評価。「米国の素早く、正しい対応を強く支持する」と言明した。
トランプ政権が各国にシリア紛争解決への協力を呼び掛けたことを受け、「紛争終結に向けて(アサド政権を支援している)ロシアを含め、すべての文明国が結束する必要がある」と語った。
【カイロ=飛田雅則】米軍による6日のシリアへの巡航ミサイル攻撃について、サウジアラビア国営通信(SPA)は7日、「米軍の攻撃を全面的に支持する」との外務省筋のコメントを伝えた。トランプ米大統領のシリア攻撃に対して「勇気ある決定だ」とたたえ、責任はアサド政権にあると続けた。
【カイロ=飛田雅則】アサド政権を支援するイランのイラン学生通信は7日、「米軍のミサイル発射は破壊的で危険な行為だ」との外務省報道官の談話を伝えた。
アサド政権はイランのシーア派と近く、イランはシリアへの影響力の拡大を狙っていた。イラン外務省報道官は「使用疑惑を理由とした米国のシリアの空軍基地への攻撃を非難する」と断じた。
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