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(回答先: キム・ジョンナム氏の指紋情報 日本が提供〜韓国政府もマレーシア政府からの照会を受けて指紋を確認/nhk 投稿者 仁王像 日時 2017 年 3 月 13 日 06:35:07)
キム・ジョンナム氏殺害から1か月 捜査難航 難しい対応も
3月13日 4時54分 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170313/k10010908891000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_015
北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長の兄、キム・ジョンナム(金正男)氏がマレーシアで殺害されてから13日で1か月となります。捜査は、事件を主導したとされる容疑者らが、すでに出国していることなどから難航する一方、事件をめぐるマレーシアと北朝鮮の対立は外交問題に発展していて、マレーシア政府は難しい対応を迫られています。
キム・ジョンナム氏は先月13日、クアラルンプール国際空港で猛毒のVXによって殺害され、これまでに実行犯のベトナム人のドアン・ティ・フオン被告と、インドネシア人のシティ・アイシャ被告の2人が殺人の罪で起訴されています。
しかし、事件を主導したとされる北朝鮮国籍の容疑者4人は事件当日に出国し、すでに帰国したと見られ、北朝鮮大使館にとどまっていると見られる2等書記官と、国営航空会社の職員に対する事情聴取の要請についても大使館側は拒否していて、警察は捜査対象者への接触ができず、捜査は難航しています。
一方、北朝鮮は警察の捜査を批判し、国内に滞在するマレーシア人の出国を一時的に認めない措置を取ったことから、外交官とその家族9人が出国できなくなるなど、外交問題に発展しています。
マレーシア政府は、対話による問題の解決を目指していますが、地元の新聞は、北朝鮮が9人の出国と引き換えに、2等書記官と国営航空会社の職員の帰国を要求していると伝えていて、マレーシア政府は難しい対応を迫られています。
外交特権に阻まれ捜査難航
警察の捜査は外交特権などに阻まれ、難航しています。
今回の事件では、実行犯のフオン被告とアイシャ被告の2人が殺人の罪で起訴されましたが、2人に指示を出すなど、犯行を主導したとされる北朝鮮国籍の容疑者4人は事件当日に出国し帰国したと見られています。
警察は今もマレーシア国内にいると見られる北朝鮮国籍の3人から事情を聴きたいとしていて、このうち国営の航空会社の職員については拘束のための令状を取りました。
北朝鮮大使館の2等書記官については、北朝鮮側の協力が得られず、実現していません。
警察は3人が北朝鮮大使館の中にいると見ていますが、大使館などの在外公館は国際条約で、大使の許可なしに現地の国の当局が立ち入ることはできないと定められているため捜査は進んでおらず、長期化の様相を呈しています。
地元の中国語の新聞、中国報の事件担当デスク、リョン・コックジウンさんは「実行犯の女2人とやり取りをしていたのは、すでに出国している4人で、警察が事情聴取を要請している3人と、女2人に直接的な接点はなかったと見られる。さまざまな謎が残されているが、事件がなぜ起きたのか永遠に解明されることはないだろう」と話しています。
東南アジアで北朝鮮への反発広がる
今回の事件を受けて、これまで北朝鮮と比較的友好な関係にあった東南アジアの各国では、北朝鮮への反発が広がっています。
事件が起きたマレーシアをはじめ、殺人の罪で起訴された女2人の出身地のインドネシアとベトナムは、いずれも北朝鮮と国交のある北朝鮮の友好国でした。
しかし、事件のあと、マレーシア政府は外交関係の見直しを行い、これまで認めていた北朝鮮の人たちに対する、ビザなしでの入国を認めない措置を取りました。
さらにマレーシア政府は北朝鮮の大使に対して、外交関係に関するウィーン条約の「好ましくない人物」に当たるとして国外への退去を求めました。
殺人の罪で起訴されたシティ・アイシャ被告の出身地、インドネシアでも、自国民が北朝鮮によって事件に巻き込まれたという認識が広がり、北朝鮮に対する不信感が強まっています。
首都ジャカルタにあるシンクタンク、戦略国際問題研究所のフィリップ・ベルモンテ所長はNHKの取材に対して、「北朝鮮は世界にとって脅威で、インドネシアも北朝鮮との関係に慎重にならざるをえない」と述べ、インドネシア政府が今後、北朝鮮との関係の見直しを迫られるとの見方を示しています。
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