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イレーン・チャオ運輸長官 対中貿易のカギ握る中国系富豪
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/199529
2017年2月14日 日刊ゲンダイ 文字お越し
イレーン・チャオ運輸長官(C)AP
トランプ政権の閣僚は金持ちばかりだが、彼女もそのひとり。父・趙錫成は中国から台湾に亡命し、ニューヨークの海運会社「フォアモストグループ」を率いる大富豪だ。「米国で最も成功した中国系ファミリー」と呼ばれる。2012年、趙錫成が設立した財団がハーバード大に4000万ドル(約45億円)を寄付している。
●5万ドル 最近の報道によると、15年と16年にイランの反体制組織「ムジャヒディン・ハルク」の関連政治団体で講演を行い、わずか5分間の講演で1回当たり5万ドル(約560万円)のギャラを受け取っていた。同組織は1973年にテヘランの軍事顧問団中佐を殺害した過去があり、米国務省はかつて「カルト的なテロリスト集団」と呼んでいた。この組織で講演した人に共和党のニュート・ギングリッチや元ニューヨーク市長のルドルフ・ジュリアーニがいる。
経歴も華々しい。75年にマウントホリヨーク大で経済学を学び、79年にハーバード大経営大学院でMBAを取得。シティバンクに勤めたのち、83年にはホワイトハウス実習生に選ばれて研修を受けた。84〜86年にはサンフランシスコのバンク・オブ・アメリカで副社長を務めた。この間、共和党の資金集めに協力し、86年、33歳で連邦政府の運輸省海事管理局次長に就任。平和部隊団長、米国連合慈善基金総裁を歴任し、2001年、ブッシュ政権で労働長官に就いた。米国史上初めて入閣したアジア系女性として知られる。
●炭鉱事故 運輸省の次長のポストを獲得できたのは父親の海運ネットワークと財力のおかげ。米国内では労働長官就任について「かつて過酷な労働を強いられ米国政府に反感を抱いている中国人を懐柔する目的もあった」という見方がある。
ただし在任中の06年と07年にウェストバージニア州とユタ州で炭鉱事故が起き、計7人が死亡。事故前にチャオが100回以上の安全点検を中止させたという話がある。
●結婚 夫は93年に結婚した上院議員のミッチ・マコーネル(ケンタッキー州選出)。共和党上院院内総務の肩書を持つ上院のナンバーワンだ。党内きっての実力者の妻を閣僚に据えたため、トランプの政策が通りやすくなるのは間違いない。
2人の結婚式には趙錫成の同級生である江沢民国家主席(当時)のほか駐米代表らが出席。チャオ自身も中国人脈が豊富だ。トランプがチャオを入閣させたのは台湾寄りの姿勢をアピールして中国を牽制するためという声があったが、米経済界では米・中・台の貿易を活発化させるのが狙いとみられている。
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