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マレーシア元首相「北朝鮮との対話閉ざすべきでない」/nhk
4月3日 18時02分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170403/k10010935581000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_029
北朝鮮のキム・ジョンナム(金正男)氏が殺害された事件をめぐってマレーシアと北朝鮮が対立を深めたことについて、在任中、両国の関係強化に力を入れたマハティール元首相が「対話を閉ざさないことが重要だ」と述べ、北朝鮮を無用に刺激せず一定の関係を維持すべきとの見解を示しました。
キム・ジョンナム氏が殺害された事件をめぐり、マレーシアと北朝鮮はお互いに相手国民の出国を一時的に禁止するなど対立を深めましたが、両政府は先月30日、マレーシア人9人の出国と、警察の捜査対象となっていた北朝鮮国籍の3人の出国をそれぞれ認めることなどで合意しました。
これについて、在任中、ピョンヤンに大使館を設置するなど、北朝鮮との関係強化を進めたマハティール元首相がNHKの単独インタビューに応じ「マレーシアはいかなる対立も望んでおらず、9人が無事に帰国できたことを評価すべきだ」と述べました。
そのうえで、「対話を閉ざさないことが重要で、制裁や孤立化政策は悪影響しかもたらさない」と述べて、北朝鮮を無用に刺激せず、今後も一定の関係を維持すべきだとの見解を示しました。
マレーシア政府は今回の事件を受けて、北朝鮮との外交関係の見直しを進めていますが、ザヒド副首相も1日、「北朝鮮と断交はしない」と述べていて、これ以上の対立を避け、事態の収拾を図りたいマレーシア側の思惑があると見られます。
マレーシアは、2代目の首相で、現在のナジブ首相の父親にあたるラザク首相のもとで、それまでの親米的な外交政策のみならず、非同盟諸国との関係強化にも注力し、北朝鮮との間でも1973年に国交を樹立しました。
1981年から20年以上にわたる長期政権を担ったマハティール元首相は、こうした外交方針の中で北朝鮮との関係も重視し、在任最後の年の2003年に、クアラルンプールとピョンヤンそれぞれに両国の大使館が設置されました。
さらに、2009年にはお互いの国民がビザなしで渡航することを認め、キム・ジョンナム氏の殺害事件で両国関係が悪化した先月まで続けられました。
また、マレーシアは、北朝鮮との間で外交関係を持たない国が北朝鮮との協議を行う場としてもたびたび活用され、去年10月には、北朝鮮外務省の高官とアメリカ国務省の元高官が非公式に接触しています。核やミサイルの問題で国際社会から孤立を深める北朝鮮にとってマレーシアは数少ない友好国であった一方、北朝鮮関連の企業が外貨を稼ぐ場としても活用されてきたと指摘されていて、国連の報告書でもマレーシア国内にある企業が制裁対象として報告されています。
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