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中国・北京の釣魚台国賓館で共同記者会見に臨む米国のレックス・ティラーソン国務長官(左)と中国の王毅外相(右、2017年3月18日撮影)。(c)AFP/Mark Schiefelbein
米国務長官、中国外相と会談 北朝鮮対処で協力姿勢
http://www.afpbb.com/articles/-/3121941?cx_part=txt_topstory
2017年03月19日 07:44 発信地:北京/中国
【3月19日 AFP】中国を訪問中のレックス・ティラーソン(Rex Tillerson)米国務長官は18日、北京(Beijing)で中国の王毅(Wang Yi)外相と会談した。同国務長官は地域の緊張が「危険なレベル」に達していると述べ、北朝鮮の核開発計画がもたらす脅威への対処で中国と協力する姿勢を示した。
ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は先に中国が北朝鮮をまったく制御していないと非難し、中国側は米政府が敵意をあおっていると発言していたが、ティラーソン国務長官と王外相が会談後に行った共同会見の両者の口調は著しく融和的だった。
ティラーソン国務長官は、王外相との会談後、「われわれは、朝鮮半島の緊張が現在非常に高いという見解と感覚で一致しており、事態はかなり危険なレベルに達している」「北朝鮮政府が現在とは別の道を選び核兵器開発から遠ざかるようにすることができないものか、われわれは協力して見ていく」と述べた。
日本と韓国を訪問した後18日に中国に入った同国務長官は先に、米国は『失敗した』戦略的忍耐の政策に今後は従わないと述べ、北朝鮮に対する米国の軍事行動が「選択肢にある」と警告していた。
しかしティラーソン国務長官は、今週の発言を王外相にたしなめられたのか、同外相との共同記者会見では強硬な発言を控えた。
王外相は、同国務長官との共同記者会見で、「米国の友人たちを含む関係者全員が冷静に包括的な状況判断を行い、賢明な決断に達することを願う」と述べた。
しかし両者とも北朝鮮に関する具体的な次のステップについては言及しなかった。ティラーソン国務長官は、中国が呼びかけ、米政府がすでに拒絶した北朝鮮との対話をはっきりと支持する姿勢は見せなかった。(c)AFP/Patrick BAERT
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