http://www.asyura2.com/17/kokusai18/msg/263.html
Tweet |
クーデター誘発も 中国が本気で進める「金正恩拘束」作戦
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/199761
2017年2月18日 日刊ゲンダイ
後ろ盾がなくなった…(金正恩と習近平)/(C)AP
北朝鮮が金正男を暗殺したことに中国がカンカンになっている。正男を庇護していた中国は、これまで「正男に手を出すな」と金正恩に警告を発してきたという。なのに、完全にメンツをつぶされた形だ。ただでさえ“核実験”を続け、暴走する正恩を苦々しく思ってきた中国政府。いよいよ、正恩の“排除”に動きだす可能性が高まっている。
■北朝鮮を背後から動かす
金日成の時代から、中国は北朝鮮の後見役となってきたが、正恩体制になってからコントロールが利かない状態になっているという。中国との最大のパイプ役だった張成沢まで処刑されている。
「張に続いて正男まで殺され、中国は怒り心頭です」とは元韓国国防省北朝鮮情報分析官で拓殖大客員研究員の高永侮≠セ。
「核実験を続ける金正恩には、米国も危機感を強め、特殊部隊を送って殺害する“斬首作戦”を実施するのではないかという臆測が流れています。中国政府は米軍が侵攻する前に自分たちの手で決着をつけようと考えているはずです。そのほうが後々、北朝鮮に影響力を行使できるからです。一番手っ取り早いのは特殊部隊を出動させて正恩を殺害することです。しかし、いくら北朝鮮でもさすがに他国のトップを殺したら国際社会から批判される。可能性が高いのが、北の人民軍を動かしてクーデターを起こさせる作戦です。実は中国からは公安のスパイが貿易会社社員などになりすまして北に潜入している。彼らが人民軍を裏から操って正恩の宮殿に突入させ、逮捕・幽閉すれば一瞬で政権が転覆します。北朝鮮国内の裁判にかけ、死刑にすれば国際社会から批判もされない。その場合、正恩の後任は金正日の異母弟でチェコ大使の金平一、あるいは正恩の兄の金正哲を据えるのが最善策です」
ただ、中国はすぐに動かないという見方もある。今秋、5年に1度の共産党大会が開かれるからだ。中国政府が動くとしたら、大会終了後だという。
中朝関係に詳しい「週刊現代」編集次長の近藤大介氏によれば、中国では2つの北朝鮮政策が論じられてきたという。北の軍隊で米軍の侵攻を防ぐ「北朝鮮番犬論」と、米国を味方にして北を攻める「北朝鮮いけにえ論」だ。近藤氏が言う。
「ひと頃は“番犬論”が主流でしたが、米国がトランプ政権になったことで“いけにえ論”が息を吹き返しています。それも習近平、トランプ、プーチンの3者が北を経済封鎖するというのです。それでも正恩が従わない場合は、中国人民解放軍が北に侵攻する段取り。そのために中朝国境の鴨緑江に橋を完成させている。この橋を渡れば平壌までわずか200キロです。そのとき、米軍は空爆で協力すると思われます」
異母兄殺害で中国を本気で怒らせた金正恩。自分で自分の首にロープを巻いたことになる。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。