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遺体引き渡しめぐり マレーシアと北朝鮮の駆け引き激化/nhk
3月2日 4時42分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170302/k10010895631000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_007
北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長の兄、キム・ジョンナム(金正男)氏が猛毒のVXで殺害された事件で、北朝鮮側は新たに代表団を派遣して、遺体の引き渡しを強く求めている一方で、マレーシア政府は親族に引き渡すという方針を崩さず、遺体の引き渡しをめぐる双方の駆け引きは激しさを増しています。
先月13日、マレーシアでキム・ジョンナム氏が猛毒のVXで殺害された事件で、マレーシアの検察当局は1日、実行犯の女2人を殺人の罪で起訴しました。
事件は、北朝鮮による組織的な関与などが大きな焦点となっていますが、北朝鮮は捜査はでっち上げだなどと激しく批判しています。
また、北朝鮮はリ・ドンイル元国連次席大使らを新たに代表団として現地に派遣し、マレーシア政府に対して、遺体を大使館を通じて引き渡すよう強く求めました。代表団は1日の日中、北朝鮮大使館から外に出ることはありませんでしたが、夕方には大量の食料が館内に運び込まれる様子が確認でき、大使館内にとどまっているものと見られます。
一方、1日、会見を開いたマレーシアの保健相は北朝鮮側と接触したことを明らかにしたうえで、「家族からDNAの提供を受け、身元が特定されるまで遺体を返還することはない。北朝鮮の要求を受け入れる必要はない」などと述べ、遺体はあくまで親族に引き渡すとの考えを強調しています。
キム・ジョンナム氏の遺体の引き渡しをめぐっては、息子のキム・ハンソル氏らが現地入りするという情報がたびたび流れながら、これまで実現しておらず、親族による身元確認にめどが立たない中で、遺体の引き渡しをめぐる双方の駆け引きは激しさを増しています。
一方、マレーシアの中国語の新聞、中国報は警察関係者の話として、拘束されている北朝鮮国籍のリ・ジョンチョル容疑者について、空港の監視カメラに写っていないうえ、起訴された2人との接点も判明しておらず、近く証拠が不十分だとして釈放され、国外退去処分になる可能性があると伝えました。
北朝鮮の観光当局事務所も閉鎖状態
北朝鮮は政府の観光当局の事務所を置くなど、歴史的に友好的な関係を保ってきたマレーシアを、東南アジアとその周辺での活動の拠点としてきました。
北朝鮮の観光当局のクアラルンプール事務所が作成したとするホームページによりますと、事務所ではマレーシアや、周辺のアジア各国の人々向けに北朝鮮の観光についての情報発信や、旅行の手配を行っているとしています。
しかし、クアラルンプール中心部の雑居ビルに入っている事務所の扉には、南京錠がかけられ、人が活動している様子は確認できませんでした。
同じ階で働いている女性は、この事務所について、「開いていたり、閉まっていたり、不規則で、客が来ているのは、ほとんど見たことがない。事件のあとはずっと閉まったままです」と話していました。
また、仕事で事務所が入るビルを、たびたび訪れているという男性は「以前は北朝鮮の男性2人が働いていましたが、何をしていたかは知らない」と話していました。
マレーシアのナズリ観光文化相は今回の事件を受けて、北朝鮮を「ならず者国家」と批判し、国民に対して、「何をされるかわからないので、訪れないほうがよい」と呼びかけるなど、北朝鮮とマレーシアの観光面での交流への影響は避けられないものと見られます。
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